実は、空港喫茶店のおねえさんから、今日、村の中心部では「パレード」が行われているらしく、いくつかの集落を練り歩いている聞いていた。
それは1年に一度の催しだろう。
僕みたいな旅人がなかなか狙って来れるものじゃない。
是非、見たい!
●そして、宿周辺の環境にも満足する
見当たす限りサトウキビ畑で、人家も、街灯も無い。
これなら、狙い通り、最高の星空撮影が出来そう!
これなら、狙い通り、最高の星空撮影が出来そう!
●しばらく進むと、空港~村中心部に続く道に出た
県道183号線と思われる道は、そこそこ長い下り坂。
宿から村中心部までの道のりは6~7km。
遠くはないが、BROMPTONくんで片道20~25分ほどはかかる。
どこにいるか判らない「パレード」に、終わる前に行きつけるものか、いささか自信が無い。
(7)
「”北”と結構違う、南大東島!」篇(後)
「”北”と結構違う、南大東島!」篇(後)
●道を下っていくと、大きな池があった
島の中心部に点在しているラグーン(礁湖)だろう。
随分、静かな風景に感じる。
そういや、カモとかアヒルもいない・・・
●静かな池の前に、なんかしっかりした施設が
「うぶあがり安らぎ会館・・・?」
休息処かな?覗いてみよう!
●火葬場だった
「永遠の休息」は、僕にはまだ少し早いと思う
●僕の旅は、もうちっとだけ続くんじゃ
さて、村の中心部に接近してきた。
ここからどこに行けば「パレード」に出逢えるのかな?・・・と思ったあたりで、遠くから太鼓の音がドンドンと響いてきた
姿は見えないが、どうやら近くにいるみたい!
●あっちか!
太鼓の音が聞こえてくる南の方角に向けてペダルを漕ぎ、音を正面に捉えた。
大太鼓を抱えた「パレード」なら簡単にキャッチアップ出来るだろう。
しかし、何故か太鼓の音は、正面から左手方向に急激に移動していく。
えッ!?早いッ!?
慌てて足に力を入れるが、「太鼓の音」はぐんぐん左へ進み、なかなか捉えられない。
●ハアハアハア
移動速度が少し衰えた「パレード」に追いついたのは、追跡後しばらくしてからだった。
トラックに乗ってたのか
パレードが集落の集会所に立ち寄って減速された事で追いつけたようだ。
再加速してサトウキビ畑の中に消えゆく「パレード」。
ダメだ、とても追跡出来ない
●まあ、いいさ
ほどなく、村中心部に到着。
おお、北大東島と違って「メインストリート」が存在するぞ!
●なんか村(ムラ)って感じ
「北斗の拳」に出てきた、砂漠のオアシスにある様な村(ムラ)だ。
ヒャッハー!
●とりあえず、スーパーをチェックしておこう
北大東島と同じ様にJAがある。
ここで、予め渇きものとか買っておこう。
●しかし・・・
やはり、「かわきもの」の類が全く売り切れ
しゃあない、「スパム」でも買ってみるか
他、「グミ」の他、星空撮影時用の「虫よけ」も、一応買っておく。
●さて、「ムラ」の中をちょいと走って、晩ごはん先を探してみることにしよう
●「KOU・心を洗う旅のテーマ曲(*v.v)。。」(猫叉Master「Fly far bounce」)
ふむふむ
飾らないガチャガチャした少し古めの町並みも「土地柄」というか、ちょっと情緒を感じる
なるほど、北大東と違ってスーパーがいくつかあるらしい
なるほどなるほど、一応、「小さな飲み屋街」もあるみたい
ブルーの外装の民家
こういう風にペイントされた家も、ちょっとめずらしい気がする。
また、家のカタチ、同じ沖縄県の離島でも、先島諸島と違う感じ。
JA前に戻ってきた。
「しっかりした料理屋」というものは多分無くて「居酒屋風の店」が多いみたい。
だったら、JAの裏にあるビアガーデン風の店に入る事にしよう。
●「乱美」
町工場みたいな屋根の下に、屋台っぽいようなカウンター・調理場と・・・
テラス席がある、開放感のあるお店だ
今日も気温31℃でうっすら汗をかいてるし、こういうお店はありがたい。
●まずはオリオンおビールを注文(*v.v)。。
キンキンに冷えてる琥珀色の液体をのどに流し込む。
ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュ・・・><。
アヒィ、うまい>▽<;!
●お通しを頂く(*v.v)。。
ナス炒め。
醤油ベースで、本州でもよく食べる味だ。
やはり、琉球文化圏ではないからだろうな。
●お刺身にはスダチがついていた
鯛とか海老ではスダチで食べたことがあるけど、マグロでは初めての様な。
使い方がよく判らない。
醤油に混ぜればいいのかも知れないが、絞って、切り身にかけて食べてみることにしよう。
●それではいただきます(*v.v)。。
パク・・・モグモグ(*v.v)。。
・・・うん、想定通りの味、というか(笑)
『いやあ、旅の空の下の ごはん はやっぱいいなあ』
昨日や今日の写真を見返し、刺身をつまむ。
すると、ニヤニヤしながらカメラを覗き込む僕に、おかみさんが話しかけてきた。
●おかみさん:「旅してまわってるなら、ホラ!」
おかみさんの話によると、収録はけっこう盛り上がったらしい。
※記事更新現在、番組は10月上旬で既に放送済み。(なかなか愉しい内容だった!)
●のんびりとハイボールをいただく(*v.v)。。
はあ・・・
何も考えず、こうやってゆっくり出来るのって、本当に久しぶり。
脳細胞の1筋ひとすじに、清涼な鎮静剤がしみこみ、行き渡っていくような。
こういう時間が長ければ「回復」できるのかも知れない。
ただ、現実は、ちょっと忙しくなって負荷がかかれば、回復効果など消し飛んでしまう。
しかし、それでも、「回復の時間をおかないこと」よりはずっとマシ。
思い立って出かけず、台風の風雨とやらで名古屋で閉じこもっていたら、マジでやばかったろう。
●あ~、吹き込んでくる風が気持ちいい~♪
・・・と、通りの方から「太鼓の音」が聞こえてくるのに気付く。
外に出てみると・・・
●あれっ!?
さっき、追いつけなかったパレード。ぐる~っと回って、戻ってきたということか?
見ていると、車列はかなり長いというのが判った。
どうやら、さっき僕が見た「トラック」は、長い車列の最後尾だったらしい。
KOU:「この島のパレード、トラックに乗っけて回るんですね。びっくりしました」
おかみさん:「ちがうのよ。本当は、太鼓叩きながら歩いて回るの 見る人も一緒になってね。そして、集落と集落の間はクルマで移動する形で。
でも、コロナになってあまり人集めるわけにもいかないからって、今回はずーっとトラックに乗せて回るカタチでやることにしたの。3年ぶりの開催だったのよ」
KOU:「あ、そういうこと」
おかみさん:「来年、またいらして。いつものカタチのお祭りのほうが、ずっとステキだから」
(つづく)
■次回予告
やがて、夜の帳に包まれる南大東島!
本日、この後のミッションはただ一つ「満天の星空を撮ること」。
昨晩、撮影に失敗した後、一応、レンズの使い方は覚えた(ハズ)!
果たして僕は満足できる星空を撮影できるのか?
次回、「絶海の小島・南大東島の夜はふけゆく」篇(後)。
※多忙のため、更新にはそれなりに時間がかかります。
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