昨夏発売のこのモデルにはSIMカードを2枚入れる事ができる。

つまり、私用XPERIAと社用AppleスマホそれぞれからSIMカードを抜いてコレに差し込めば、

両方のやりとりがこれ1台で完結するので、問題は全て解消するハズ！







●早速、社用・私用の2スマホの機能の統合を試みる

「やりたかった3つの事」と、その結果は下記の通りとなった。





やりたかった事①　2つの電話番号を使い分けられる様にする

【結果】SIMカードを2枚入れるだけで問題なくできた。


　通話する際、どちらのSIMで発信するかは都度選択する事も可能だし、固定する事も可能だった。

　また、どちらのSIMでデータ通信するかの設定も可能だった。

　僕は通話発信は「都度選択」、データ通信は「私用SIM」で設定した。

　私用回線はAUの5Gカケホーダイ+月30GB分の契約で、この端末のスペックをフルに活かせる。

　（もっとも、データ通信は毎月5GBくらいしか使ってない・・・）



　　　　

やりたかったこと②　私用・社用2端末の連絡帳、および私用写真・音楽・他各種データを移行

【結果】XPERIAはノーストレスで出来たが、Appleスマホからは出来なかった



　当然ながらXPERIA同士であれば全てのデータを何のストレスもなくワンタッチで移動できる。

　これは何通りも方法があるが、最近であれば端末接触させるだけでも全てのデータを移行できる。

　まあ、同じメーカー・同じブランドの端末なので当たり前で、

　AQUOSでもGALAXYでもHuaweiでも、多分Appleスマホでも同様の作業は楽勝だろう。

　しかし、異なる機種の場合はそうでもないらしい。

　予想通りAppleスマホから（キャリア外端末の）XPERIAへのデータ移行は難解だった。

　まず、AppleスマホはGoogleドライブにスムーズにデータ移動する事ができないみたい。

　一応、Googleドライブアプリは使える模様だけれど、

　機種変の場合は「Iなんとか」というAppleのストレージを介してアクセスしないとダメらしかった。

　まずは、そのIなんとかというサービス内容を調べ、さらにアカウントを作る必要があるそうだ。

　加えてその後詳細な移行方法の手順をひとつひとつ確認してやる事になる。

　ところが、例によってそのアカウントを作る作業が・・・全然直感的に出来ない。

　いつも以上に検索しないと判らない・・・いや、「検索してもよく判らない」

　30分ほど色々調べて、萎えた

　「あ、そうだ」

　android端末の場合「SIMカードに記録する方法」「SDカードに記録する方法」がある。

　同じ様な仕組みはAppleスマホにもあるんじゃいかしら？

　そう思って調べてみるが・・・AppleスマホはSIMカード電話帳は無いそうだ。

　さらに、驚いたことにSDカードは「そもそも使えない」らしい

　なんて不便なことだろう。

　データ移行しづらくして、ユーザーの囲い込みを図る戦略だろうか。

　「退会申請ボタン」がどこにあるのかよく判らないサブスクサービスを思い出す。

　「これはまいったね」

　まあ、Apple製品らしいっちゃあらしい事。

　ただ、こういう場合でも「同一のキャリア（通信会社）モデル」であれば、

　キャリアが提供する「引越しサービス」で簡単にデータ移行できる可能性はある。

　だいぶ前の話だが、他ブランドのandroidスマホから初のXPERIAにデータ移行する際も、

　AUの「引越しサービス」を使ったらノーストレスで移行できたし。

　しかし。

　今回の僕のXPERIAはキャリアモデルではなく「SONYで買ったSIMフリーモデル」。

　故に、キャリアの引越しサービスは利用できない・・・。

　結局、僕はAppleスマホからのデータ移行を諦めた

　どうせ、Appleスマホに入っているデータは社員の会社スマホ電話帳だけ。

　電話をかける可能性のある社員のプライベート番号は判っているし、

　僕の会社SIMは「受信専用」になるわけだし、要らんだろ、会社スマホの電話帳は。



　


