●2019年9月17日(火)6:52(スペイン現地時間)
僕は予定どおり、投宿先の前で愛馬BROMPTON号(リペアード イン リスボン)の展開を完了していた

自分で言うのもなんだが、ポタ旅先でアサイチに計画通りに行動しているのは結構珍しい。
昨日は夜こそ変なタクシーに乗ったせいでメンドクサイ目に遭ったものの、体力疲労は少なかった。
また、日中などはBROMPTON号休養中にリスボンを散策しただけの「実質お休み」の日だった。
『体力・気力ともに良好な状態なのかも知れない』
<現在のステータス>
なまえ:KOU
よろい:ぬののふく
かぶと:すてきなぼうし
じつだん:800ユーロ
まほう:ANAカード
うま:BROMPTON号(リペアード イン リスボン)
おたから:すてきなエプロン、ばらまきようマグネット
僕は予定どおり、投宿先の前で愛馬BROMPTON号(リペアード イン リスボン)の展開を完了していた


自分で言うのもなんだが、ポタ旅先でアサイチに計画通りに行動しているのは結構珍しい。
昨日は夜こそ変なタクシーに乗ったせいでメンドクサイ目に遭ったものの、体力疲労は少なかった。
また、日中などはBROMPTON号休養中にリスボンを散策しただけの「実質お休み」の日だった。
『体力・気力ともに良好な状態なのかも知れない』
<現在のステータス>

よろい:ぬののふく
かぶと:すてきなぼうし
じつだん:800ユーロ
まほう:ANAカード
うま:BROMPTON号(リペアード イン リスボン)
おたから:すてきなエプロン、ばらまきようマグネット
●本日の行程はこうだ!
バルセロナ探訪という事で、ガウディ作品群を探訪する。
最初に、ホテルから約20km先のバルセロナ郊外にあるコロニア・グエル地下教会聖堂を探索し、
市街に戻ってきたらグエル公園など有名な作品群を探訪するという趣向
全行程60km未満。
バルセロナは高低差に乏しい平坦な街っぽいし、いくら僕でも楽勝だと思う(*v.v)。。
●いざ、参らん(*v.v)。。!
朝7時を迎えても薄暗くひんやりとしたバルセロナ市街に踏み出す!
バルセロナ探訪という事で、ガウディ作品群を探訪する。
最初に、ホテルから約20km先のバルセロナ郊外にあるコロニア・グエル地下教会聖堂を探索し、
市街に戻ってきたらグエル公園など有名な作品群を探訪するという趣向

全行程60km未満。
バルセロナは高低差に乏しい平坦な街っぽいし、いくら僕でも楽勝だと思う(*v.v)。。
●いざ、参らん(*v.v)。。!
朝7時を迎えても薄暗くひんやりとしたバルセロナ市街に踏み出す!
07.(スペイン)
進めBROMPTON号!バルセロナ郊外地下教会 篇
●走り出してすぐ気づく
『ポルトガルと違って圧倒的に走りやすい


ポルトガルは伝統的な石畳(およびタイル貼り)の道が多かったが、
スペインでは現代の工業的タイルで舗装し直されているらしい。
なるほど、このあたりは「味」よりも「利便性」を選択したという事かも知れない。
●少し進むと、かなり大きな教会があった
あ、これ、「可能であれば立ち寄りたい」と思っていたサンタ・マリア・デル・ピ教会


たまたま通りがかったようだ。

旅マエにHAPPY TRAVELERさんの記事を見て「サグラダファミリアより性に合ってる」と思ったのだった。
今回は気力も充実しているし、ガウディ作品探訪終わってからでも行けるんじゃないだろうか。
●それにしても、バルセロナは自転車が本当に走りやすい


自転車やら、アシスト付きバイクやら、モーター付きスケートボードやらがスイスイ走ってゆく。
●そして気づいた
あ、Googleマップ上で自転車でのルート検索が出来る


日本国内でも出来ないし、今まで僕がロマン探求ポタ(*v.v)。。した国でもコレ出来るのは初めてだ。
さすが西欧。
自転車文化がガツンと進んでいるな

●郊外に向けてぐんぐん進んでいく
●もう一つ気づいたことが
面と向かって写真を撮ることは憚られたが、この街、BROMPTONユーザーが非常に多い


自転車に乗ってる人10人のうち3人くらいがBROMPTONユーザーだ。
今年、イギリスで発売されたばかりの「電動BROMPTON」に乗っている人もいたぞ。
●市街地を抜けたようだ
田舎道に入るとモチベが上がるな


