●2022年9月23日(土)16:21
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度肝を抜かれた投宿先を出た僕は、村中心部に向けてペダルを漕いでいた(´ε`)~♪

実は、空港喫茶店のおねえさんから、今日、村の中心部では「パレード」が行われているらしく、いくつかの集落を練り歩いている聞いていた。

それは1年に一度の催しだろう。

僕みたいな旅人がなかなか狙って来れるものじゃない。

是非、見たい!











●そして、宿周辺の環境にも満足する
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見当たす限りサトウキビ畑で、人家も、街灯も無い。

これなら、狙い通り、最高の星空撮影が出来そう









●しばらく進むと、空港~村中心部に続く道に出た
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県道183号線と思われる道は、そこそこ長い下り坂。









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宿から村中心部までの道のりは6~7km。

遠くはないが、BROMPTONくんで片道20~25分ほどはかかる。

どこにいるか判らない「パレード」に、終わる前に行きつけるものか、いささか自信が無い。












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(7)

”北”と結構違う、南大東島!」篇(後)
 







●道を下っていくと、大きな池があった
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島の中心部に点在しているラグーン(礁湖)だろう。

随分、静かな風景に感じる。

そういや、カモとかアヒルもいない・・・








●静かな池の前に、なんかしっかりした施設が
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「うぶあがり安らぎ会館・・・?」

休息処かな?覗いてみよう







●火葬場だった
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「永遠の休息」は、僕にはまだ少し早いと思う








●僕の旅は、もうちっとだけ続くんじゃ
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さて、村の中心部に接近してきた。

ここからどこに行けば「パレード」に出逢えるのかな?・・・と思ったあたりで、遠くから太鼓の音がドンドンと響いてきた

姿は見えないが、どうやら近くにいるみたい!







●あっちか!
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太鼓の音が聞こえてくる南の方角に向けてペダルを漕ぎ、音を正面に捉えた。

大太鼓を抱えた「パレード」なら簡単にキャッチアップ出来るだろう。

しかし、何故か太鼓の音は、正面から左手方向に急激に移動していく。

えッ!?早いッ!?

慌てて足に力を入れるが、「太鼓の音」はぐんぐん左へ進み、なかなか捉えられない。







●ハアハアハア
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移動速度が少し衰えた「パレード」に追いついたのは、追跡後しばらくしてからだった。

トラックに乗ってたのか

パレードが集落の集会所に立ち寄って減速された事で追いつけたようだ。







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再加速してサトウキビ畑の中に消えゆく「パレード」。

ダメだ、とても追跡出来ない







●まあ、いいさ
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ほどなく、村中心部に到着。

おお、北大東島と違って「メインストリート」が存在するぞ!







●なんか村(ムラ)って感じ
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「北斗の拳」に出てきた、砂漠のオアシスにある様な村(ムラ)だ。

ヒャッハー!





●とりあえず、スーパーをチェックしておこう
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北大東島と同じ様にJAがある。

ここで、予め渇きものとか買っておこう。





●しかし・・・
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やはり、「かわきもの」の類が全く売り切れ







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しゃあない、「スパム」でも買ってみるか

他、「グミ」の他、星空撮影時用の「虫よけ」も、一応買っておく。








●さて、「ムラ」の中をちょいと走って、晩ごはん先を探してみることにしよう
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●「KOU・心を洗う旅のテーマ曲(*v.v)。。」(猫叉Master「Fly far bounce」)












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ふむふむ










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飾らないガチャガチャした少し古めの町並みも「土地柄」というか、ちょっと情緒を感じる












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なるほど、北大東と違ってスーパーがいくつかあるらしい










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なるほどなるほど、一応、「小さな飲み屋街」もあるみたい









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ブルーの外装の民家

こういう風にペイントされた家も、ちょっとめずらしい気がする。

また、家のカタチ、同じ沖縄県の離島でも、先島諸島と違う感じ。











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JA前に戻ってきた。

「しっかりした料理屋」というものは多分無くて「居酒屋風の店」が多いみたい。

だったら、JAの裏にあるビアガーデン風の店に入る事にしよう。








●「乱美」
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町工場みたいな屋根の下に、屋台っぽいようなカウンター・調理場と・・・









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テラス席がある、開放感のあるお店だ

今日も気温31℃でうっすら汗をかいてるし、こういうお店はありがたい。







●まずはオリオンおビールを注文(*v.v)。。
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キンキンに冷えてる琥珀色の液体をのどに流し込む。

ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュ・・・><。



アヒィ、うまい>▽<;!









