ケチケチ作戦で進める2台目BROMPTONのカスタム
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3回目となる今回で本シリーズは一旦終了。

みかんくん(M6L-X)はついに主役機BROMPTONくん(改P6R-Z)の類似装備にまで迫る。

まあ、「廉価版カスタマイズ」故、BROMPTONくんのいくつかの装備は未搭載、グレードも落ちる。

ただ、近場ポタに出かけるには十分な装備に至ったと思う













BROMPTON(2号)ケチケチカスタム

3回目【完結】

  • キャリア&ホイール
  • サドル
  • マッドフラップ
  • サイコン
  • ハンドルグリップ

テーマ:「”近場ポタに出かけたくなるBROMPTON”の完成」










●H&H チタンミニキャリアもどきを購入する(*v.v)。。
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H&H製チタンミニキャリアはBROMPTONくんの「Z計画」(ゼータケイカク)の中核装備。

(→「Z計画」02

これは専用ケース無しで海外空輸突入する際の加重分散と、転がしをラクにする目的で装備した。

みかんくん はBROMPTONくんの様に海外突入はしないが、転がしはラクにしたい。

ただ、BROMPTONくんの構成だと、ちょっとお高い。


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BROMPTONくんのキャリア周りの装備

①H&H製 チタンミニキャリア 22,000円

②RIDEA EXTENDABLE EASY WHEEL BRACKET※コロの幅を延長できるバー 15,290円

③RIDEA イージーホイール(4個)22,000円

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まず、この中で②については、みかんくんではオミットだ。

BROMPTONくんは重いPハンドルでも折り畳み時にバランス崩さない為に②が必要だった。

対して、Mハンドルのみかんくんには過剰な装備といえる。

また、主役機と違い海外空輸突入もしないのでグレード(お値段)を落としても問題ないだろう。

そこで、上の写真の様な「もどき製品」を使ってみることに。






●この製品はヤフオクでチェックしていたもの
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H&Hチタンキャリアに酷似したキャリア、RIDEAイージーホイールに酷似したコロのセット。

開始価格は11,000円。

海外航空便で送料は5,800円。

随分高い送料だが、それでもBROMPTONくんのパーツよりは格安だ。





●チタン製なので軽い
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僕は「軽量化」に全くキョーミないが、追加で何かつけるならやっぱり軽いものの方がいいとは思う。

入札金額そのままで落札出来、送料込みで16,800円支払った。

到着まではやたら時間がかかり、2週間ほどかけて中国から届いた。






●取り付け作業はスローパンクしていた後輪チューブ交換と合わせて実施
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それでは、H&H製キャリアを取り付けた時同様に作業しよう!








●まずは、このコロを外すわけだが・・・
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今回マッドフラップ(ドロヨケのゴム板)も変えるから、先に外しておくか。

しかし、BROMPTONくんのものはお店でやってもらったから、やり方が判らないな・・・。






●裏側はハメ殺しになっている
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外し方は「ハメ殺し部分をドリルなどで破壊後、マイナスドライバーなどで引き抜く」だそうだ。






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電動ドリルなど持っていないので、破壊するのに10分ほどかかった。







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破壊後のパーツは処分しても問題なかろう。

ちなみに、新品のマッドフラップはこの時点で海外からまだ届いておらず、取り付けられない。







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続いて、純正コロを外す。






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このあたりの作業内容は「Z計画 02」と同じ。










リアブレーキを固定しているボルトを緩める
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キャリアはこのボルトに差し込んで固定される。

また、キャリアと干渉するリフレクター(赤い反射板)も外す必要がある。








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ドロヨケを支える支柱は1本間引く必要がある。

3本のままだとボルトの長さが足らずキャリアを固定出来ないためだ。

BROMPTONくんのそれと合わせるため、真ん中のものを取り除く。





●では、キャリアを取付けよう
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やっぱ、めちゃ軽いわ。

H&H製と同じくらいに感じる。







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リフレクター除去状態のリアブレーキ周り。

ググっと後方に引っ張り、キャリアの留め穴にボルトを差し込む。







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BROMPTONくんの時は酷い四十肩で難儀したが、解消した現在はカンタンに作業できた。

