●Y:「ガラガラだと思っていたのに、こんなに混んでるなんて
」


本日のもう一つの目的地、熱海秘宝館(ヒホウカン)。
子供の頃、大きな温泉地で見かける度に、親に「お宝見に行こうよ」と何度かねだった事があったが、
絶対連れて行ってもらえなかった場所・秘宝館。
今に至るまで入った事はなかった。
熱海珍スポ探訪記 2017.03.19
浅野祥雲作品と秘宝館を訪ねて
秘宝館(ヒホウカン)篇
●『秘宝』(ヒホウ)・・・それは秘密のおたから

KOU:「あの人魚も浅野祥雲氏の作品だったりして」
Y:「作風が全然違うし」
・・・まあ、珍子・萬子系(以下珍萬系と略す)の展示物だらけなのは判っているのだが、
それらのオブジェなどを、単に『お宝』でなく『秘宝(ヒホウ)』と名付けたネーミングセンスは天才的だと思う。
●おおっ


入口には熱海城を上回る様な行列!
まさか、こんなに賑わっていようとは

確かに女の子のグループもいるが、カップルや夫婦が多い様に思える。
また、お客の年齢層は20代くらいから50代くらいまでに見えた。
察するに、『性的に枯れた年代層は足が向かない施設』なのかも知れない。
●有名人の色紙がズラリ

お笑い芸人の他、著名な俳優・女優にも大人気のようだ。
というか、こんなオープンな雰囲気だとは思ってなかった。
●入口前で迎えてくれる、裸のおねえさん

ブースが薄暗かったのと、ゆったり動くその様子がなかなかリアルで、ちょっとびっくりした。
KOU:「・・・この人、生身の人間じゃないよね
?」

Y:「当たり前でしょう
騒ぎになっちゃうでしょ」


このおねえさんの左側が展示室の入り口になっているのだが・・・
KOU:「あ、この先は撮影禁止だ
」

Y:「ええ~
!いっぱい、写真撮ろうと思ってたのに!」

・・・と、いう訳で、この先の写真はナシなのですが、展示物は結構面白かった
!

