●『まんが日本むかしばなし』に出てくるような道をゆく
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ここも旧中山道。妻籠宿への入り口付近だ。

今回の道では、舗装されていない場所は基本、押し歩きでいくので、のんびりと押してゆく~♪




















●伊那方面へ向かう追分(分岐点)で馬籠方面に進路をとり・・・
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渓流を橋で渡って・・・




















●ヤモリ?が走り回る民家の軒先をかすめて・・・
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先へ向かうと・・・




















●『峠につづくぞ~!』と宣言するかの様な小路が出てくる
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うえ~、もう、担がないといけないのか。

『大妻籠』から先だと思っていたのに・・・まあ、僕の記憶なんていい加減なもんだ。



















続・木曽路はすべて山の中であるポタ(*v.v)。。

(3)『馬籠峠篇』




















●のぼり道をヨタヨタのぼり・・・
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民家の軒先を通ると、道は舗装路のくだり道に~♪

この先にあるのが・・・




















●大妻籠(おおつまご)の集落だ
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ここは江戸幕府が設置した『宿場』ではなく単なる集落なのだと思うが、古い町並みがよく残っている。






















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傾斜地を家や畑、そして墓地などに利用する為の石垣。勿論、全て手作業で、共同作業で積み重ねられた。

木曽路ではよく見られる光景のひとつ。





















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美しい(*v.v)。。

すさんだ心が洗われていくようではないか。





















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袖卯建(そでうだつづくり)と出梁造り(だしばづくり)の民家が立ち並ぶ。

勿論、建築に詳しくない僕の知識ではなく、南木曽町のHPに載っていた情報だ。

妻籠宿にも、馬籠峠を越えて向こう側の峠集落にも同じような家が並んでいる事から、

『木曽路の典型的な家だったんだろうなあ』という事は、いくつかの集落を巡る旅人にも容易に想像出来よう。




















●大妻籠には鱒の養殖場もある
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年季が入っている養殖場。池のど真ん中に古びた水銀灯がついているのが前から気になっている。

夜、虫を呼び寄せて、池に落として鱒のエサにするんじゃないかと思っているのだが、

基本、ここで土地の人を見かけた事がないので、質問できた事がない。そのうち、謎もとけるだろう。





















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大妻籠を過ぎると、民家はまばらになってゆく。




















●ところどころにある石畳
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トレッキング時には全く気にならないが、自転車なんか持ち込んだ日には邪魔で仕方ない。

まあ、担いで、ヨボヨボと行くさ




















●牛頭観音
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観音様の頭に牛のツノが見える、馬頭観音ではなく牛頭観音。

ここの案内板に『木曽路近くでは唯一の』と書かれているが、

馬籠集落近くの藪の中に、ひっそりと牛頭観音がある事を僕は知っている。

いずれにしても、馬籠峠の周辺で、労働力として牛がとても大切にされていた事がうかがえる。





















●段々畑の横をいく
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急傾斜地である馬籠峠周辺一帯では、段々畑をよく見かける。

水が張られているのを期待していたのだけれど、今年はここは耕作しないのかなあ~。




















●僕が歩く旧中山道と、舗装された県道の中山道は、時にこうやって出会う
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橋の方が僕が歩く旧中山道で、右側のアスファルトの曲がりくねった道が県道の中山道。

一応、舗装路ではあるが、劣悪な道であるという事が判る。

旧中山道・馬籠峠は明治期に至るまで牛車も通れないほどの道であり、

その後、明治期に木曽川沿いに開削された賤母(しずも)道路に主要交通路の立場を譲る事になる。

その賤母道路も、当初は『牛車が辛うじて通れる道』に過ぎなかったというから、

この地域がいかに険しい地域であったか、わかるというものだ。





















●現代の道ですら、僕にとっては厳しい
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はあはあ言いながら、BROMPTONを押してノコノコ進む。

