岐阜県珍スポ探訪
『地球回廊』篇 2018.04.07

時刻はちょうどお昼時。
珍スポ探訪も好きだが、美味しいごはんをニコニコしながら食べるひと時も幸せなひと時だ

道中の町・関市で見つけた洋食屋さんで、腹ごしらえをしていこう。
●Yのオーダーは『ミックスフライ定食』

エビ、ブタヒレカツ、カニコロのフライが美味しそう。
お値段1250円也。
●僕のオーダーは『ビーフシチュー』

ほう、ここまで小ぶりな器に入っているシチューはちょっと珍しい。
お値段1630円也。
●いただきます~


「おっ!」
色々なお店でビーフシチュー食べているけど、ここのお店、なかなか美味しいと思う

・・・だけど、また遠くに出かけて、その土地ならではのモノとか食べたいなあとも思う。
福井探検の時に越前ガニや、熱海探検の時の寿司とか温泉まんじゅうは、やっぱ印象強かったな。
●多治見市に差し掛かった時・・・

Y:「そうだ、『梅園菓子舗』に寄っていきますか
」

そうか、梅園菓子舗は多治見にあるんだっけ!
僕が『どら焼き』買うのはいつもこの店なのだが、ネット通販でしか購入した事がなかった。
この店は国内に星の数ほどあるであろうどら焼き作りの店の中で、全国6位にランクした名店。
どら焼きはめちゃくちゃ美味しくて、あの『レクサス』が、オーナーへの贈答品として使用している程。
●大正時代創業の、歴史を感じさせる佇まいである

Y:「今の時期しかやってない『いちご大福』、売り切れてなければいいのだけれど
~♪」

『ほう、いちご大福か
・・・』


●いちご大福GET!

KOU:「お、おいしい
・・・!」

『耳たぶの様に柔らかいお餅』って、まさにこういうヤツなのだろう。
ふわっふわのお餅、その中のイチゴは噛みきると果汁がジュワッ!・・・とあふれてくる。
Y:「和菓子屋さんも、実際にお店で買って食べるとかなり美味しいのよね~」
たしかに、下之一色(シモノイッシキ)の町のひなびた和菓子店で食べたわらび餅も美味しかったな~。
毎日、ばあちゃんが手作りしてるって言ってたっけ。
和菓子店探訪旅なんてのも、味なもんかも知れないねえ。
●瑞浪市の『地球回廊』(チキュウカイロウ)に到着!

ここは洞窟地形を利用して、悠久なる地球46億年の歴史を体験できる科学展示施設だ。
見ると、たくさん子供を連れた人が入っていくのが見える。
僕らも、続いて洞窟状の館内に入る事にする・・・大人2人で400円也。ずいぶん安いぞ。
●・・・?

KOU:「ん?ネオン管のトンネル?何を表現しているんだろう??」
Y:「・・・さあ
?」

●唐突に始まる地球絵巻

・・・なんか、僕にでも書けそうな文章だな

●大きな画がカベに貼られている

Y:「・・・地球上の生物の歴史かしら・・・
」


Y:「・・・
」


Y:「・・・ぷっ
」


●なんだろう、この施設に漂うこの雰囲気は・・・

ひと言でいうと、全ての展示物に『おおざっぱ感』が漂っている様に思う。

展示物の解説内容にも、専門的な内容は何も見当たらない。

『一般論』×『大雑把』=『テキトー』
・・・そんな分析がカンタンに成立してしまうような・・・


書ける・・・この内容なら、僕にでも書けるぞ・・・!
●突如、トンネルを木の根っこが襲う

この意味不明なオブジェを、無理矢理潜ろうとしているYの意味不明な行動

時々、予想もしない動きをしてくれるのが面白い。
●掲示板の時代は40億年以上進んで・・・

恐竜の時代になっていた。
●少しレトロさを感じる絵柄だな・・・


・・・と、いうか、絵柄も解説文も、僕の小学校~中学校頃の読み物と同じ水準に思え、
『そういう意味でのタイムスリップ感覚』になってきた

●唐突に出てくるブラキオサウルス(?)の骨※模型

『・・・ブラキオサウルスという響き自体が、どこか懐かしい気がする
』

近年、あまり聞かない恐竜の名に思えるんだよなあ。
●展示内容はいよいよ心許なくなってきた

画用紙の展示・・・
!

