●5月4日 05:00 ・・・むっ
・・・空が、ぼんやり明るくなってきた。
結局、3時間くらいしか眠れなかった。まあ、いつものことだ・・・。
●外を見てみると・・・
あ、テントの真上には高圧線があったのか。気づかなかった・・・
ってか、空、暗っ
今日は午後の降水確率が20%なだけで、昼までは晴れのハズでは???
●雲行き、あやしい・・・
でも、電波が届かないから、この後の天気調べられない
もう少ししたらキャンプinn海山付近(電波とどく)までBROMPTONで移動して、天気予報を見よう。
その前に、とりあえず、降雨に備えて、タープの位置を少し調整しておいたほうがよさそうだ。
(3)2日目『雨 VS KOU』篇
●1時間もしないうちに雨が降ってきてしまった
なんだよ、これじゃあ天気チェックにも行けないじゃないか。
とはいえ、昨日、移動中の電車内時点の天気予報を思い出すと、この雨は通り雨程度のハズだ。
●いずれにしても、タープの天井高を圧倒的に拡張しておいてよかった
わざわざこんな山の中まで来て、雨に降られて、低っくい屋根の下で首すくめてるなどご免被る。
ゆったりとした空間で、この雨を余興の様に楽しんでやって、その後、探検に出かけよう
●まずはコーヒーを淹れよう
近所の喫茶店『KAKO』の豆をゴリゴリとミルで挽く。
僕はホントはコーヒーより紅茶の方が好きなのだが、ティーバッグよりこっちの方が絵になりそうなので、
めんどくさいのを我慢しながらやってる感じだ。
●お湯を沸かしている間に、石のテーブルを準備・・・
この石、BROMPTON+Travoyより重いんじゃないだろうか
持ち上げるどころか、転がすのもしんどいくらいの重さの石を、フラフラになりながらタープ下に移動させる。
苦労しただけの事はあって・・・
●とてもいいテーブルになった
レーズンパンとポテトサラダとチキンの朝食。
コーヒーとともに、いただきます(-人-)
僕は本当にレーズンパンが好きだね。。。
●やがて、雨は小降りになってきた
む、このまま晴れるかも知れないな
でも、ちょっとビミョー。チャリで出かけて、すぐ降られる可能性もありそう。
ここは、テント周辺の地形を探索して、次回の設営候補地があるかどうかを調べてみるか。。。
●テントはこんなところに張っているのだけれど
右手の川の方から僕のテントの奥がわの岸辺を見てみると・・・
●僕のテントの背面の林の中に、ちょっと開けた場所があるのがわかる
川から少し離れていて物足りないものの、砂場よりも地面の環境はよさそうだ。
行ってみよう。
●広さも申し分ない
ただ、昨日の夜とか、この林の中からサルの声が聞こえてたし、
厄介ごとを引き寄せそうな気もするね・・・あ、サルの糞も落ちてるし・・・。
・・・おや?
●これは・・・?
何の糞だろ?野ウサギ?それともリス??
電波が届けば、すぐに調べるのに。。。
●そして、その正面に土捨て場
万が一大雨が降り続き、川の水位が自分で設定した『避難基準』を超えた時、
僕はカバンに入れたVAIO Zだけ持ってここを昇って避難する事を決めている。
テントで寝転んでいる状態から1分30秒で避難完了するハズだ。
●避難基準はこの石の下のライン
現在の川面から15cm増し程度かな。
テントの床面までの高度差は1mくらいだと思う。
どのくらいの雨が、どのくらいの時間降り続けば増水するのか全く判らないのは、結構恐ろしいと思った。
●11:00頃
おっ
ようやく晴れた?