集落のばあちゃんや、馬籠側から歩いてくる欧米系のバックパッカーが声をかけてきてくれるのが、

ちょっとした慰めだ。




















●道中の祠前で休憩
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ここは・・・なんだったっけな、遠山氏にゆかりのある武将だったかが亡くなった場所だったっけ。

疲れて、よく判らない。

そうそう、三留野のスーパーで買ってきて楽しみにしていた『アレ』を食べよう




















●かっぱえびせん『アヒージョ味』
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こんなかっぱえびせん、初めて見たよ。

僕は『かっぱえびせん』も『アヒージョ』も大好物、これが美味しくないわけがない

いただきまーす

ポリポリポリ・・・(*v.v)

















・・・



















ペッ。なんだこりゃ




















●予想外に美味しくなかったので・・・
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休憩を早めに切り上げて、先に進む事にする。

この坂を下ると、『男滝・女滝』という美しい場所があるので、そっちで心を満たす事にしよう・・・(・ ・)





















●男滝・女滝
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すぐに男滝が見えてきた。

こんな感じで豊かな森の中にあるが、先ほどの狭い舗装路を通り、クルマで来る事も出来る。




















●狭い橋を渡ると滝の方へ行く事が出来る
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ちなみに、大妻籠を過ぎて以降、BROMPTONに乗れる場所は殆ど無いと言って間違いない。





















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心地よい風と、木漏れ日、そして滝の音が、再び僕の心を浄化してくれる(*v.v)。。




















●こちらは女滝
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幅が狭く水量も少ないが、落差はこちらの方が高いようだ。

音がうるさい男滝よりは、こっちの方が落ち着く気がする。





















●かつての中山道は、この滝の下にあったらしい
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美しいこの水際沿いにあったのかな。

地形は水流でどんどん削れるだろうから、道もしょっちゅうつけ変わったのであろう。




















●先に進む
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ここが江戸時代、日本の大国道だったわけだねえ。

和宮も、多くの大名も、ものすごい行列でここを通っていたのはすごいなあと思う。

和宮の行列なんか、隊列の長さ数十キロになって、人足の行き倒れも多数出たというし。

また、みなさんのご先祖も、多分、ここを通っている訳ですよ。





















●沢の近くで小休憩
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●この後、一層険しい区間を越え・・・
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ヒーハー

二度とこんなとこにBROMPTONでは来ないと、決意を新たにする。




















●やがて・・・
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あっ、やっと立場茶屋についた

立場茶屋は宿場の中間点にある江戸時代の休憩所だ。

現代においては、何の機能も果たしていない所がほとんどであるが・・・





















●馬籠峠手前のここは、機能している
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なぜかって?

それは、南木曽町の観光案内所として機能しているからだ。






















●中に入り、お茶(無料)をいただく(*v.v)。。
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ふゥ、生き返る。

職員の人と、道中話で雑談しているうちに、どんどん新しいお客が入ってきて、土間が満員になる。

大半が白人のバックパッカー、一部がアジア系のバックパッカー、日本人客は僕しかいない。

『いい場所なのに、わざわざ歩こうという日本人は少ないんだなあ』と、改めて思わされる。




















●さて、もうひとふんばりだ
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馬籠峠は、もう、目と鼻の先。




















●ヨロヨロと、最後の区間を押し歩く
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段差の部分に差し掛かり、またBROMPTONを抱えてヨタヨタしながら坂を登っていたら、

すれ違った欧米系のバックパッカーのおねえさん4人組に「You are strong!!」と褒められた。

女の子にそういってもらえたのって、生まれて初めてかも知れない




















●馬籠峠到着
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乗車出来た区間など1割も無かったと思う。2度とこんな場所へはチャリでは来ない

さて、このあたりを知っている方は『ともかく、あとは、旧中山道を下るだけ・・・』と思っているかも知れない。

・・・が、実は、僕はこの先で探検したい場所があった。

その場所は、多分、この区間を何回か行き来している人でもそんなに立ち寄った事のない場所だと思う。

次の記事で、そこに行ってみよう。
















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(つづく)