「おとなのお友達」なら誰でも取り付けられるだろう。







●その後、キャリアの両側をボルト&ナットで固定
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これでミニキャリアのセットは完了。







●つづいてRIDEAイージーホイール「もどき」の取り付け
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見た目はマジで酷似してる

取付はボルトで留めるだけで、スグ終わる。








●タイヤを元に戻すと、だんだんサマになってきた
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「RIDEAもどきイージーホイール」を指で転がしてみる。

BROMPTONくんに付けているRIDEA(ホンモノ)は一度回せばしばらく回転がとまらない。

それに対し「もどき」の方はその1/3くらいの時間で止まる。

ただ、正直、実際の使用シーンでは大差ないだろう。

目隠しした上で折り畳み状態で転がしてみれば、RIDEAとコレの区別はつかないハズだ。

割といい買い物だったかも知れない。

※ヤフオク検索で「リアキャリア  チタン ブロンプトン用 フレーム 4ホイール セット」でHITする。






●次はサドル
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今回、サドルはBROOKSの穴あきサドルで、ショートバージョン(レディース)を選んだ。

個人的に「座り心地がいいサドル→ママチャリ」という感覚があり、割とそれに近そうだからだ。

新品が12,000円でヤフオクで出ていて入札、最終的には16,000円(送料810円)で落札したが・・・







AMAZONの並行輸入品の方が安かったらしい

まあ、仕方ない。







●BROMPTONくんのと比べると長さが短い
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また、穴あきサドルも初めてだ。

いつもの股間痛が改善するようだったら、BROMPTONくんのサドルも穴あきにしようかしら。






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このサドルには「飾りヒモ」がついているみたい。

レディスだから、かわいらしく作ってあるのかな?

(あとで調べたら、レディスでないタイプにもヒモがついていた)








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「赤」をチョイス。

かっこいい







●サドル取付完了!
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あ、ショートバージョンのサドルだと「子供用自転車」みたいにかわいい感じになるな

僕のケツに合わない可能性もあるけど、みかんくんは近距離用だから問題ないだろう。







●それから数日後、マッドフラップが届いた
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これもヤフオクで海外から取り寄せたもの。

「デザインがかわいいな」と思って、前からチェックしていたものだ。

開始価格3,890円→そのまま落札。

送料は1,500円。

BROMPTONくん用の「ブラック」と合わせて2つ購入した(送料は個別に1,500円かかる)。








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裏面。

防水加工されていて安心






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リア用のパーツ構成。

ネジ式だ。






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かなり柔軟。

取付はカンタンそうだ。






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先に取り除いていたマッドフラップ用の穴にあてがってサイズを確認。

上にあるドロヨケ支柱固定用のボルトを外す必要は無く・・・






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タイヤの空気を抜けば、ドロヨケを外す事無く取り付けられた。

※もともとのマッドフラップがある状態であれば、ドロヨケを外して取り除く必要がある。








●前輪用はそのまま取付とはいかなかった
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前輪の作業は、タイヤを外して作業するのが手っ取り早い。

僕は最初ドロヨケの支柱を外して作業したがめんどくさかった。

次にBROMPTONくんの作業をする際は前輪外してやったところ、スグ終わった。






●サイコンを取り付ける
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サイコンはBROMPTONくんでも使っているパドローネ+を選択。

常時バックライト点灯を指定可能で、ナイトライドの際にとても便利

もう、これ以外のサイコンを使う気にはならない。








リッチに新品を購入したいところだが、今回はケチケチ方式なのでヤフオクで中古を購入。

3,080円+送料800円也。

多少使用感はあるがオレンジのものを購入できてよかった・・・と思ったら「台座」がついてなかった。

これを注文すると、結局定価と同じくらいになりそうだ。








●僕はサイコンセンサーはこの位置に固定する
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僕のサイコンの固定場所はメインフレーム上(カバーの上)なので、キョリ的にちょうどいいのだ。

