●2022年9月21日(金)18:22 夕焼けの撮影に失敗した僕は、宿に向っていた
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無念だ!









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鉱山跡からハマユウ荘まではおよそ3km足らず。

その間に小さな集落があった









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居酒屋さんか。

晩ごはんは宿の食堂で採るつもりだが、物足りなかったら来てみようかな。









●18:32 宿につき、施設の食堂に向かう
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「ハマユウ荘」の本館は正方形の中庭を囲む様に2階建ての客室が並んでいるらしい。

中庭には東屋やベンチなどがあり、夕涼みもよさそう。若い時分に、グループ旅行なんかで訪問すると楽しそうな宿だ














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「絶海の小島・北大東島の夜はふけゆく」 篇
 









●食堂の入口のボードに「本日のおすすめ」
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ほお、島タコの刺身

なかなかいいじゃないの。

しかし、それ以外にはお刺身があまり見当たらない。









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予想よりだいぶ大きな食堂。

開放感もあってなかなかいい。

とにかく、ノドが渇いている。

今日はキョリは激短でも31℃の気温の中でアップダウン走って、それなりに渇いたからな!








●まずはオリオンおビール
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いただきます(*v.v)。。

ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュ・・・・・・・・・・・・・・・><。

アヒィ、うまい>▽<;!!!!!!

さて、早速「刺し盛り」を注文しようかな~♪











●しかし、店のおばさんは「刺し盛りは1人では多過ぎる」と言う

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たしかに、食べきれない量の刺身はけっこうキツイ。

でも、僕は旅では基本的にその土地の海鮮を食べたい男。

KOU:「あっ、そうだ、タコ刺しください

おばさん:「今日は水揚げが無くて品切れなのよ

だったら消しといてくれよ








●やれやれ・・・

そう思いながら、α7Cのレンズ(標準レンズ)を広角単焦点レンズに換える。



このレンズは「食べ物」や「夜景・星空」の撮影用に購入した単焦点レンズ。

「大口径F1.4がもたらす美しいぼけ描写」がウリらしい。

ただ、購入後も大して触っておらず、あまりよく判っていない。









●レンズを換えてみる
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えっ、このキョリでもピン合ってる場所以外はボケるの

めっちゃすごいじゃん、このレンズ。




「それはともかく」

さあ、何を食べよう?

お酒飲む時はコメ食べないけど「さしみ定食」にするしかないか・・・

・・・ん?

「大東寿司?」

そういえば、那覇便で見た旅ブログで「食べたい」と思った地場料理だ。

コメ食べなければいけないなら、寿司の方がいいな。





おばさん:「今日は水揚げの都合でマグロしかないけど、いいかしら?」

KOU:「ええ、それで結構ですよ」








●大東寿司
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おおっ

めっちゃ美味そう!

・・・ってか








●赤だし!?
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めちゃくちゃ名古屋っぽい。

「ズズズ・・・(*v.v)。。」

うん、フツーに赤だし。

もしかして、大東諸島ってナゴヤ文化圏なのか?










●まあいいや
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一貫つまんで、お口に運ぶ・・・(*v.v)。。

んんっ!これは・・・













おいしい

いわゆる漬けにぎりで、マグロには味がついている。

しっとりとした身に、絶妙なる「あまじょっぱさ」。

トロの様な脂っこさがないのに、柔らかさは似ていて、口の中で溶けそうになる感じ。

めちゃ美味しい!!









●大東そば(ミニ)も注文していた
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もっと軽いメニューが良かったんだけど、他のメニュー、「からあげ」とか、「チキン南蛮」とか、「フライドポテト」とか、大名古屋にもあるものばかりだからね。

おビール + 寿司 + そばって、何の組み合わせだよ・・・ったく









●おそらく「沖縄そば」みたいなのだろう(それほど好みでない)
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まあ、あまり期待せずにいただきます・・・ズズズ(*v.v)。。











うっ!?








お、おいしい!!





麺は沖縄そばと同じっぽいけど、スープの味が全然違うような???

お上品なラーメンを彷彿させるスープ










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「角煮」がチャーシュー代わりなのかな?

沖縄そばだとジューシー(骨付き肉)だよな。

少し違うみたいだが、かなり美味しい。










●大変美味しゅうございました(*v.v)。。
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港町でお刺身を頂くのに比べると、いささか「旅情」に欠けるが、味的には大変満足。

お値段も3,000円いかないくらいで、格安の部類!







