●2022年9月24日(日)08:01
ハッ
!
鳥の声がとても賑やか。
朝か・・・

こんな時間までグッスリ寝たのはいつ以来だろう。

鳥の声がとても賑やか。
朝か・・・


こんな時間までグッスリ寝たのはいつ以来だろう。
●『時間に追われない旅』というのは、なかなかいいぞ


いつもの「旅」と、心のゆとりが全然違う。
エアコンが効いた客室の外に出ると、むわっとした亜熱帯の林。
ドアのすぐ前が熱帯林なんて事はホテルとかで経験したこともなく、なかなか印象が強い。
●さて、今日のお題は・・・
南大東島一周。
島周囲長たった21.2km。島を一周する過程で多少いったりきたりしたとしても、全長30kmの範囲に収まるだろう。
BROMPTONくんでちょこちょこ見学したりお昼ご飯食べたりしながらのんびり回れば、夕方のちょうどいい時間に帰ってくることになる。
どう考えても楽勝だ


(9)
「一周セヨ!南大東島」篇(前)
「一周セヨ!南大東島」篇(前)
●08:53 宿を出て走り出す


宿を出てスグ、こういう道なのが嬉しい


・・・と、飛行機が空から降りてきた。
今、真っ先に目指しているのが南大東空港。
素泊まりの宿で朝ごはんが無く、宿近くで買い物できるのが空港だけなのだ。
ちなみに、南大東空港に飛来する飛行機は1日1便。
昨日訪問した北大東空港であれば、1週で3便だ。
●昨日も来た南大東空港の売店
うーん、やっぱり「朝ごはん」といえるものはない


致し方なく「ぷっちょ」を買い、更に隣の喫茶店で「ジャムパン」を購入して走り出す。110円也。
●ジャムパンは海軍棒プールで味わうことにしよう


そこは、南大東島でもかなり絵になるらしいスポット。
左折出来るT字路まで島のひなびた外周道路を進んでいく。
基本的に他の観光客に出くわすことがほぼほぼ無い旅(´ε`)~♪
なにがいいかって、それがいい。
ごく小さなT字路を左折すると、すぐに海岸に向かう下り坂に。
黒色の断崖は、北大東島でも見た珊瑚礁が隆起した石灰質の地形。
両島は島全周がこういう断崖絶壁で、船舶を横づけする港が2017年まで造れなかったくらい。
そんな断崖から、沖に向けて立っているのが・・・
●海軍棒


1892(明治25)年、大日本帝国海軍佐世保鎮守府が南大東島を調査した際、測量のために建てた標木だそうだ。
白く光り輝いていて、なかなか絵になる

そして、その下にあるのが・・・
●海軍棒プール!
砂浜が一切無い島に子どもたちが海辺で遊べる場所を造ろうと、島の人が断崖を爆破するなどして切り拓いたという。ただし、いつの時代に誰が造ったのかを明確に解説する情報がネット上で見当たらない。
類似のものは、昨日、北大東島でも2か所目にしたが、両島においてネットで大々的に情報発信されているのは多分ここだけ。
かなりの急坂をノタノタ下る(´ε`)~♪
●ほお~


こりゃあすごい


これなら安心して泳げそう。しかも、プールの中をカラフルな熱帯魚たちも泳いでいる豪華さ。
●岩が、太平洋の荒波を見事に抑えている


凄い。
目の前すぐそこ2km(BROMPTONくんで6分たらず)で水深1000mオーバーの深海。寄せてくる波も相当だが、プール内は穏やか。
実は同じような「海プール」、本州の日本海側でもいくつか見たことがあるが、周囲400kmに他島が無い絶海諸島にあるものは、雰囲気が違う


プールからも海軍棒が見える。
ちなみに、この棒は1975(昭和50)年に村の教育委員会が再現したレプリカという。
でも、土地の出来事を示すこういうものがあるか無いかで、景色から受ける印象も結構ちがう。
●なかなか満足な朝食タイム