百均で売ってる樹脂製の滑り止め(100円)を噛ませると、ピタッと固定できる。

なお、サイコンの固定は台座が無いため、後回しとする。






●ハンドルグリップ
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ハンドルグリップはさすがに「中古品」を使う気にはならなかった。

ヤフオクで安めの新品が出るのを待っていたが、出なそうなのでフツーに自転車店の通販で購入。








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BROOKSレザーハンドルグリップ(ショートバージョン)のハニー色。

Mハンドルのグリップはこのショートバージョン一択じゃないかしら。




ほしい品物を安く買う、というのはなかなか難しいもんだね







●早速取り付けよう
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ハンドルグリップに切れ目を入れて剥がし・・・






●グリップを差し込む
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ここで、シフター(ブレーキレバー付き)の位置をグリップ側に詰める必要があるか迷った。

Go cycleの店長につけてもらったBROMPTONくんのMハンドルで確認したら、そのままでよさそう。






●固定にはこの道具を使うらしい
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これ、どうやって使うんだ・・・???






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説明書によると、こういう事らしい。

ドライバーにくっつけるビットなんだね









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特殊なカタチのネジを回して固定する。

ビット付け替えできるドライバーが無い方は要注意だ。








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ああ、やっぱりいいなあ

どうせすぐ風とかで倒れて、ボコボコになるんだけど(笑)

これで、「立ち上げのカスタム」は完了した!







●BEFORE
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●AFTER
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近場ポタ用みかんくん完成

海外旅にも対応して重厚化したBROMPTONくんに対し、出来るだけ軽快かつPOPな状態にした。








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Mハンドルはやっぱかわいいな。

BROMPTONくんもMハンドルに戻しておそろにしたいくらい(しないけど)(笑)









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なかなかいい感じにまとまったと思う



<BROMPTON 2号(みかんくん)ケチケチカスタム費用>

・加茂屋フィンガークランプ(スチール)3,971円

・フレームプロテクタ(スパイラル)418円

・国産 牛スエード(1デシ)1,925円

・工具 革切りハサミ 1,584円

・RIDEA クランプレバー(シルバー)※中古(2個)5,500円

・レックマウント+ 3,796円

・チタンミニキャリア(H&Hもどき)4ホイール付き・送料込み 16,800円

・サドルBROOKS B17 S(レディース) インペリアル・送料込み 16,810円

・マッドフラップ・送料込み 5,390円

・サイコン パドローネプラス※中古・送料込み 3,880円

・滑り止めマット 100円

・ハンドルグリップ BROOKS SLENDER LEATHER GRIPS 100mm 9,460円


・工賃 0円

累計 69,634円




BROMPTONくんと比較すると、Travoyトレーラーや加茂屋ステッキその他複数の装備を省略、

ハンドルもそのまま、さらにキャリア周りパーツを低グレードのものにした分、

カスタマイズ費用はガツンと下がった。

さらに、いつもだったらお店にお願いする工賃が回あたり2,000円、3,000円とかかったりする。

その分も(今回のカスタマイズだとしたら2万近く?)浮いたかも知れない。

ただ、自分の作業でめちゃ時間がかかってるから、得したのか損したのかイマイチわからない







●でもまあ、カタチになってよかった
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あとはサドルバッグだな。

これはBROMPTONくんの「ボディバッグ改造サドルバッグ」がめちゃ便利なので、同様にしよう。

RED系の安物ボディバッグを購入して、ちょっと手を入れて、サドルにぶらさげられる様にする。

みかんくんにはBROMPTONくんに搭載しているトレーラーフックが無いから工夫が必要だが、

まあ、簡単な工作で済むだろう










この後、みかんくんで初めて近所のコンビニに出かけた。

忙しくてポタする余裕までない。

でも、春の風がずいぶん心地よい

コロナ下でも季節は巡る。

良き季節になる前に「乗る気」になる状態まで整える事が出来て、よかった







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