やりたかったこと③　新XPERIAで私用・社用2アカウントのLINE運用

【結果】LINEアカウントは1端末で1つしか使えなかった

　SIMフリー・デュアルSIMモデルでも「国内版」XPERIAはLINEは1アカウントしか持てなかった。

<2021.4.20追記：カンタンな方法で2アカウント使えることがわかった！（→当該記事）>

（Appleスマホのアカウントは、新XPERIAには移行出来なかった。Appleスマホの問題ではなく、「1端末1アカウント」としているLINEの仕様による）


　Sonyストアで新端末を購入する際、「LINE2アカウント運用」の可否を店員に訊ねていた。

　店員も判らなかったので一緒にインターネット検索して調べ、

　「XPERIA1Ⅱ　デュアルSIMフリー端末については、特殊なアプリをインストールする事で

　LINE2回線運用が可能である」・・・という記事を確かに僕も見た。

　しかし、結果は前述の通り。

　インターネットに書かれていたのは「海外版のデュアルSIMモデル」の事だったのだ。

　僕の国内版モデルではそのアプリをインストールできず、故にLINE２アカウントは実現不能だった。

　他、「並行世界」とかいうアプリを使う手段もあるらしいが、

　私用LINEを使えなくなるリスクがかなり高いようなので諦めた。

　「しかし、会社LINEをやりとりできないのはちょっと困るな・・・」

　



●そこで「私用PC（VAIO Z）でLINE2アカウント利用できる様にした」

やり方はカンタン。

１アカウント目：私用アカウント

→通常のPC用「LINEアプリ」を利用。


２アカウント目：社用アカウント

→Googleクロームの拡張メニュー内の「LINE」を利用。


これで、1つのPCで2つのLINEアカウントを使える！







●と、いうわけで、移行作業はめちゃくちゃ苦労した上・・・

2スマホの機能を新端末に全部スッキリまとめられるには至らなかったけれど、

それでもマジで生き返った気分！！！

「期待していた以上にスッキリ」だ。

使いづらい端末の使用を強制される事は、相当なストレスだったらしい。

めちゃめちゃ忙しい時期と重なった事で何十倍にも倍加されたのだろうな。

ホント、我慢してAppleスマホ使い続けなくてよかった。

我慢し続けていたら、今頃僕は病院に入院してたかも知れない。







●なお、XPERIA１Ⅱ購入してから20日後に後継機種「XPERIA1Ⅲ」の発表があった

「とにかくデュアルSIM」というだけで、後は何も考えずに購入したXPERIA１ⅡデュアルSIMモデル。

購入してからじっくり見てみると、5G、4K HDR（21：9）、メモリ、ストレージ容量、カメラ、

スピーカー等、全ての内容で僕の想像のずっと上をいってる高性能モデルだった。

特に、画面とスピーカー・オーディオ出力に関しては感動を覚えるレベル。

しかし、今回発表されたは画面もカメラもスピーカーはそれを圧倒的に凌駕するという。

かなりびっくり。

すげえ。

ほしい。

まあ、キャリアモデルの場合、メモリは内臓ストレージ容量は僕のデュアルSIMモデルが上かも。

でも、SIMフリーデュアルSIMモデルは、僕のモデルよりさらに相当強化されていて、

もしかすると世界最強を競っているGALAXYやHuaweiのフラグシップモデルを上回るかもだ。




・・・まあ、XPERIAファンで他メーカーをさんざんこき下ろしている僕だけど、

GALAXYファンの人はGALAXYが、AQUOSファンの人はAQUOSが、

Appleスマホのファンの人はAppleスマホが「一番使いやすい」というのは当たり前だと思う。

そして、自分が慣れ親しんだスマホ以外のスマホの利用を強制されたら「辛い」のも同様だろう。

今回、デュアルSIMスマホにしてほとほと思った。

息もつけぬような忙しさの中、

愛機と、使いづらいもう一つの端末（それがXPERIAの場合もフツーにあるだろう）の取り回しで

疲弊して頭おかしくなりそうな人がいるのであれば・・・

ご自分のブランドのデュアルSIMモデルを探してみるといい！

それまでの苦労がウソみたいにラクになる！

けっこう、おススメ！



（おしまい）