●そして、僕は次の宿場にやってきた
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福島宿。






















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なるほど、確かに関所があるね

通行手形を提示して、先に進む許可をもらわないとね・・・(*v.v)。。























●福島関所
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番所役人(上番):「手形を見せよ」

旅の者:「越後国のちりめん問屋の隠居・光右衛門と申します。

  これは手代の助、格、丁稚の八兵衛にございます。

  商いの為、尾張国名古屋へ向かう由、どうかお通し願います(*v.v)。。」

役人:「この手形、どうもあやしい。

  その方ら面をあげぃ!

  改め方、この者らを上から下まで改めよ~!」




















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その3:『福島宿→上松宿に向かう』篇




















勿論、現代においてこの関所で取り調べを受ける事は無いし、立ち寄る必要すらない。
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ただ、国指定史跡であると同時に資料館としてもなかなか面白いので、足を運ぶ価値はあろう。

資料館内にあるジオラマを見ると、往時の福島宿の様子を知る事が出来て、なかなか面白い。






















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関所前から福島の街並みを見下ろす。

随分と開発されて、宿場としての面影はほとんど遺っていないかも知れないが

谷あいの町としての情緒は漂っている。

山蒼く暮れて夜霧に灯をともす、木曽福島は谷底の町(*v.v)。。

長野県出身の歌人・太田水穂(明治9年-昭和30年)が福島に立ち寄った時に詠んだ詩。

なるほど、なるほど。





















●『古い町並み』と、『やや古い町並み』と、『新しい町並み』がある
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今回通ったのは、いかにも昭和っぽい感じの『やや古い町並み』。

『新しい町並み』はイオンがあるあたりのところで、どこにでもある風景。立ち寄る理由が無い。

一方、『古い町並み』は『やや古い町並み』の上手にある江戸時代っぽい宿場道で、情景としては良い。

ただ、僕は数年前に妹分と遊びに来ている。記事もブログのどこかにあるかもだ。

今回の旅は行程に遅れが目立ってきているので立ち寄らず、先を急ぐ事にする。




















●次の宿へ向かう
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『かなり大きな町』に感じた福島宿を出ると、道は再び快走路に。

ただ、トラックが非常に多い為、路側帯周りのスペースが狭いところは割とおっかない。

だからと言って、右側に見える歩道を走ろうとしても、ところによって舗装面が壊れていたり、

雑草が繁茂して通行を妨げてくれたりと、なかなかうまくいかない。

このあたりは、木曽路の国道19号(新道)を走ろうとする時のリアルな残念ポイント。

だから、僕は、出来るだけ『旧道』を選択して走りたいと思う。




















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小規模なダム(堰)は数えきれないほどあり、古いものが多い。

日本の電源開発の黎明期だった明治時代から盛んに開発されてきた川なだけある、と思う。






















●『道の駅』っぽいのが見えてきた
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個人的には道の駅よりも、個人経営の老舗の様な店の方が好きなのだが、

なかなかよさげな店も見つからないまま14時になってしまったし、この際、仕方ない。

ここでご飯を食べていこう。




















●ざるそばをいただく(*v.v)。。
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山間の土地では、僕は大体「おそば」を注文しちゃうんだよな~。

寒暖差が大きい場所で注文してガッカリさせられた記憶がないと思う。

故郷・盛岡の近くに薮川(やぶかわ)という、本州で最も寒くて気温の寒暖差が極端な土地があるけど、

やっぱり、そこも蕎麦の名産地だしね。

ここのざるそばも、美味しい。満足、満足




















●少し、先を急いで一生懸命走ってみる
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実に気持ちいい道

ここからしばらく、気持ちいい道は続くよ~♪





















●木曽の桟(かけはし)
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崖などの通行困難な場所に無理やり通行路を造ろうとする時、ノミなどで削ってみたり、

あるいは崖面に板などを差し込んで中空に道を造るなどで、

辛うじて崖伝いの通行が可能となった道を桟道(さんどう)とか桟(かけはし)等と言ったりする。

山深い木曽路にもその様な場所は多々あったそうで、写真右手の立派な道も、

もともとは崖を人力で掘削して通行可能にした、弱弱しい『桟(かけはし)』だったらしい。

90年代に大岩の崩落があって道路が損壊した後、新しい時代の工事で現在の様な姿になったようだが、

その前までは有名な景勝地だったようだ。





















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この景勝地には赤い鉄橋があり、名前が『かけはし』となっていた。

もしかすると、この橋を『木曽のかけはし』と勘違いしている人も、多いかも知れないね。




















●快走路\(^0^)/!
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そして、ここから先は『快・走・路』\(^0^)/!

BROMPTONの様な鈍足のミニベロであれば、しばらく心地よさを愉しめる道がしばらく続く~

国道19号線のようだが、旧道化しているようで、自動車も稀にしか通らない。

こういう道を走りたくて来たんだよね~♪

なお、この道の終盤のあたりは、少し上り坂があるよ!





















●次の上松宿が見えてきた
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旧道は国道19号(新道・バイパス)と合流し、写真左手側の方へ延びるのだが、トンネルになっている…。






















●なので、僕はバイパスを少し戻るカタチで写真右手側に向かい・・・
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斜面にへばりついた様な集落の道を抜けて上松宿に向かう事にする~♪




















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トラディッショナルでウッディなハウス。

こういう雰囲気、好きだなあ。住みたいとは思わないけど。



















●下り中心なので、距離の割には疲れないポタだ
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サイコン、20km付近で間違ってリセットしてしまい、現在10km表示になっているが、実際は30km走っている。

いつもなら『そろそろヒザに違和感』という頃なのだけれど、今回のポタでは、全く平気~♪

気持ちいいポタだ




(つづく)