●ダメか
テントの中でゴロゴロ出来たり、快適なタープの下で読書とか出来たりするから救われてるものの、
なるほど、天候の前に、生身の人間って微力だなァと、痛感させられる。
いや、去年の3月、初回のBROMPTON CAMPでも大雨に見舞われた。
けれど、あの時には『テントの上に頑丈な屋根』があったし、何より『クルマ』があった。
つまり、ガチで自然と向き合ってなかったんだよなあ、あの時は。
今は、ちょっと雨に降られただけで、身動きする気にならないという。
BIG氏だったら雨具着用して、釣りでも楽しむんだろうな。
僕も、雨の時に楽しめる『何か』を考えておくべきか。
●14:00
やれやれ、町の方に食材買い出しに行くつもりだったのが、どうやら、諦めざるを得ない感じかしら。
昼ご飯も、食材買ってきてからと思ったけれど、ありあわせで何か作って食べよう・・・
●とはいえ、買い出しに行けないとなると、使えるものは限られる
今宵の晩酌で使うつもりだった『3種のサラミ』を使うか・・・。
●昨晩切っておいた野菜のストックと合わせて炒め、パスタを茹でる
・・・と、ここで、強い風と水しぶきが吹き込んできた
面白れぇ、そっち(天気)がその気なら、こっちも徹底的にこの天気を愉しんでやる。
●とりいそぎ、BROMPTONにカバーをかぶせて・・・
濡らすと錆びちゃうからね
●雨風避けにする
Travoyとセットで風防に
これ、結構いいと思った。
考えてみたら、自転車の状態でタープ下に置いても無駄に場所とるだけだし、次回からはデフォルトにしよう。
●風はすぐ止んで・・・
ペペロンチーノの出来上がり
もう、買い出しもほとんど諦めてるし、おビールも飲んじゃおう。
プシュッ!
●まあ、当たり前に美味しい
こんなん、誰だって美味しく作れるに決まってる。勿論、僕が作っても、どうやったって美味しい。
タープを叩きつけてる様な雨音をBGMに、美味しくいただく(*v.v)。。
●かわきものも欲しくなったが・・・
小憎たらしい雨のせいでカラムーチョを買いに行く事も出来ないので、揚げパスタで我慢しよう。
ガーリックパウダーとクレイジーソルトと乾燥パセリ振りかけて出来上がり。
まあ、そんなに美味しくもないが、無いよりだいぶマシ。
ポリポリポリ(*v.v)。。
●18:30
結局、その後も雨脚は強くなったり弱くなったりを繰り返し、晴れ間というものを全く見ることもないまま、
日没を迎えるのであった。
あー、お天気くん、今日の我慢比べはキミの勝ちだ
●夕飯の炊事もタープ下で
まあ、この絵はこの絵で味があって、悪くはないかも知れない。
タープやテントに臭いがつきそうで、焚火が出来ないのは残念であるが。
●先日作ったカレーを、少しアレンジして頂く
ブナシメジとディナーカレーのルーを追加してモッコモコにして、ニンニクと辛みパウダーも追加して、
ハフハフしながら食べる辛さにしてみた。
レーズンパンは食べきってしまったので、久々にアルファ米を使ってみた。かなり美味しかった
●ベーコンを焼いて、コークハイと合わせる
・・・こんな感じで、なんだかんだで、雨の中でも20時頃までのんびりと晩御飯を愉しんだ。
●気になる水位だが・・・
既に12時間以上降り続いているのに、水位に変化は無い。
まあ、この程度の雨で露骨に水位が上がっていたら、1年の間に何回も氾濫する様な暴れ川になっちゃうか。
とは言え、雨脚は衰えていないし、多少増水すると考えていた方が間違いないだろう。
いざという時にすぐに脱出できる様に、VAIO Zを入れたカバンと、靴をすぐに履ける様に準備しておく。
逃げる時にはBROMPTONもテントもオプティマスもなにもかも、一切顧みず捨てていく。
初めから割り切っておけば、何の迷いもなく避難出来よう。
そんな事を考えつつ、雨音を聞きながら、この日はコトンと眠りについたのだった・・・。
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