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久しぶりに丸々使える休み\(^0^)/

池田町でキャンプ練習をしようと思っていたのだけれど、

週末の内に馬籠宿で画像を確保しておきたかったので、行き先を旧中山道馬籠宿に変更。

キャンプ練習は来週に持ち越しとして、旅に出る事にする。


















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(前篇)


●JR名古屋駅でグチる・・・- -;
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しょっぱなからグチになるが、BROMPTONは本当に重い。転がす事前提の自転車だからかな。重すぎ- -;

カタログスペックより5kgは重く感じる。

それは、購入当時からの僕の感覚値。

JR駅構内を転がして運べなくなってから腕力で運ばなければならないけど、やっぱムリだよ。こんな重いの。

なので、だましだましで転がしながら運んできた- -;

みんな、よくこんなの片手で持って運べるもんだ。

僕はJR輪行の時は、キャスター使うか(BROより少し軽い)DAHON vitesse P16使うかしないとダメかもだ。



















●中央線で中津川駅へ!
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BROMPTONが重くて手に余った結果、快速1本乗り遅れてしまったorz

でもまあ、急ぐ旅でもないしな。

のんびり行こう(^0^)



















●中津川駅
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快速の終点・中津川駅までは電車で1時間30分(くらいだったかな?)

またしてもひいこら言いながら駅から運び出し、駅前でBROMPTONをちゃちゃっと展開。

この先しばらくは、BROMPTONは頼りになる「アシ」だ。



















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目指すは馬籠宿。

本文では特に触れないけれど、途中、いくつかの句碑などを撮影して素材をGETしなければならない。

その為に限られたルートの中で、出来るだけ楽しむ事にしよう。



















●いきなり急坂
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僕は馬籠には去年だけで10回近く来てるので、大体、地勢は理解している。

はっきり言って、「行き」は全部上り坂だ。それも、僕にとってはかなり急なヤツ。

正直、積極的にチャリで行きたい場所ではない。

それなのに、何故、今日ここに、BROMPTONを持って来たか・・・




そのくらい、ポタリングしたかったってことです。ハイ



















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でも、やっぱりキツイ

僕はいつも平地しか走らないので、200mも坂が続くと疲れるし、萎えるような感じ。

しかも、せっかく上がったのにわざわざ下ってまた上がるという。

普段クルマで走っている時とは、やっぱり感覚が全然違うねえ。


















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ふたつ目の坂をひいひい言いながら登りきった

でも、僕は知っている。

この坂を一気に下った後、数キロにわたって上り坂が続く事を。

自転車好きっぽい女の子たちが登っていくのをクルマから眺めた事があるけど、僕は自信無いなあ・・・。



















●落合川を渡れ
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中津川駅から約5kmほどで僕は落合川を渡る。

通るのは、橋の先を右折する、段々畑の集落を抜けていく道。

この道、大好きなんだよな~~~クルマで行く時は。



















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落合川。

橋の上から川の中の魚がキラキラ輝いて見える。

この橋の上流に、旧中山道の落合宿と馬籠宿をつなぐ橋があり、かつては度々流失していた。

その為、中山道は7kmほど余分にキョリがかかるう回路を設定しなければならなかったほど。

ちなみに、そのう回路があった土地の周辺には吉田兼好の庵があった事もある。


















●段々畑の集落を抜けろ
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ハァハァ・・・クルマで走る時は何の苦もないのに・・・

ゼィゼィ・・・よくあの女の子たちはこの道をスイスイ登ってったな・・・



・・・



・・・まあ、登って登れない事はないけれど、坂を力一杯漕いで登ると足太くなっちゃうっていうし、

これ以上足太くなるのイヤだから今日はこのくらいで勘弁しといてやるか。

うん、全然問題なく登れるよ、本当は・・・!

スタッ。



















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棚田の風景は大好きだなあ。

しばらく、のんびり歩いて行こう(´з`)~♪



















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あと1カ月もすると、水がはられて、それぞれの田が空を映してとてもキレイなんだよね~。

去年、そんな画を(仕事で)撮影したかったんだけれど、ロケスケジュールに間に合わなくて出来なかった。

今年やりたいな~。スパッと予算取れればいいな~。



















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バス停とゴミ集積所が一体化したスペース。狭い敷地を一生懸命使ってるんだね。

建物の中にはベンチとゴミ置き場があるんだけど、とても清潔に保たれている。

バスは1日2本走っているようだ。



















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気温があがり、暑くなってきた。

デニムの上着を腰にまいて、カーディガンでちょうどいいくらい。ただ、手は少し冷たいので手袋は嵌めたまま。

足も少し回復したし、ブルックスのレッグバンドを巻きなおして、漕ぎ出し再開!



















