読み易かった『ブロンプトン旅』の影響により、今回から文章を敬体⇒常体に戻すことにする。
さて、平安京(京都ね)の紅葉は見に行きそびれたが、まだ名古屋市内にも紅葉間に合うスポットがある。
あいにくの曇天ではあるが、徳川園⇒鶴舞公園⇒白川庭園と回ってみる事にする。
若宮大通に出てみると、街路樹は見事な紅葉、左手の白川公園も見事な色。
少しひんやりする空気の中を、気持ちよく走りぬけられる。
●徳川園
栄を抜け、出来町通を東進して家から6kmちょっとで『徳川園』に到着。
尾張徳川家2代目・徳川光友以来の広大な徳川家邸宅があった場所で、庭園と美術館と文庫がある。
11月3日の文化財ポタで訪問しようと思っていたが、スマホの調子が悪くて来れなかった場所だ。
庭園と美術館セットの入場券を購入するつもりだったが、本日、国宝も来ている源氏物語展の最終日で、
美術館の入場は2~3時間待ちになっているという
ちょっと残念だけど、庭園のチケットだけを購入し、木橋を渡って森の中へ。
あら、すてき
天気がイマイチで、鈍い色にはなってしまうけれど、まさに『見ごろ』って感じ。
回遊式の立派な庭園に出た。
背景のビル群が無ければ、全然違った景色に見えそう。
別の区画には滝がある区画も。
造りや導水を考えると、徳川家の時代のものではなさそうだけど、見ごたえはなかなか。
庭園内のレストランが本日は利用不可というのも残念だったが、紅葉は満足だ。
次に向かおう。
●徳源寺
尾張徳川家菩提寺『建中寺』に向かう途中、ふっと目についたお寺。
初めて聞いた名前だが、寄ってみよう・・・。
奥に入ってみると、見事な枯山水のお寺。
本堂は新しそうでそれほど目を引かないけれど、塀に囲まれた紅葉のあたりの建物が気になる。
門は固くとざされている。
後で調べてみたら、ここは織田家ゆかりのお寺という事で、
この先にあるのは文久2年に建てられた禅堂らしい。関ヶ原の合戦のすぐ後くらいか。
かなり趣きがある。
こちらは…仏殿って何?
中尊寺・金色堂の『覆堂』を彷彿とさせる佇まい。
中にあったのは・・・
寝転んだ大きな仏様か
枕のカタチが面白い。
そして、奥の壁にも何か見えるぞ。
無数の古い仏像。
五百羅漢じゃないかと思うけれど、正確なところは判らない。
思いの外、風情のあるお寺だった。
そうそう、先日GO CYCLEで付け替えてもらったレザーのマッドフラップ(後)はこんな感じ。
走行性能に全く影響はないが、気に入った
●建中寺
何回か来ている尾張徳川家の菩提寺。
紅葉ポイントとしては、これといった見どころもなく、本日はチラッと眺めるだけで先に進む。
●名古屋カテドラル
ここも、前回11月3日の文化財ポタの時に立寄れなかったポイント。
洋風建築の文化財だ。
新しそうに見えるが、建築から半世紀以上経過している大きな教会。
一応、紅葉と白亜の外壁のコントラスト。
天気が悪いから、それほど映えないね。
先に進もう。
●鶴舞公園(つるまこうえん)
紅葉の公園の中を、チャリに乗ったままぐるっと一回りして、大須方面に方向を変える。
●大須・コメ兵カメラ館前
コメ兵カメラ館でLUMIXの交換用レンズをあれこれ見て、通りに戻ると・・・『スジャータ姫』だって?
このあと、万松寺のお坊さんと、山車に乗った女の子たちがやってきた。
スジャータがスポンサードした、万松寺タイアップのPRイベントっぽい。
カメラを構えた人がかなりいて、注目度は高いようだが・・・僕は興味ないので、先に進む。
●白鳥庭園
この時期、毎年紅葉を見に来ている白鳥庭園。
本日の締めとなるポイントだ。
紅葉の落ち葉とともに、心も洗われるようだ・・・
けど、それよりもおなか減ったな。
いつも立寄る水辺の茶店に入り、抹茶セットを注文。
今日のお菓子は『わらび餅』。
ちびちび食べながら・・・
抹茶もいただく。
ふう、ほっとするね。
水辺を眺めて、しばしのんびり。
うーん、画的にはマンションが邪魔だな。住人の方には申し訳ないが。
店の中から見えた池を渡る橋はウミネコの止まり木に。
いつ来ても美しい庭園だ。
雨の日ですら、情緒ありそう。
この時期、曇天で15時半ばを過ぎると、だいぶ暗くなってきて肌寒くなる。
十分満足したし、そろそろ帰ろう。
最終的には25km程度のお手軽ポタリングコースだった。
これに東山公園と瑞穂運動場を組み合わせて40kmくらいのコースにしてもいいかも知れない。
ちなみに、太字が紅葉ポイントだ。
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