珍スポ探訪記2020
【02】越前の大仏さまを訪ねて(完結)
2020.11.21
●2020年11月21日(土)12:00
Yと僕で編成される大名古屋珍スポ探検隊は、週末のお昼時にも関わらず無人の門前町を進む。
廃墟というワケではなさそうだが・・・
●時刻は13:30多田 清氏の情熱に心打たれて出てきた僕だったが、現実は無常

門前町は、さきほどと変わらずひと気がない。
『Go toの御利益も感じられない・・・か

●それでも、ちょっと妙だ
色々な珍スポサイトで、この門前町は「廃墟」的表現で書かれているのだが・・・
かなりの数の「新しい」看板や店頭POPが見られるんだよな。
しかも、ちょっとオシャレ。
どう見ても「シャッター街」ですらない感じ。
・・・と、さきほど通りがかった時に閉まっていたcafeがオープンしているのに気付いた。
●入店してみると・・・!
なんと、ハープの生演奏を聴かせてくれながらお茶出来るcafeだった

こんなcafe、全国でもそうそう無いんじゃないか??
●美味しいコーヒーを味わいながら、ハープの演奏も堪能する(*v.v)。。
ハープに纏わるお話を色々聞かせて頂いた上、現在の清大寺門前町の事もお伺いできた。
ママさん:「現在の清大寺の住職さんが、とてもやり手の方で・・・

なんでも、地域活性に非常に長けたアイディアマンらしい。
その人のアイディアで、創造的なお店を開店したい人にテナントを爆安で貸しているのだそうだ。
ママさん:「私もそのおかげで、念願のこういうお店を開けたんです

なるほど。看板もちょっとアートっぽいのが多かったのはそういう事か。
市の商工活性と移住定住促進事業とも連携してるのかも知れない。
僕らがお話をお伺いしている間に2組のお客さんがやってきて、お店は満員になった。
この門前町、元々が元々だし、コロナもあるしで大変な時期はまだまだ続くだろう。
でも、故・多田 清氏が事業で稼いだ私財を町の発展の為に投げうって34年の時を経て、
初めて本当の意味で地域活性につながるカタチでの利用が始まったのかも知れない。
少し、心があったかくなった

●時刻は15:30を回った
もう1スポット、曹洞宗総本山・永平寺に立ち寄って帰ることにした。
永平寺といえば・・・
●永平寺そば

朝、マイタケ汁とおむすび1個ずつ食べたっきりなので、おなかもペコペコ



豪華なおそば、いただきます!
●おいしい・・・・・><。
おそばも美味しいが、誰かと出かけて、喋って、ご飯食べることに、例年以上の幸せを感じる。
今年はコロナ禍で外出・外食・会食の機会がホント少ないしな。
僕みたいな1人暮らしの人間などは、今年は相当な数の人が、孤独な食事を続けているだろう。
勿論、僕もその1人だ(・・・全く、平気だけど)。
●ご飯を食べ終えて、歩きで永平寺に向かう

Y:「すごい!清大寺の門前町と人の数が違う

そりゃ、曹洞宗の総本山が清大寺と同じ人出だったらマズイだろう・・・

●あっ・・・
永平寺の入場時間は16:00までだったらしい。
僕らは18分間に合わなかった。
●まあ、いいさ

門の前の、苔むした風情ある前庭をのんびり散策していくくらいでちょうどいい

・・・林の中は、だいぶ暗くなってきた。
17時になると、門前町のお店も一斉に店じまいに入る。
●うち一軒に立ち寄り、実家向けのおみやげを購入・発送

ウチも曹洞宗だから、両親は喜ぶだろう。
コロナで一番辛いのは、長らく実家に帰れないことだ。
高齢の域に入った両親に、早く会いに行きたいねえ。
これも、全国の皆さんが同じ気持ちだろう。
●帰り道、福井市内の回転寿司屋に立ち寄る
クリエイティブな看板

僕は「よく見る感じのオシャレな看板」より、こういうユニークなヤツの方が好きなんだよな。
●どれどれ、メニューは・・・っと
セイコガニ・・・(*v.v)。。
福井県で獲れたメスのズワイガニをそう呼ぶんだっけ。
美味しそう♪
どれも美味しそうだが、回転ずしにしてはなかなか強気な値段

KOU:「危なっ!これは迂闊に手を伸ばすと大ヤケドするぜ


Y:「子ども連れてきたら、ちゃんと見張っとかないとダメな店ね

お値段に見合った美味しさで、満足満足

一つずつ頂いたセイコガニも絶品



なれど・・・
僕は「カニサラダ軍艦」の方が好きかも知れない

(お値段的にも)いくつでも食べられるくらい、好きだ

●コロナ禍に翻弄された2020年唯一の珍スポ旅は、かようにして幕をおろした
群馬とか兵庫とか岡山とか、色々行きたいところがあったんだけど、当然おあずけ。
その分、2021年に期待だ

(おしまい)
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