中学校の『壁新聞』とか以来じゃないかしら。

うーん、地球回廊は大がかりな施設の割に、予算は小さいようだ

もうちょっと専門的な事を色々教えてくれるなら、画用紙でも別に構わないんだけれど、
低年齢の子供ターゲットの施設ではそれも出来ないのかも知れない。
●Y:「トリケラトプスだ
!」


KOU:「コイツ・・・動くぞ
」

Y:「この施設の中で、この子が一番お金かかってそうね
」

30年前に開業した当時のTDLに、こんな動きをするロボットがいた様な気がする。
●そして・・・恐竜が滅んでゆく

なんかなあ、ここに来て中途半端に含みを持たせる文章が、どうも気になるなあ



30年前の定説通り、『ユカタン半島の隕石衝突説』で言い切るくらいが、施設の雰囲気にマッチすると思う。
●時はながれ、人類の時代に・・・

●これら掲示物を見て、何か新しく発見する子がいるのか気になるところである・・・

●そして、掲示物は突然写真に変わり・・・

ん?シーラカンス・・・
???

また、時代をさかのぼった???
●少しレトロな写真で終了

角を奪われたサイの死体に胸が痛む。中学校の頃に購読してたUTAN(ウータン)という雑誌の記事みたいだ。
その隣の東京の夜景は、ビルの高さが今よりめちゃくちゃ低い・・・80年代末とかのものじゃないだろうか。
本当に、僕が中学生の頃の写真かも知れない。
・・・と、目に留まった掲示が・・・
●あ、ここは地下壕だったのか


Y:「地下工場
!」

この洞窟に入ってから初の『新しく知った事実』である。
そうか、この洞窟でも大変な思いをした人がたくさんいたんだなあ・・・。
しかし、それならそれで、僕でも書けそうな歴史の解説でスペースを埋めるよりは、
この地下壕に関するリアルな展示でもした方が、よほど『ならではの掲示』が出来る様に思う。
●この先、展示物は僕らの興味のはるか彼方を突っ走っていく

Y:「これは・・・
?」

KOU:「花崗岩らしい・・・ん?これも、これも、これも、これも・・・・・・・・これら、みんな花崗岩のサンプルだ
」

展示内容より、『誰がこれを興味深く見るのか』、『それは何人に1人の確率なのか』そっちが100倍興味深い。
●加速していく・・・展示物

もはや、なぜ、これらが並べて表示されているのかの理由の想像もつかない。
●ここまでで最大級の空間

天井まで10mくらいはありそうな、広い地下のホール。
かつて、ここが何に使われていたのか非常に興味深いし、ここで何かライブでもやればかなり良さそう。
その空間では超大画面のモニターでオリジナルアニメが上映されていた。
Y:「この声優、絶対に超有名な人だと思うんだけど、名前が思い出せない」
『たしかに聞いた事あるような、無いような・・・』
・・・10分ほどアニメを見て考えていたが、結局判らず、最後まで見るのにも耐えられず、席を立つ。
●そして・・・

宇宙は人類になにかを求めているはず・・・???
『なにか』ってナニ? 求めている『はず』????
本気で言ってるんだろうか
?

ああ、これが『超展開』ってやつか。
それとも、僕が大人になってしまったという事なのだろうか。
●シュールな空間だったが・・・

実際のところは、結構楽しむ事が出来た

まあ、ここを楽しめるかどうかは、性格的な要素が大きいかも知れない。
ひんやりした洞窟の探訪を満喫した次は、高台にある目的地に向かって移動する





(つづく)
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