●これまでのあらすじ
BROMPTONくんと世界をポタする冒険旅(ロマン探求ポタ2019(*v.v))の序盤、
襲い掛かってきた『圏外大魔王』(ケンガイダイマオウ)をフランクフルトでやっつけて、XPERIAの通信接続を回復したKOU。
●その後、旅の中で厳しい局面は多々あったものの・・・
旅の間中、XPERIAが『常時接続状態』だったおかげで、
「MAP確認」「自転車店検索」「ポル語/スぺ語翻訳」その他、不自由ない旅を続けられていた。
●2019年9月20日(木)18:47(モロッコ現地時間)
より強大な敵がジブラルタル海峡上で僕に降ってきて・・・
再び僕を『圏外』の状況に追いやったのだった!
(何言ってるのかさっぱり判らない方は前回をご覧ください)
●19時ちょうど・・・
無常にも船はモロッコ王国タンジェ港に到着、はわわ~
●人生初、アフリカに上陸
人類が誕生した大陸・・・いつもの僕ならロマン(*v.v)。。に自己陶酔するところだが・・・
●ちょっと状況が悪すぎる
<現在のステータス>
なまえ:KOU
よろい:ぬののふく
かぶと:すてきなぼうし
ステータス:のろい(つうしんふのう、ちずりようふのう、きかんしぜんそく、ほか)
じつだん:0 ディルハム / 650ユーロ(このくにではつかえない)
まほう:ANAカード(このくにではつかえない)
うま:BROMPTON号(けが)
おたから:すてきなエプロン、ばらまきようマグネット、きれいなおさら、ふしぎなにんぎょう
一番やばいのは「のろい」。
何がやばいかって、事前にマイマップに登録した「地図が見れない」ということ。
ホテルの場所も判らないし、ホテルに電話をすることもできない
次にやばいのは現地通貨「ディルハム」をまだ全く持っていないこと。
モロッコの市内ではユーロもクレカまず使えなかったはずだ。
しかも、XPERIAが使えないため両替所の場所を調べられない
そして、地味にヤバいのが「きかんしぜんそく」だ。
危機的状況において咳が止まらず、一層焦りに拍車がかかって、落ち着いて思案できない
●ゲホゲホッ!・・・何か手立ては???
襲い掛かってきた『圏外大魔王』(ケンガイダイマオウ)をフランクフルトでやっつけて、XPERIAの通信接続を回復したKOU。
●その後、旅の中で厳しい局面は多々あったものの・・・
旅の間中、XPERIAが『常時接続状態』だったおかげで、
「MAP確認」「自転車店検索」「ポル語/スぺ語翻訳」その他、不自由ない旅を続けられていた。
しかし
●2019年9月20日(木)18:47(モロッコ現地時間)
より強大な敵がジブラルタル海峡上で僕に降ってきて・・・
再び僕を『圏外』の状況に追いやったのだった!
(何言ってるのかさっぱり判らない方は前回をご覧ください)
●19時ちょうど・・・
無常にも船はモロッコ王国タンジェ港に到着、はわわ~
●人生初、アフリカに上陸
人類が誕生した大陸・・・いつもの僕ならロマン(*v.v)。。に自己陶酔するところだが・・・
●ちょっと状況が悪すぎる
<現在のステータス>
なまえ:KOU
よろい:ぬののふく
かぶと:すてきなぼうし
ステータス:のろい(つうしんふのう、ちずりようふのう、きかんしぜんそく、ほか)
じつだん:0 ディルハム / 650ユーロ(このくにではつかえない)
まほう:ANAカード(このくにではつかえない)
うま:BROMPTON号(けが)
おたから:すてきなエプロン、ばらまきようマグネット、きれいなおさら、ふしぎなにんぎょう
一番やばいのは「のろい」。
何がやばいかって、事前にマイマップに登録した「地図が見れない」ということ。
ホテルの場所も判らないし、ホテルに電話をすることもできない
次にやばいのは現地通貨「ディルハム」をまだ全く持っていないこと。
モロッコの市内ではユーロもクレカまず使えなかったはずだ。
しかも、XPERIAが使えないため両替所の場所を調べられない
そして、地味にヤバいのが「きかんしぜんそく」だ。
危機的状況において咳が止まらず、一層焦りに拍車がかかって、落ち着いて思案できない
16.(モロッコ)
三次元迷宮都市!タンジェ 篇
三次元迷宮都市!タンジェ 篇
●ゲホゲホッ!・・・何か手立ては???