この後、洗い物をコインランドリーにぶちこみ、部屋に戻って星空撮影の準備をする。

と、言っても、超小型三脚をα7Cにくっつけるだけ。














●20:00、夕方訪問した「鉱山跡」に向かう
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冷房が効いた部屋から持ち出したレンズは結露している。

こういう使い方、よくないかも。

一方、道路沿いに街灯は皆無!

民家の明かりもほぼ無い闇の中、スタメのカチカチ音とタイヤの摩擦音だけ聴こえる。

これは最高の星空観察環境だ









●10分ほどで到着
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鉱山の廃墟に到着

こういう場所でライトを点けると虫がウザい感覚があるのだが、ここはたま~に小さな蛾が通り過ぎるくらい。

「快適だ」

ちなみに、大東諸島にはハブもいないし、めちゃくちゃ落ち着いて作業が出来る。




ライトを消して夜空にカメラを向け、セルフタイマーでパシャパシャ撮影する。

お~、F値1.4のカメラって、シャッタースピード1秒以下でも、星空を十分に撮影できるみたい。

凄いな!!








●カメラのモニターで確認!
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へ~、天の川までくっきり写っているぞ

調子に乗って、BROMPTONくんと星空も撮影したりする。

ホントは、西港の方まで下りていって、水平線と星空なんてのも撮影してみたい。

しかし、僕は夜の岸壁・堤防・ダムの類が超ニガテ!

下方向にひきづりこまれそうな錯覚を感じて、カラダが硬直してしまう。

『もう十分。宿に戻ってチェックしよう










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廃鉱山から上がったところの集落に、街灯が1つ、2つ。










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それ以外、道は、街灯ゼロ。

星明りしかない北大東島。

『サハラ砂漠の町・ワルザザートを思い出す・・・








●21:04 帰投
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1時間もかからず、星空を撮影して戻ってこれた。












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さて、どんな風に撮れているかな?

早速、大きな画面で確認してみよう


















●・・・えっ
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なんか、変だ










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うすぼんやりしてる








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もしかして、ピントがあってない






実は、撮影中、「カメラ設定をマニュアルにしてもマニュアル操作できない」のが気になっていた。

でも、カメラモニター(小さい画面)では天の川までちゃんと写っている様に見えた。

「すげえ、このフルオート onlyレンズ!」と自分を納得させていたのだが...

慌てて「レンズの説明書」を検索して、初めて知る事実。









●レンズに思いっきり切替スイッチついてるじゃん- -;
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ましゃかっ

カメラ本体「マニュアル」に加え、レンズのスイッチも「MF」にしなくちゃダメなのか?

試してみると、先ほどまで動作しなかった「マニュアルフォーカス時拡大機能」が効く様になった。











●いつも、ぶっつけ本番でやるからこうなるんだ。
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僕のバカ・・・><。

どうする?また、星空撮りに行く- -;?

しかし、今日はもう、出かける気にならない。

幸い、明日も晴天の天気予報。

今宵は「星空撮影の勉強」をやって、明晩、南大東島で星空撮影にリベンジする事にしよう。








●もう、こんなんばっかでつくづく呆れる
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・・・でもまあ、カメラの使い方予習しておこうという意欲が出ただけでも、めっけもん

もう、1年以上、そんな好奇心も多分無かった。

「検索して、実際にテストして・・・」という作業を経て、少しずつ「生きてることの感覚」も掴めてくる様な感がある。

『この旅、人として生きる為のリハビリみたいな旅かも知れん









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洗濯物を取りに行く途中、エントランスの休憩スペースの手すりで、見慣れない鳥が休憩していた。

そんなにヒトを恐れていないようで、割とのんびりしてる。

『しまった、標準ズームレンズに付け替えを

部屋からレンズを取って来ようと思ったが・・・



「・・・まあいいや」


そこまで焦って行動しなくてもいいだろう。

僕もイスに座って、一緒に休憩する~♪

せっかくのんびりした島に来てるんだから、あくせく動き回っても勿体ない。

鳥としばらく一緒にいて、お互いのんびりとくつろぐことが出来た。

『今回の旅、ゆったりしててホントにいいな』

そして22時頃部屋に戻り、意識を失うzzz



(つづく)






■次回

晴天に恵まれた2日目、島の外周残り1/4を走り一周コンプを目指すKOU!

行く手に広がる景色は、間違いなく、海外含めた今までの旅の中でも

「最高クラス」と言えるような道だった

すんげえ、北大東島!!

次回、「北大東島・蒼すぎる海とBROMPTONくん」篇。



※多忙のため、更新にはそれなりに時間がかかります。






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(関連記事)サハラ砂漠の町・ワルザザート ※記事最後のあたりで真の闇の町&星空