●たくさんの自転車乗りが僕を追い抜いてゆく
当然ながら市街地を離れるとロードバイクが主流のようだ。
凄いスピードで駆け抜けていって、あっという間に見えなくなる。
●いいさ

僕はBROMPTON号でのんびりゆく

聖堂を中心とした小さな町が見えてきた。
目指す地下教会コロニア・グエルもあちらの方向だが、高速みたいな自動車道に大回りを強いられる。
出発からぼちぼち1時間半経過して、時刻は8:30

あ~、コロニア・グエル、もう着いちゃうのか。
ちょっと、近かったな。
●案内板の指示に従ってちょっとした丘をのぼると・・・
おっ、交差点の真ん中に十字架が

そして、そのスグ近くに・・・
●なるほど、あれがコロニア・グエルの地下教会か

教会の周囲には全く誰もおらず、フェンスの中にある教会では2人のおばちゃんがのんびり掃除をしている。
●開館は10時からか・・・

「1時間ほど、この辺で時間をつぶすか・・・」
●教会の周りはちょっとした「町」だった
「コロニア・グエル」というのは地下教会の名前ではなくて、町の名前だ。
繊維事業で成功した実業家グエルさん(ガウディのパトロンでもある)は、
バルセロナ郊外のココに新しい繊維工場を建設しようとする際、労働者が暮らす町も建設しようとした。
そのコロニア・グエル(グエルのコロニー)に建てようとした教会の建築を任されたのがガウディだったそうな。
その中にあるこういった古い建物は、当時の労働者の家だったり、学校だという。
結構、興味をそそるが、居住者がいて中には入れない。
●商店で小銭のやりとりで笑われつつ「コークセロ」を購入してきて、公園で一服フゥ


『まさか、バルセロナが名古屋より断然涼しいなんてなァ・・・』そんな事を考えながらのんびりしてると・・・
突然、ワンコが走ってきて足にじゃれ付いてきた


おお~、海外で動物に出会うと「狂犬病」が真っ先に連想されてドキッとする。
狂犬病はヨーロッパでも油断出来ないからな・・・まあ、スペインならよっぽど大丈夫か。。。
●その後、周囲を散歩したりしながら時間つぶして・・・
10時ちょうどに教会近くのインフォメーションセンターで入場券をゲット