以下、アトラクション・コンテンツの内容を思い出せるだけ記載していきますので、
卑猥な事に興味ある方だけご覧ください。
※多少のネタバレ含みます。『行くまで知りたくない』場合や、卑猥な表記が嫌いな方はご退出下さい。
1)クジラの珍萬オブジェ
入口から入ってすぐ、何の脈絡もなくいきなり展示されていたクジラの珍子・漫子(レプリカ)。
2~3mの長さの巨大な珍子は何かの番組で見た事があった様な気がするが、萬子は初見と思う。
不思議な事に、クジラは人間と全然体形違うにも関わらず、萬子の形状はやたら人間に似ているらしい。
例えば直径50cmくらいの巨大な栗が、人間のと同じ場所に、同じ形でついてたりする。
でも、ちょっと変だ。
あれだけカラダのカタチが違って、珍萬部分だけ人間とここまで類似するものなのだろうか(・ ・)?
その疑問についてYの見解が欲しかったが、「この萬子、ネタだと思う?」とは、ついに訊けなかった。
2)色々な体位の展示物(『秘宝コレクション』の一部)
小型模型にも関わらず珍萬部分まで無駄に緻密に作られた『体位』の展示物が何十個もあった。
かつて東スポとかのエロ記事コーナーに載っていた様な『四十八手』(だったっけ?)かも知れない。
三次元の立体モデルは二次元のイラスト等と違い、カラダの絡み方とかがよく判って興味深い。
つい、『腰にやさしそうでいいな』とか『これ、気持ちよさそう』とか思う『使えるコンテンツ』なのだが、
残念ながら、展示コーナーを離れた瞬間にすぐ忘れてしまう程度の情報でしかないのも事実。
気に入った体位の情報を持っていける様な『チラシ』でもセットすれば、より有用かも知れない。
3)自動エロおみくじ
100円を入れると、お堂の中から障子を開いて等身大のかわいらしい巫女さんが出てきて、
お盆に載せたエロおみくじをプレイヤーの前に投下して去っていくだけのものだが、
その後ろ姿がちょいエロ系。勿論、おみくじの内容もエロ系だ。
ちなみに僕は小吉、Yは大吉だった。
4)マリリン・モンロー スカートめくり
映画『7年目の浮気』(1955)での有名なワンシーンを再現したアトラクション。
等身大のマリリンが通風孔の上に立っており、プレイヤーが全力でハンドルを回すと風が吹き出して
マリリンのスカートをめくれるというもの。
キャッキャ言いながらハンドルを回すがいい。
5)女湯覗き穴
女湯を覗ける穴である。
昭和感たっぷりの、香ばしいエロスなのだが・・・
6)子宝観音
観音様の萬子にコイン(お賽銭)を命中させると、不思議な棒(珍子)の先端から噴水するゲーム。
(詳細をよく覚えておらず、より卑猥な方向に間違っているかも知れない)
コインがなかなか命中せず、何度もリトライして、ようやく命中させた。
7)珍説『寛一・お宮』
尾崎紅葉の作品『金色夜叉』の登場人物・貫一とお宮が登場。
熱海の海辺にある、貫一がお宮を足蹴にしているシーン(立ち位置)を活かしたエロ系ネタが展開される。
結構、笑える。
8)浦島太郎と竜宮城
有名な浦島太郎のお話の珍説で、ほとんどAVなのだが、とても笑える好作品。
太郎や乙姫の様に己が欲求のままに生きると、人間はクズになるという事を教えてくれる。
この一角は見物客でごった返していて、笑い声が絶えなかった。
9)一寸法師
布団に横たわっている普通サイズの女と、身長一寸しか無い男の夜伽話。
シチュエーションと表題から、あらかた内容は想像はついたが、これも笑いながら見ていられる作品だ。
他にも、破廉恥なホログラムっぽい映像が投影されるゲームだとか、お下劣な噴水ゲームだとか、
珍子型の木馬とかしょーもないものだらけ。笑えるネタがてんこ盛りだった。
また、グッズ売り場も充実。ハンパない未来感を感じさせる『グローブ型のハイテクローター』から
『エロお守り』まで珍品はひと通り揃っているんじゃないかと思う。
●総評
全体的にアトラクションが結構しっかりしていて、滞在時間中かなり楽しめる。
この内容なら、どんな組み合わせで遊びに行っても楽しめるんじゃないだろうか。
僕らも足を運んだ甲斐は十分にあった。大満足

時刻は15時くらい。昼ご飯も食べずに遊んでいたが、そろそろご飯食べて、帰り支度しないとね。
●熱海駅近くの商店街で、ご飯&ぶらつく

Yが予想した通り中途半端な時間ゆえ、開いている店に入るしかなかったが、
割とイイ感じの寿司屋に入れた


海に面した街に来たら、やっぱり海鮮だよね。
ホントは一杯ひっかけたいところだけど、運転して帰らないといけないしね。
その分、時間かけてのんびり食事をして、満足満足

●帰り際に、干物をお買い上げ

熱海といえば干物。
それぞれ干物を購入。僕はお酒を飲む時のアテにしようと思う。

夕闇迫る商店街をトコトコ散策。
熱海、久々にプライベートで泊まり旅行してもいいかもだな。
伊豆ポタか西湘ポタと組み合わせればよさそう。
●Y:「温泉まんじゅう、おいしそう
」


たしかにうまそう

SOLO旅の時は全く興味わかない食べ物も、状況次第でとても魅力的に見えるから感覚とは不思議だ。
●ホカホカの温泉まんじゅう、ごちそうさま


帰りは途中から僕が運転して、20時頃に名古屋到着。
仕事だらけの三月の週末、おかげさまで三連休の中日だけはきっちり楽しんで気分転換できた

旅先チョイスもよかったね。熱海、いい街だった(駐車場と秘宝館しか行ってないが)。
と、いう訳で、A級スポットの旅に少し飽きたかた、B級・C級の『珍スポ探訪』、お勧めしますよ
!

(おしまい)
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