『そういえば・・・』
各都市滞在ホテルを決定する時、周辺地図を画面キャプチャしてた筈。
タンジェのMAPもVAIO Zの中にあるんじゃないか?
●あった!
たまたま、港からホテルまでかなりキョリが近く、比較的細めの道まで表示されている。
これなら、行けるか?
●ホテルまでの道を検討してみる
途中までは道が判りやすいが、その先は行ってみないと何とも言えない。
ただでさえ迷宮の様なイスラムの町、
タンジェでは「道案内」と称して適当な場所へ案内してチップを要求する輩だらけだともいう。
そんなのに群がられた結果、混乱して迷子になる場合もあろう。
それに、渡すカネも無いから、余計妙な面倒事になるかも知れん。
●とりあえず、闇夜となる前にホテルまで無事に辿りつきたい
Bluetooth接続でXPERIAに「MAP」を転送した後、港のゲートに向かう。
パスポートをチェックした係官が「コンニチハ!」と人懐っこい笑顔で挨拶してきた。
自転車旅について2・3言言葉を交わし、ドローンを持ってない事を確認された後、僕はイスラムの町に突入した。
●ロマン探求ポタ(*v.v)。。モロッコ王国篇テーマ曲 劇団レコード「流砂の嵐」KONAMI 2011
●2019年9月20日(木)19:14(モロッコ現地時間)
「ああ、もう陽が沈んでしまう」
目の前に見える高台の町は、タンジェのメディナ(旧市街)。
やはり、日没前の突破は難しそうだ。
思えば、地図上で自分の位置を逐一推測しながら移動する旅、一体、いつ以来だろう?
GPS地図が普及するまで当たり前にやっていた事は、こんなに心細い行為だったろうか?
XPERIAの「画像地図」とにらめっこしながら、トコトコBROMPTONくんを押し歩く・・・
と、左足のスニーカーのソールが、つま先の方からべりッと剥がれた
『なんなんだ、マジで』
と、左足のスニーカーのソールが、つま先の方からべりッと剥がれた
『なんなんだ、マジで』
フェリーの階段につま先引っかかったあたりからあやしい感じになっていたものだ。
まだそんなに使ってないスニーカーなのに・・・しっかりしてくれ、アディダス
●そんな感じで、満身創痍でメディナ(旧市街)に突入する
男:「ホテルを探しているのか?それなら、いいトコがあるぜ。来な!」
頼んでもいないのに、勝手に『どこかに』案内しようとする輩がひっきりなしに群がってくる。
喘息でゴホゴホしてる僕は傍から見れば病人で、人が逃げてくかと思っていたが、気にする様子もない。
勿論、僕は着いてかないが、しつこい上に数が多くて困る。
細い通りが右へ左へ上へ下へと入り乱れる3次元迷宮で、完全に迷子になった
客引き(?)どもをやりすごそうとしてグイグイ歩き回った為だ。
●・・・そんな状況でもなお、迷宮の町に魅了される
ウザい客引きたちにひっきりなしに翻弄されても、
住宅街の階段に腰掛ける子供たちに何故か「ファッキュー」と挑発されても、
僕はやっぱり「イスラムの町」好きかも知れない。
●・・・だからと言ってホテルに辿り着かなくてもいいワケではない
一体、ここはどこなんだ・・・
・・・と、「casbah」と書かれ、小さな城の画が描かれた門に差し掛かった。
カスバ・・・フラ語で「砦」だったか?
そういえば、タンジェ計画時に時間の都合で諦めたカスバ要塞博物館とかあったっけな・・・
偶然、差し掛かったらしい。
ラッキーと言えばラッキーか。
そして、場所が判ったおかげで、地図上どこにいるかも知る事が出来た!
うざいタクシーの客引き、そしてホテルの客引きを振り切って、BROMPTONくんに跨る。
もう、ホテルは目と鼻の先だ。
かなり急な下りの石畳を慎重に下ると・・・
●到着!本日の投宿先、ダル・エル・カスバ!
