(3)「稚内・真冬のオホーツクに消ゆ(前)」 篇
●ハッ

朝か・・・
カーテンをあけると、窓の外は吹雪だった。
時刻は7時前。
昨晩遅かった為か、いつもより目が覚めるのが遅かったらしい。
●ローカルニュースのトップは新型コロナではなく「寒波」だった
現在の観測方式では史上最大の寒波だとかで、半世紀ぶりの寒さだったらしい。
江丹別・・・昨日通った旭川の近くだな。
和寒(わっさむ)も、昨日僕が特急で通過した時点でマイナス20度近かったっけ。
明け方、放射冷却で一気に冷えたのだろう。
明け方、放射冷却で一気に冷えたのだろう。
●ちなみに、ここ稚内は-10.2度とかなりあたたかい
「やっぱ、日本って大陸と比べると大して寒くないんだな・・・

稚内と同緯度の満州・哈爾浜で暮らした父方のばあさんから、
マイナス40度を度々経験した話を聞いたのをよく覚えている。
実際、2017年に現地を旅した時に見た広場の寒暖計は、+50℃~-50℃まで測れるものだった。
●天気は割といいようだ

特に、本日ポタリングするオホーツク沿岸は降雪確率10%と、快適なポタを期待できそう!
●一応、吹雪に対応できる様にインナーのウォーマーも装着
さらに、手ぶくろとつま先に小型の使い捨てカイロを装着。
フルフェイスのフェイスガードも装着するのでマイナス25度くらいの吹雪なら問題ない筈。
その分、マイナス10度少々の気温だと暑いかも知れない。
●吹雪が少し落ち着くと、ホテルからすぐ北の海が見えた
その先に続く陸地はノシャップ岬か・・・。
行けたら行ってみたいんだけど、時速10kmでしか走れないからなあ・・・。
まあ、外に出てから決める事にしてみよう。
●ホテルのドアはカチカチに凍っていた
高地にあるスキー場のエントランスみたい。
外に出て、ちゃちゃっとBROMPTONくんを展開して、思いっきり深呼吸してみると・・・
ちなみに、道中の費用
・朝ごはん代 400円
・バス代 稚内BT→浜頓別BT 2,220円
●予告
さて、いよいよオホーツク沿岸を
ここから、30km先にある枝幸BT(えさしバスターミナル)に向かう。
枝幸BTには16:00に着けばよい。
現在12:50なので、最低時速10kmで走っても十分余裕がある行程と思われるが、
アクシデントでもあって16:10のバスに乗り遅れると、その後紋別までTAXIで向かうしかなくなり、
僕の財布に大変な打撃となる。
果たして僕は、真冬のオホーツク海沿いの道を無事に走破し、紋別市に辿りつくことが出来るのか?
次回、「真冬のオホーツクに消ゆ(後)」篇!
(つづく)
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