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乗ったり、押して歩いたりを繰り返しながら、集落を抜ける。



















●休憩ポイント
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高度は(僕にしては)だいぶ稼いできたような気がする。

ただ、この先まだまだ登りがある事を、僕は十分知っている- -;;



















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急な斜面に広がっているのは桃園。

かつてこの地域は非常に広大な桃畑が広がっていたが、後継者不足によって果樹園の面積はかなり縮小。

その中で、この先に見えてきた販売所は、地場の桃や栗を使って様々な甘味を提供し、人気だ。

中津川の有名な老舗和菓子店が地域を盛り上げる為に取り組んでいるお店らしい。

僕の体力は早くも風前のともしびなので、お店で桃のシャーベットでも舐めていこう・・・- -;



















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店の中には人の良さそうなおばちゃんが。

おばちゃん:「いらっしゃーい」

KOU:「いやあ、こんなトコ、チャリで来るもんじゃないですね。とにかく、暑いので桃のシャーベットもらえます?」

おばちゃん:「ずっとのぼりだからね~。大変ね。シャーベットは時期外れで、今は置いてないわよ」

KOU:「ですよね~。では、栗きんとんを・・・」

おばちゃん:「きんとんも時期外れね~。12月までしかやってないわ」

KOU:「そうかあ、そうだったよなあ。では、(新名物の)きんとんドーナツを・・・」

おばちゃん:「さっきのお客さんで全部売り切れちゃって・・・」

KOU:「・・・・・・え~と、今、出来るものはなんですか?」

訊くと、お店ではロールケーキやら和菓子やら売ってはいるのだけれど、

お土産用で「冷凍しているもの」しか、基本置いていないという。

おばちゃん:「冷凍でないものといえば・・・」




●安納芋のけんぴ 450gで500YEN(だったと思う)
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あるいは





●「胡桃の散歩道」というお菓子のこっぱ(壊れ物)1袋650YEN
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まあ、どっちも美味しそうではある。






だけど、僕は「アレ」を選ぶ事にした。










●栗きんとんのおこげ
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去年だったか一昨年だったか、情報番組で取り上げられて人気大爆発となった逸品。

正規商品「くりきんとん」より人気になったというヤツ。ひと袋500YEN。

焼き立てのヤツはめちゃめちゃ美味しいという。これは冷凍だろうけれど、ぜひ食べたい。

モグモグ・・・

お、『ホシイモ』みたいな触感と味だね。

優しい甘み。なかなか美味しいぞ。モグモグ♪


















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おばさんが品切れの筈のアイスコーヒー(無糖)を出してくれた。

果糖のヤツしか在庫なかったらしいけれど、わざわざホットコーヒードリップして冷まして作ってくれました。

しかも、栗きんとんのおこげのサービスまで

ありがとうございます!

無糖のコーヒーと栗の自然な甘みはとてもよく合って、中津川の眺望を楽しみながら存分に休憩できました。



















●旧中山道・落合の石畳へ
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お店を出て、さらに坂を登るうちに、右手に分かれる道が出てきて、そこに「落合の石畳」の表示がある。

その方向に走ると、ほどなく国指定の史跡「落合の石畳」が出てくる。

1602年、徳川幕府は街道整備を発令、道中奉行の計画のもと、各地で街道整備が始まった。

中山道もその街道整備で作られた道路であり、五街道と呼ばれる大動脈として150年前まで機能したが、

経済成長を遂げた日本の乱開発によって、その構造の大半は破壊・失われてしまった。

しかし、落合地区の石畳は、部分部分ではあるものの、江戸時代の石畳がそのまま残されており、

復元された部分と合わせて、往時の情景を僕たちに伝えてくれる。

















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例えばここの部分は江戸時代のものだ。

後に復元された区間と比較して細かい石が多く、やや歩きにくい様に思う。

ただ、江戸時代のものにしても復元部分のものにしても、とてもBROMPTONやDAHONで走れる道ではない。

また、仮に走行可能なバイクでも、史跡保護の観点と、歴史を敬う観点から乗車して走るもんでもないと思う。


















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歴史の雰囲気を味わいながら、のんびり愛車を押して進むポタリングも、なかなか悪くない。

清涼な空気、淡い木漏れ日、風の音、昔と本当に変わらない空間の中なら、なおさらだ。

(中篇に続く)