●お通しを頂く(*v.v)。。
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ナス炒め。

醤油ベースで、本州でもよく食べる味だ。

やはり、琉球文化圏ではないからだろうな。









●お刺身にはスダチがついていた
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鯛とか海老ではスダチで食べたことがあるけど、マグロでは初めての様な。










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使い方がよく判らない。

醤油に混ぜればいいのかも知れないが、絞って、切り身にかけて食べてみることにしよう。







●それではいただきます(*v.v)。。
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パク・・・モグモグ(*v.v)。。

・・・うん、想定通りの味、というか(笑)

『いやあ、旅の空の下の ごはん はやっぱいいなあ

昨日や今日の写真を見返し、刺身をつまむ。

すると、ニヤニヤしながらカメラを覗き込む僕に、おかみさんが話しかけてきた。







●おかみさん:「旅してまわってるなら、ホラ!」
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KOU:「お、フミヤのサインですね!あ、今年来たんですか?」

おかみさん:「先週、収録に来たのよ!今度、旅サラダで放送するから、見てネ!」

おかみさんの話によると、収録はけっこう盛り上がったらしい。

※記事更新現在、番組は10月上旬で既に放送済み。(なかなか愉しい内容だった!)








●のんびりとハイボールをいただく(*v.v)。。
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はあ・・・

何も考えず、こうやってゆっくり出来るのって、本当に久しぶり。

脳細胞の1筋ひとすじに、清涼な鎮静剤がしみこみ、行き渡っていくような。

こういう時間が長ければ「回復」できるのかも知れない。

ただ、現実は、ちょっと忙しくなって負荷がかかれば、回復効果など消し飛んでしまう。










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しかし、それでも、「回復の時間をおかないこと」よりはずっとマシ。

思い立って出かけず、台風の風雨とやらで名古屋で閉じこもっていたら、マジでやばかったろう。








●あ~、吹き込んでくる風が気持ちいい~♪
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・・・と、通りの方から「太鼓の音」が聞こえてくるのに気付く。

外に出てみると・・・









●あれっ!?
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さっき、追いつけなかったパレード。ぐる~っと回って、戻ってきたということか?







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見ていると、車列はかなり長いというのが判った。

どうやら、さっき僕が見た「トラック」は、長い車列の最後尾だったらしい。

KOU:「この島のパレード、トラックに乗っけて回るんですね。びっくりしました」

おかみさん:「ちがうのよ。本当は、太鼓叩きながら歩いて回るの 見る人も一緒になってね。そして、集落と集落の間はクルマで移動する形で。

でも、コロナになってあまり人集めるわけにもいかないからって、今回はずーっとトラックに乗せて回るカタチでやることにしたの。3年ぶりの開催だったのよ


KOU:「あ、そういうこと

おかみさん:「来年、またいらして。いつものカタチのお祭りのほうが、ずっとステキだから







●なるほどなるほど
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来年の9月のシルバーウィーク・・・おそらく、海外に飛んでいると思うな。

けれど、大東諸島に遊びにくるのもいいかも知れない。

素朴な情緒がたくさんあるのは、今の日本には結構貴重だ。



(つづく)



■次回

やがて、夜の帳に包まれる南大東島!

本日、この後のミッションはただ一つ「満天の星空を撮ること」。

昨晩、撮影に失敗した後、一応、レンズの使い方は覚えた(ハズ)!

果たして僕は満足できる星空を撮影できるのか?

次回、「絶海の小島・南大東島の夜はふけゆく」篇(後)。



※多忙のため、更新にはそれなりに時間がかかります。






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