ナゴヤのウチから盛岡の実家までは1000kmちかくのキョリがあり、帰省はちょっとおっくう。
東京⇔広島、東京⇔札幌と大体似た様なキョリ感なのですが、それらと違って航空便が無いんですよ。
新幹線も東京で乗り換えなければならなくって、どんなに急いでも片道5時間30分くらいかかっちゃう。
※仙台経由の飛行機を使えば4時間弱くらい。でも、早割を使えなかった場合、コスト的に割に合わない
東京⇔広島、東京⇔札幌と大体似た様なキョリ感なのですが、それらと違って航空便が無いんですよ。
新幹線も東京で乗り換えなければならなくって、どんなに急いでも片道5時間30分くらいかかっちゃう。
※仙台経由の飛行機を使えば4時間弱くらい。でも、早割を使えなかった場合、コスト的に割に合わない
今まで飛行機、新幹線、バスなど色々な手段を使ってきましたが、今回は逆にその長距離の移動を
楽しむ発想で、フェリーを使ってみる事にしました!
ナゴヤ港から仙台港までを21時間30分で結ぶ「太平洋フェリー」を使って東北入りを目指します\(^o^)/
◇ナゴヤフェリーターミナル

いつだったかポタの時に来たフェリーターミナル。

いつだったかポタの時に来たフェリーターミナル。
今回は乗船に遅れそうになった為、DAHONは折り畳んだ状態で自宅から3500円くらいかけてタクシーで。
とほほx x;
僕が乗船する「いしかり」は全長200m弱、総トン数約1万5000トン、車両700台近くを積載出来る
国内最大級のフェリーでございます。

夏休みという事もあって全体的には家族客が多いようだが、一人旅っぽいコもちらほら。
◇出航

銅鑼の音が何回か響いたあと、右舷に張り付いていた2隻のタグボートが引っ張ったり押したりしながら、

銅鑼の音が何回か響いたあと、右舷に張り付いていた2隻のタグボートが引っ張ったり押したりしながら、
『いしかり』は静かに離岸。19:00。
よく飛行機で「機長より…」と聞くけど、「操舵室より…」というフレーズがとても新鮮に感じました。

名港トリトンの下をくぐり、巨大なナゴヤ港の出口に向けてかなりの速度で航行。
『23ノット(40kmちょっと)』という速度、紙面などで見ると遅く感じるけど、
遮蔽物の無いデッキの上にいると、向かい風とあいまって台風の中の様な風圧を浴びる。
なるほど、カタパルトも無い昔の空母が艦載機を飛ばせたワケだ。

日本一の蒸し暑さが遠のいてくカンジ。
しばしの間、さようなら大ナゴヤ(^o^)/”
◇船内

船は屋上もあわせると8階建てになっていて、そのうち乗客用フロアは3~6Fと屋上です。

船は屋上もあわせると8階建てになっていて、そのうち乗客用フロアは3~6Fと屋上です。
かなり大きく重い船なので、揺れはほとんど感じない。
エンジンの鼓動だけが伝わってくるカンジ。
取りたかったけど、『B寝台』(同10,500円)と『2等(雑魚寝)』(同8,500円)しか空きがなかった。
この日B寝台にはまだまだ空きがある様で、この通路側の寝台は僕1人。
結果的には静かで、勿論寝台列車みたいな揺れもなく、結構快適でございます。

かなり広いレストラン。ここでは朝・昼・夜とバイキング形式の料理を提供してくれます。

夕食は2,000円(アルコール代は別)。
写真写りがイマイチだが、美味しかった♪

コンサートホール。
ピアニストやヴァイオリニスト、それに歌手がステージを披露してくれます。無料。

この他、軽食や飲み物を頼めるカフェバーラウンジ、映画館、ゲーセン、カードルーム、そして
展望浴場が整っていて、長旅を楽しめる配慮が色々盛り込まれている模様。
◇デッキ

目が覚めると、船は快晴の海の上♪

目が覚めると、船は快晴の海の上♪
心配してた台風は速度を上げてフェリーを引き離し、東北を横断してまもなく三陸沖に抜けるらしい。



陸を見ると霞みの向こうに遥か遠く、トンボの目でそれが判るのかどうか・・・
着かず離れつ、僕の周りをフワフワと飛び続けるその姿に人間界の色々な出来事がダブってきます。
どうしてこちらに寄ってきて翅を休めようとしないんだろう。
はぐれたら死んじゃうって事が判らないのか?

この後、ナゴヤに向かう僚船『きたかみ』と海上ですれ違ったりしながら船は北上。
仙台に近づくに連れて天気が悪くなり、一時雨にも見舞われるが、到着したら雨はあがってました^^
晴れ男パワー全開\(^o^)/

21時間30分におよぶ船の旅、不思議なコトに体内時計の感覚が結構狂う様なカンジ。
海外に行った時よりもひどい時差ボケ感--;
でもまあ、こんなに時間がかかる移動をする機会はなかなか無いだろうけど、
もしも機会が許すならば、1回くらいは試してみても面白いかと!
1人旅でもグループ旅でも、そこそこ楽しめると思います^0^
ちなみに、ナゴヤ⇒仙台港で777km移動しましたが、ここから盛岡まではまだ200kmほどあります。
広々とした港の中で、とりあえず、最寄り駅に向かう為にDAHONを展開。
お盆休みの記事、つづく
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