●2022.09.22(金)06:09
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僕はBROMPTONで自宅から5分の名古屋駅前にいた

平日朝だが、6時を過ぎたばかりの名駅周辺は人もさほど多くない。

それにしても、まともなポタ旅はGW以来。

BROMPTONくんの乗り方すら忘れてる感があるぞ










●06:28発 特急「ミュースカイ」で空港に!
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運賃に指定席料金360円含めて片道1,250円也。

中部国際空港駅までわずか37分。

快適なシートに座りながら、僕はドキドキしていた。







●なぜなら今日の旅先が決まっていない
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「北大東島」「南大東島」に行きたいのに、WEB予約では那覇までのチケットしか取れなかった。

この後、那覇に飛ぶANA303の出発は8:45。

琉球エアコミューター(RAC)の電話窓口も開いていないし、那覇空港に着いてからRACカウンターで直接相談するしかなさそう。

果たしてこの先どうなるか不安だけれど・・・








●ワクワクしてきた!
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もし、大東諸島に飛べなかったら慶良間諸島、先島諸島、離島にテキトーに飛べばいい!

仮に宿とれなければ、人生初(テント泊以外の)野宿するのもいい!(本音はめっちゃ嫌だ!)

奇妙なスリルが変なテンションをもたらす!

『どう転ぶか判らない旅は面白い!』








●・・・奇妙な興奮は、スグに終わりを告げた
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中部国際空港内のJALカウンターで、那覇↔南大東島↔北大東島のチケットを購入出来た(RACはJAL傘下)。

ただ、ややこしい場所だからだろうか、購入するのに15分くらいを要した。

那覇→大東列島→那覇の移動に係るチケットの合計金額は「往復割引」適用で50,080円也。

※大東諸島への飛び方は、ひと通り日記が終わった後で、1記事使って説明する。









●行き先決定によって、旅程も決定!
旅程

北大東島・南大東島の宿泊施設に電話、無事に宿も確保!

未決定だった3日分の行動予定(黄色部分)が確定!

ちなみに、移動+宿泊にかかる費用は7万2,000円(名古屋↔那覇間はマイル利用で0円)。

飲食費や土産代込でおおよそ10万ほどに収まる計算となる。











●チェックインを済まし、出発ロビーのカフェでしばしば待機(*v.v)。。
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超久々に、完全にストレスから解放されて旅先の事を考えられる状態

一体、いつ以来?

思えばここ数百日の間、どこにいても、何をしていても常に頭痛に苛まれていたような。

今日は、アタマがとてもラク









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これはどういうこと

大きくは2つだろう。

①この4日間、シゴトの事を考える必要は多分ゼロ。

②いつもの旅の様に「120km走って〇〇に辿り着かなければならない!」とかいう旅でない。


案外、②もデカいのかも知れない。

今回は旅先が小さな島。

自分にとって未知の島内を、好奇心の赴くまま好きに走り、好きに見聞を広め、好きに寛げばいい。

『もしかして、リゾート旅行ってこういう感覚なのか

めっちゃいいじゃん。なんで今までやって来なかったのか!








●8:45発のANA303で雨模様の中部国際空港を出発
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飛行機はなかなか混んでいて、これも久々、3列座席の真ん中の席。

しかし、僕はゆったりとした心持ちで音楽を愉しみながら、まずは2時間のフライトを過ごし・・・









●11:05、晴天の那覇空港に到着
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ちょうど1年ぶりの那覇空港。

この後、RACへの乗り換え時間は約2時間。









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一旦、BROMPTONくんを受け取る。

空港外に出られない訳でもないが、今回の旅はそこまで詰め込む必要もあるまい。

RACにチェックインして、早々に預ける。






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窓の外、エメラルドブルーの海に白波が押し寄せている。

そういえば、僕の初めての航空輪行の行き先は沖縄だったな。








●ちょうど8年前、2014年9月

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買って1年目のBROMPTONくんと共に、2泊3日の沖縄ポタに飛んだ。

初めて飛行機に自転車積むのに際して「タイヤから空気抜かなければならんか?」とか、「車体ぶっ壊れないか?」とか、この空港でドキドキしてたっけな。

今思えば何てことない短い旅なのに、愉しかった








●今は、どこ行ってもアタマに「もや」がかかっている気分

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色々見慣れてしまったのか

感受性が衰えたのか

感覚器が衰えたのか

原因はよく判らないが、もはやシベリアとかパレスチナとかサハラ砂漠とか、真冬のオホーツクとか、自分にとって極端な環境・状況に身を置かないと、何も記憶に残らない。

今回は、そういう旅にしたくない!














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(1)

「絶海の小島へ飛べ!」 篇
 











●13:10発 RAC867便で「南大東島」に出発!
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南大東島空港までのキョリは362km。

BROMPTONくんなら3日のキョリを、飛行機は1時間で運んでくれる!










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沖縄本島近海の小島は離陸数分で見えなくなり、あとは大海原!








●1時間後、「ガコン!」と脚が出た
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まだ、海の上・・・ってか、海の色の蒼さがすごい








●おおっ
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隆起した島の外周は岩礁(崖)で、砂浜が無い












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宮古島を彷彿とさせるサトウキビ畑に囲まれた空港に舞い降りた先は・・・












●「KOU・心を洗う旅のテーマ曲(*v.v)。。」(猫叉Master「Fly far bounce」)














●南大東島空港
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最終目的地は「北大東島」だが、ここで一旦降りなければいけないらしい。










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田舎のバス営業所な待合室に通される

ここで約30分待機。







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空港警察官は、多分、島の駐在さんが必要な時間だけ来ているのだろう。

やがて、先ほど乗ってきた飛行機が北大東島行きRAC735となり、搭乗が始まる。








この南大東島→北大東島こそ、世界最短の航空路線
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そのキョリ、わずか13km。

BROMPTONくんで30分のキョリを、飛行機は20分で運んでくれる!

(ちなみに、往復割引適用でお値段片道6,250円)






●CAさんは航空法に従い機内説明・安全説明
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CAさん:「・・・なお、北大東島空港への飛行時間は5分を予定しています

機内説明より短い








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RAC735飛び立つ







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即、視界に小さな島が飛び込む!

『あれが大東諸島のもう一つの島、「沖大東島」(米軍射爆場の無人島)か!?』








●「ガコン!」
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やっぱりアレは北大東島らしい

ってか、海の蒼さ、マジすごい!












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おおお・・・!!

こんな小さな島、ホント1日旅して過ごせる環境があるの!?









●15:05 定刻どおり北大東島空港に到着!
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「なんか、この旅、新鮮だ!」

ちょっと珍しいことやってる気分になる。

旅マエに「ブロンプトン + 大東島」で検索した時、他者の旅行記の類は見当たらなかったし、

僕が、初めてBROMPTONで大東諸島を走る旅ポタリストかも。


『久々に、記憶に残る旅になる予感

僕は、小さな小さな空港を見て、高揚した


(つづく)





■次回

いつ以来か、本当に久々の解放感に包まれて走り出すKOU!

北大東島のくつろぎ環境は・・・「控え目に言って最高!」

これ、全国の折り畳みミニベロポタリストにおススメ出来る旅先かも知れん!

ただ、島は坂が多く、半年以上まともに運動していないカラダにはそれなりに堪える

『なるほど、キレイな花には何とやら、だ

次回、「北大東島・走り出す」篇!



※多忙のため、更新にはそれなりに時間がかかります。








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