ガーデンレストランが併設された、なかなかオシャレなホテルだった。
●ちなみに、辿った経路はこんなかんじだった(たぶん)
画面キャプチャ―地図が無かったらマジで詰んでたと思う
●さて・・・
フロントでチンベル鳴らすと、ニコニコした20歳くらいの白人の女の子が出てきた。
無料Wi-Fiの案内はカベに貼ってあったので、僕が彼女に訊きたいことは2点となった。
KOU:「コホン(*v.v)。。、町なかやタクシーでユーロやクレカは使えるかしら?」
女の子:「多分、ほとんど使えないわ。ディルハムが必要よ」
KOU:「ホテル近くの両替できる場所は?」
女の子:「この通りの少し先に銀行があるわ あと、両替所もそこら中にあるわよ」
KOU:「なるほど、営業時間は大丈夫かしら??」
女の子:「今から?そうねえ、中心街の両替所は大丈夫と思うわ」
KOU:「OK。あと、空港行きのタクシー予約してもらえるかしら?明朝早くなんだけど」
女の子:「呼べるのはファミリータクシー(?)だけで、プライベートタクシーは呼べないの。
でも、すぐその先の公園のロータリーにたくさんタクシーがいるから、そこで頼めばいいわ」
・・・ニコニコと笑顔の絶えない、感じのいい娘さんだった
●4Fの部屋までBROMPTONくんを担ぎ上げる
両替のメドがたってちょっとだけ安心。
しかし、依然、Googleマップ使用不能の課題は解決していない。
港からここまでは極めて狭い範囲だから「画像地図」で辿り着けたけれど、
マトモな地図無しで何キロ以上も移動するポタは困難。
このままだと、この旅でBROMPTONくんを利用するポタ旅は出来ず、
2018年のイスタンブール以降同様「歩き回るだけ」になってしまう・・・
「なにか方法は無いか・・・??」XPERIAをいじっていると・・・
●なんだ、コレ・・・?
Wi-Fiのみで使うGoogleマップ・・・?
Wi-Fiが飛んでる範囲なんて限定的だろうに、何の意味があるんだ?
そして、その下にはオフラインマップ・・・???
・・・よく判らんが、今、僕の頼みの通信綱はフリーWi-Fiスポットのみ。
高額課金されない様「Wi-Fiのみ」をチェックしておくべきか。。。
●ポチッ
オフラインマップを必ずダウンロードしてください・・・?
あれ?
もしやこれって、Wi-Fi使ってオンラインの間にオフラインマップをDLしておけば、
通信波が無い環境でもGoogleマップは使えるって事か!?
●ポチッ
おおっ!
そうか、GPS信号は通信波と関係なく人工衛星から着信している。
つまり、地図データだけDLしておけば、GPS信号との組み合わせでナビが使えるのかもだ!
●ポチッ!
おおお~!!
地図DL範囲は、自分の都合で狭い地域~かなり広い地域で指定が出来るらしい。
「・・・と、いう事は」
この先立ち寄るマラケシュ、ワルザザート、そしてカサブランカの地図もDLしておけば、
BROMPTONくんでのポタも可能!・・・かも知れない!
●地図問題さえ解決すれば、問題の大半は解決!
試しに、XPERIAをオフラインにした上でDLした地図で「両替所」を検索するとナビが起動した!
・・・いつものナビよりいささか頼りない感じではあるが、画像地図と比べると天と地だ。
●行動できると判ったら・・・
いつもの様に手早く洗濯をすませ、窓際に衣類を干す。
・・・初日のリスボンで洗濯して以来、毎日乾かない下着類は今日も乾かないだろうな。
まあ、いいさ。
よし、とっとと両替を済ませ、そして晩ごはんを食べに行くぞ・・・!
【次回予告】
初のアフリカ大陸の夜…速やかに両替した後、美味しい晩ごはんを愉しみたい(*v.v)!
大きな野望を胸に、夜のタンジェに飛び出すKOU!
しかし、XPERIAでの「しらべる」に頼ることはもうできない・・・。
読めない看板、入りにくいお店、今一歩出ない勇気・・・!
愛憎うずまく夜の港町、僕はタジン鍋を使った美味しい晩ごはんにありつく事が出来るか!?
次回!
「港町タンジェの夜はふけゆく 篇」
(つづく)
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