●2019年9月18日(水)14:00(スペイン現地時間)
乾いた風、ガンガンに照り付ける太陽、ただよってくる土のにおい、走った分だけ近づいてくる荒野。
気持ちいい、気持ちいいぜ!
??:「そうさ、お前に言われるまでもねえ、オレが走りたかったのはこういう大地さ!」
KOU:「お、オレって誰


ぶ、BROMPTONくん、危なあぶあぶあぶ・・・ッ・・・ッ!
●・・・ハッ


・・・も、妄想か・・・


あ、確かに、いつの間にか周りが荒野っぽくなってきている。
とにかく、ちゃんと飲料水カクホしておかないと、また生水飲んで吐瀉することになるぞ。
次は死ぬかも知れん。
●むっ


おあつらえ向けに、目の前にはガスステ!
ここでしっかり補給していく事にしよう

ガスステなのにソフトドリンクよりもアルコールの方が種類多いのがふしぎだが・・・

●ゴキュゴキュゴキュゴキュ(´ε`)!!
美味しいな、この水


今まで飲んだ全てのミネラルウォーターの中で、一番美味しいかも知れん。
11.(スペイン)
反撃のBROMPTONくん 君をノせて 篇
反撃のBROMPTONくん 君をノせて 篇
●さて、コルドバのルートマップはこうだ!
わずか数時間の滞在時間でも、市街地を飛び出して周辺を探訪しちゃうという野心的なプラン。
●まあ、「ザフラー宮殿」なんて書いてはみたけれど・・・
僕の脚でそれらを回ってみる時間があるなどとは端から思って・・・
ん?
あれは・・・鳥の巣か

●鳥の巣といえば・・・

ふっ・・・とピーナッツに出てくるウッドストックの家を思い浮かべてしまったりするワケだが・・・
●目の前にあるのは、なんか、すげーヤバい鳥が住んでそうな巣だな

・・・・・・あれ?
この巣、なんか、日本でもどこかで見た事ある様な気が・・・???
●あっ



もしかして、コウノトリの巣

●同じ様な巣はそこら中の鉄塔の上にあるが、いくら眺めていても肝心の鳥の姿が見当たらない
先に進もう。
・・・と、何か見えない力にググっとハンドルを引っ張られる


えっ??
そっちは未舗装地帯


やだよ、そんなくたびれるところ、走りたくないよ!
KOU:「ぶ、BROMPTONくんッ


●ピタッ
わー、BROMPTONくんとのオデカケじゃなければ、絶対お目にかからないだろう風景ッ


そ、そそる!!
●行くしかないか!
ええい、ちょっとやそっとの荒地くらい、BROMPTONくんで走り切ってやるわ!
うーむ、大満足



??:「オイオイ、オレはこの程度では満足してないぜ」
KOU:「だから、オレって、一体・・・
あっ、まさか貴方は・・・

●BROMPTON殿


妄想・・・なのか


ああ、ハンドルのBROOKSバーテープが剥がれかけて来てしまっている

この先、どこかの立ち寄り地で直してもらえる可能性はあるだろうか?
●とにかく、コルドバ市街地まで戻ってきた




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