BROMPTON号は地下教会近くの馬繋岩(ただの電柱)につないでおこう。
「ちょっとの間、待っててくれ」
●僕が一番乗りだ

・・・と言うか、客自体が今のところ僕しかいない。
狙い通り、サグラダファミリアとかと違って観光客でグチャ混みになるという事は無さそうだ。
やってきたおじさんにチケットを渡し、教会の見学を始める。
ところで、「地下教会」と呼ばれているこの建物は・・・
●「地下教会」というよりは「半地下教会」なのだった
建物は北に向かって山になっている丘陵の斜面に建てられていて、
僕の目の前にある教会(正しくは礼拝堂らしい)の玄関は真南側に設けられている。
つまり、礼拝堂の奥(真北側)に進むに従って丘の地盤にめり込んだ状態になっている。
ちなみに、屋根が真っ平になっているのは、本当はここに「聖堂」が建てられる予定だったからだ。
しかし、地下礼拝堂の建設に必要な技術の研究に10年間を費やす事になったガウディは、
サグラダファミリア建設の兼ね合いもあって聖堂の建設までやり遂げる事が出来なかった。
かくして「未完」となったこの建物だが、
半地下部分は教会として労働者たちに利用される事になり、今日でも機能している・・・というワケだ。
●この空間を1人で独占出来るとは、ロマン探求ポタ(*v.v)。。ならではだな
東側のステンドグラス(正しくは塗りガラス)から差し込む柔らかな光・・・
まるで、森の中にいるみたいだ
ガウディの協力者であり有人でもあるジュジョール氏の手による。
各ガラスには4つの窓がついていて、開放すると丘に吹きつけてくる風を取り込めるという。
また、その窓を開けると、ガラスにある黄色部分だけが残り、「十字架」になる意匠なのだそうな。
森の様に感じさせるデザインは、
ガウディが幼少の頃からバルセロナ郊外の森の中で育った事にも大きく関係しているらしい。
階段を登ると祭壇の裏側の方にのぼれるようだ。
行ってみよう
中二階とでもいうべきか。
こちらは天井が高くなく、特徴的なアーチも無い。
学校の体育館のステージ裏にある「控室」みたいな雰囲気が漂っているのが面白い
1Fを見下ろすと、また、雰囲気が味わい深い。
ユニークなデザインの椅子はとても座りやすいもので、これもガウディがデザインしたものだそうな。
柱の多くが傾き、天井が巨大なアーチを描いているこの建物は、柱の数が少ない上に細くて、視界がとても良い。
ガウディが自然の造形から着想を得、実験を経て強度を検証して創りあげたそうだ。
着想、実験、検証、そして建築まで、「よく10年で辿り着くもんだなあ」と逆に驚かされる。
ガウディ好きの人たちは、「この教会こそガウディの最高傑作」と評しているらしい。
詳しい事はよく判らないが、建築内容が非常にガウディらしいことと、
サグラダファミリアの様に彼の死後に別人の手で造りこまれたものではない、という事かららしい。
●外側の建築も見事だ
破砕タイル、焼き過ぎレンガ、鋼鉄スラグなどを駆使して造り上げられている。
ウザい観光客(僕もその1人だが・・・)も来ないなんて、こんな僥倖、国内外問わず珍しいんじゃないかしら
●BROMPTON号が僕をバルセロナ郊外に誘ってくれたおかげだな
おまたせ!
じゃあ、観光客でグチャ混みであろう市街地のガウディスポットに向かおうか!
建物は北に向かって山になっている丘陵の斜面に建てられていて、
僕の目の前にある教会(正しくは礼拝堂らしい)の玄関は真南側に設けられている。
つまり、礼拝堂の奥(真北側)に進むに従って丘の地盤にめり込んだ状態になっている。
ちなみに、屋根が真っ平になっているのは、本当はここに「聖堂」が建てられる予定だったからだ。
しかし、地下礼拝堂の建設に必要な技術の研究に10年間を費やす事になったガウディは、
サグラダファミリア建設の兼ね合いもあって聖堂の建設までやり遂げる事が出来なかった。
かくして「未完」となったこの建物だが、
半地下部分は教会として労働者たちに利用される事になり、今日でも機能している・・・というワケだ。
●早速、見学をはじめよう

●この空間を1人で独占出来るとは、ロマン探求ポタ(*v.v)。。ならではだな
東側のステンドグラス(正しくは塗りガラス)から差し込む柔らかな光・・・
まるで、森の中にいるみたいだ

ガウディの協力者であり有人でもあるジュジョール氏の手による。
各ガラスには4つの窓がついていて、開放すると丘に吹きつけてくる風を取り込めるという。
また、その窓を開けると、ガラスにある黄色部分だけが残り、「十字架」になる意匠なのだそうな。
森の様に感じさせるデザインは、
ガウディが幼少の頃からバルセロナ郊外の森の中で育った事にも大きく関係しているらしい。
階段を登ると祭壇の裏側の方にのぼれるようだ。
行ってみよう

中二階とでもいうべきか。
こちらは天井が高くなく、特徴的なアーチも無い。
学校の体育館のステージ裏にある「控室」みたいな雰囲気が漂っているのが面白い

1Fを見下ろすと、また、雰囲気が味わい深い。
ユニークなデザインの椅子はとても座りやすいもので、これもガウディがデザインしたものだそうな。
柱の多くが傾き、天井が巨大なアーチを描いているこの建物は、柱の数が少ない上に細くて、視界がとても良い。
ガウディが自然の造形から着想を得、実験を経て強度を検証して創りあげたそうだ。
着想、実験、検証、そして建築まで、「よく10年で辿り着くもんだなあ」と逆に驚かされる。
ガウディ好きの人たちは、「この教会こそガウディの最高傑作」と評しているらしい。
詳しい事はよく判らないが、建築内容が非常にガウディらしいことと、
サグラダファミリアの様に彼の死後に別人の手で造りこまれたものではない、という事かららしい。
●外側の建築も見事だ

破砕タイル、焼き過ぎレンガ、鋼鉄スラグなどを駆使して造り上げられている。
ウザい観光客(僕もその1人だが・・・)も来ないなんて、こんな僥倖、国内外問わず珍しいんじゃないかしら

●BROMPTON号が僕をバルセロナ郊外に誘ってくれたおかげだな

おまたせ!
じゃあ、観光客でグチャ混みであろう市街地のガウディスポットに向かおうか!
(つづく)
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