BROMPTONくんを眺めながら、もしゃもしゃとジャムパンを頂きながら、思う(*v.v)。。
北大東村や南大東村でBROMPTONのイベントやってもいいかも。
カラダもココロも本当に洗われるイベントがいい。
それは現代社会をハードに生きる、現役世代の僕らにこそ必要なイベントだ。
●例えばBROMPTON Wellness Club
カラダもココロも健康に保つための、そんな洒落た倶楽部があってもいいかもだよ。
以前のBWC(BJC)※みたく競争したい人向けに両島の外周を周回するイベントやるのもいいだろうし、のんびりアウトドアで過ごしたい人の為にTravoy+テント道具貸し出してもいいだろうし、撮影とか学びたい人の為にイイ感じのクリエイター呼ぶのもいいだろう。
勿論、イベントの時にはチャーター機飛ばさないといけないだろうけれど、全国のBROMPTONオーナーの中にはチャーター機飛ばすための比較的高額な参加料喜んで払う人もたくさんいるだろう。
●そして、僕は主催者側に紛れてタダで参加する、と(*v.v)。。
※この旅をしてた時、ロンドンで開催してたBWCもBJCも無くなるもんだと思っていた。2023年3月、記事執筆中の現時点では、BWC2023がイタリアで開催されるらしいことを知っている。
10:24、再び島の外周道路を時計回りに進み始める(´ε`)♪
●「KOU・心を洗う旅のテーマ曲(*v.v)。。」(猫叉Master「Fly far bounce」)
●サトウキビ畑の道をしばらく進むと・・・
風車が見えてきた

暴風の時、地面に倒す事が出来る風車だ。
●島南端の港「亀池港」に到着
降りたくないが、降りるしかない


●おおお・・・



なんとキレイな大東ブルー






・・・ってか、おっさん、コの字型の防波堤の突端までよくクルマで行ったな

(しかも、堤防突端で転回してる)


BWC(BROMPTON Wellness Club)には「釣り部門」があってもいいかも知れない。
●島の西側の外周道路
西側は遊歩道的な道を走る区間が多いようだ

沖縄ではよく見かけるハイビスカス

●また、海の方に続きそうな道が出てきた

降りてみよう。
●また「プール」が


海軍棒プールの真反対にも、子どもたちのために同じようなプールを造ったってことらしい。

小さな男の子、女の子と初老の男性が愉しそうに磯遊びをしている。
この島で育ったことは、かけがえのない経験・思い出だろうなあ

●涼しい風が吹き抜けて本当に気持ちいい


庇になる東屋に、何時間でもいたいと思うほど。
BWC(BROMPTON Wellness Club)では「地質学部門」があってもいいかも知れない。
●再び北進ス。
いや、ホント、走っててこんなに愉しい島は初めてだよ



●開拓百周年記念碑
広い平坦地と大型クレーン。
大東諸島は周囲を絶壁に囲まれていて、貨物船が接岸できない。
貨客船は岸壁から少し離れた場所に錨泊して、クレーンで持ち上げて貨客を出し入れする。
大東諸島は周囲を絶壁に囲まれていて、貨物船が接岸できない。
貨客船は岸壁から少し離れた場所に錨泊して、クレーンで持ち上げて貨客を出し入れする。
●これで、概ね半周だ

時刻は11:38。
ぼちぼち、昼ごはんを考えたい。
一旦、南東の方角にあるムラ中心部に行って、何かおいしいものを頂こう



(つづく)
■次回予告
昼ごはんを食べ終え、ノタノタ進むKOU!
しかし、島の北側は恐るべき魔界なのであった!
果てなく深き底なしの魔窟!
奇怪な姿で行く手を阻む魔物の群れ!
『くうっ、これでは夕景の撮影が・・・!』
果たして僕は、足止めを回避して一周を果たし、
ステキな夕景を撮影することが出来るのか?
次回、「一周セヨ!南大東島」篇(前)。
※当面の間、不定期更新です。
<ヒマつぶしにはなったよ!と思われたら、ぜひ、ポチお願いします!>
コメント