●2021年某月某日(某曜日)04:25
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・・・春はあけぼの

やうやう白くなりゆく山際の様子、あえてカーテンを閉めなかった窓から見える。

「昔の人は早起きだったんだな」と思いつつ、二度寝スピー

それでも、一応05:30には起きて・・・






●06:14には出発準備完了
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僕のポタ旅ではめちゃくちゃ早い出発時間。

昨年(2020年)「鳥取まで行けるかポタ」の3日目、160kmを走ろうとした日以来だ。








●今日のルート
図5

キョリとしてはたかだか130kmだが、ちょいと「僕らしくない道」を選んでいる。








●尾鷲~熊野まで45kmの「海沿いルート」
熊野灘ルート

ご覧のとおりリアス式海岸地形。

引いた道もかなりギザギザで、相当のアップダウンが予想される。

言うまでもなく絶対に走りたくない

でも、快晴の熊野灘を颯爽と駆け抜けたい








相反する気持ちを抱えつつ、BROMPTONくんにまたがる(*v.v)。。

「・・・あれ?」

ビミョーな違和感。

なんか、カラダとハンドルの間が少し狭いような?

試しに両腕にグッと力を入れて押してみると、ハンドルがググっと動いた。

『そうそう、これがいつものポジション♪』

しっくりくる姿勢を整えペダルを漕ぎだすのだったが・・・









●尾鷲を離れる前に、もう一度漁港で写真を撮っていこう
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この漁港には写真の通りいい感じの堤防がある。

ホントは、この角度から堤防上でBROMPTPNくんを押し歩く様子を自撮りしたい(←かなり珍しいことだ)ロケーションだったが、セルフタイマー使うにしてもBT接続撮影するにしてもキョリが遠すぎてムリだった。







●強烈な逆光だった
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うーん、難しい・・・。

僕の「ウデ」の問題もある上、2019ロマン探求ポタ(*v.v)から使用している小型カメラSONY RX100 Ⅵが画面も小さすぎてじっくり調整しながら撮影しようという気にならないのもあるんだよな。

これからどんどん老眼進んだらどうなるんだろ?






(加工すると見やすくなった)
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やっぱり、漁港の町はステキだなあ

今日は、もっともっと小さな漁港町をたくさん見る事が出来るだろう。








●10分足らずで町はずれまでやってきた
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前から気になっていた尾鷲湾の海上に延びるパイプ。

火力発電所から出ていて、沖にある人工島につながっている様に見えた。

大型油槽船が停泊する為の人工島から発電所に燃料を送るパイプラインっぽい。

そこから先の道は・・・







●「いよいよ」って感じだ

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うええ、行きたくない><!!

でも、いざ往かん(*v.v; )!!









愛と移り気の紀伊半島ポタ(*v.v)。。・2021春
【3】2日目前半
(熊野灘)

2021.某月某日~某日











●・・・くそ
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尾鷲市街を出た直後の上り坂で、早くも後悔が押し寄せてくる。

『なぜ、こっちの道を選ぶのか』

しかし・・・








●景色は悪くない
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爽やかな海

この先の景色は期待できそう!











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細かなアップダウンを繰り返しつつ、大曽根浦、行野と、小さな漁港町を抜けてゆく

それぞれの漁港の「船溜まり」が、地形・環境によって形状や規模が異なっていて面白い。








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しかし・・・







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上り坂は・・・









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なかなかキツイな








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「押し歩きしなければならない激坂だらけ」「長~~~~い坂が続く」というわけではないのだが、腰掛けたまま1速で登る坂がとっても多い









●しかも、上り坂で踏ん張ろうとする度にハンドルが傾く

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え?

マジ
???


ホテルを出た直後、ビミョーな傾きが気になったヤツだ。

昨日はなんともなかった。

・・・というか、8年乗っててここに異常を感じた事などなかった。

なのに、今日は坂道で発進しようとして引っ張る度に、手前側にぐらっと引き倒れてくる

そのうち、普通に走ってちょっとした段差を越える時なども手前に奥に、傾きだすようになった。










●考えてみるとBROMPTONの(M&P)ハンドルには「全く不必要なてこの原理」が働いている様な気が
ハンドル

BROMPTONの(MおよびP)ハンドルバーは他の多様な自転車のハンドルバーと異なり、ステムとの接続部(支点)から自転車の一般的な動き(水平方向)と垂直に延びた先に力点があるため、非常に判りやすいカタチで「てこの原理」の効果を発揮する様に思う。

さらに、「支点~力点までのキョリが長いほど、支点~作用点のキョリが短いほど効果は大きくなる」だったと思うが、作用点はハンドルとステムの接続部(ほぼほぼ支点そのもの)であり、それに対して支点~力点までのキョリは何万倍とか何億倍とかになるのだろうから、BROMPTONのハンドル上で発生している「全く不必要なてこの原理の効果」は最大なっているじゃないだろうか。

つまり、ハンドルにちょっと力をかけただけでも、ステムとハンドルバーの接続部分には莫大な力がかかっている・・・という事だ。





めちゃくちゃ危ねぇ構造じゃん

今まで8年ガンガンに乗り回してきて全く不具合発生しなかったのが不思議だ。







●これは困ったことになった
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六角レンチ、海外旅の時であれば必ず持参するのだが、国内旅では忘れて出かける事が殆ど。

今回もそのケースだ

六角レンチは買えばいいだろうけど、この先お店を期待できるのは40km近く先の熊野市に入ってからだろう。

しかも、そこまでの道はそっくりそのままリアス式海岸のアップダウンの激しい道だ。

なのに、ハンドルに掛けるベクトルを徹底的に削いで走らなければならない。

さもないと、道が狭くて厳しいだけに、あっさりと転倒、落車、大怪我、コケ方によってはフツーにあの世行きだろう。

とほほーっ









●マジでめちゃめちゃ厄介な事になった
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ハンドルを握って踏ん張れないという事が、これほど過酷なことだとは







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しかし、山道はどんどん深くなってゆく







●え?まさか・・・
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9km走るのに1時間って・・・







●こりゃあ、酷い旅になった
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泣きそうになりながら、急坂を1速でノタノタ上る

・・・ん?

目の前がなんか明るくなってきたような・・・??









●おおっ!!
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う、美しい・・・







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鮮やかな山の緑と、海の群青のコントラスト

針葉樹と広葉樹が混ざった山肌、尾鷲ひのきと杉が混生しているのかな。








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素晴らしい道だ

この道を来てよかった!







●・・・道はどんどん険しくなっていく
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酷い道だ

やっぱ、内陸ルートを行けばよかった!








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道の周り、そこら中に小さな滝や「無名橋」があふれかえる。







●あー、あのあたり(左側のピーク)が八鬼山(ヤキヤマ)かな
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10年前、まだ30代半ばだった頃、当時の愛車DAHON Vitesseくんを押し歩きしながら踏破した熊野古道・八鬼山越え。

あの時はマジで「行き倒れるんじゃないか」と思ったけど・・・







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今回の旅(も)キツイなあ







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もう、こういう馬鹿げたアトラクションは、ほんと懲り懲り・・・









●「懲りた懲りた」と言いながらも、美しい景色に心洗われながら進む(*v.v)。。
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くっそー、やっぱステキな道だ

こっちの道を来てよかった








●出発から2時間後
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ヨボヨボと上り下りを繰り返しながら、尾鷲~九鬼間の峠(204mしかないらしいが、信じられない)に到達

スタートからのキョリ15km。







●ここからは爽快な下り!だが・・・
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ハンドルの問題がある。

いつもなら40km/hぐらいで駆け降りる坂を、20km/h以上出さないように、ブレーキをかけて慎重にくだってゆくマジコエー






●のんびり、ゆっくり、えんえんと下って・・・
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港町が見えてきたぞ






●旧九鬼村(クキムラ)
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九鬼水軍で有名な九鬼氏の根城があった地域。

現在は静かな静かな漁村。





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漁港のすぐ裏には急峻な山肌が迫っている。

僕はこの村が好きで何回か足を運んでいるが、チャリで尾鷲から来ようとしたら、僕が通ったさきほどの道を越えてくる他に・・・







●九鬼駅(クキエキ)
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輪行で来るという手もある。

本当に静かな漁村しかないけど、そういう風情を自転車(特にミニベロ)で愉しみたいという方にはおススメできる場所だ







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常時開放の駅舎内にツバメが巣作りしようとするのも、毎年、この時期おなじみの光景









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昔、一時終着駅だったことがあったようでホームは広い。

でも、現在は2時間に1本程度の運行密度。








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漁港、魚市場の他は、僅か2~3軒のお店と簡易郵便局くらいしかない小さな漁港町。

しかし、次に紀伊半島ポタに来る事があれば、尾鷲ではなくこちらの町に泊まってみたい。

さらば、旧九鬼村・・・(*v.v)。。







●ここから先、坂道はやトンネルはあるものの整備された気持ち良い道がつづく(´ε`)~♪
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鬱陶しい乗用車がほぼほぼいない快走路!!


やっぱ、海沿いルート選んで正解だったわ


次の港町はどんな表情を見せてくれるだろう?

この先の情景に期待をしつつ、ペダルを漕いでゆくのであった。


(つづく)






【余談】
●ちなみに、旧九鬼村の近くには・・・
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3~4年前、僕がBROMPTONキャンプした廃集落がある

そこは、この道をフツーに自動車でゆく人は基本的に気づかない場所だ。






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ちょっと入口だけ見ていこう。







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「廃屋がいくつか撤去されたかな」と思ったが・・・










(キャンプの時の写真)
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後で確認したら、変わってなかった。

奥にある山林が現役で活用されていることもあって、道もちゃんと手入れされている様に見えた


ソロキャンプ with BROMPTON 紀伊國・旧九鬼村(2)キャンプ篇  2017.11月



世の中が「キャンプブーム」とやらに包まれた後、いささか興醒めしてご無沙汰のBROMPTONキャンプ。

久々に再開するなら、やはり紀伊半島は「アリ」と感じた。






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