●大名古屋暮らしも早13年目
新しい年を迎える度に「マジで片道キップだったな」と思わされるものの、「行き先がこの街で良かった」と思えるくらいの愛着はある
さて、ここ最近、この大名古屋に引越しされる方からコメントを頂いたり、あの俺さんがナゴヤにやってくるご予定(!)と伺ったり、新しくBROMPTONを購入してポタとしゃれこもうとしている方と出会ったり・・・という事が続いた。
『・・・みんな近々名古屋をBROMPTONでポタするのだろうな』
どんなケースでも、とりあえず大名古屋のシンボルである「名古屋城・名城公園」は最初に行った上で、その後、好きな場所に行くような流れがいいんじゃないかと思う。
今回のテーマでは、各スポットについて2回に分けて、簡単にご紹介していこう
●名古屋城(名城公園・南園)
「近世城郭の完成形」といわれる名古屋城(*v.v)。。
天守閣の床面積は国内最大規模で、その高さも明治期まで残っていた城としては最高という。
ただ、現在の天守閣は昭和に入ってからの再建(現在、老朽化のため立ち入り禁止)。
天守閣は立ち入り禁止だが、それなりに広い敷地が残っていて、十分散策を愉しめる
江戸期からの櫓・御深井丸(オフケマル)は弘前城天守と同等の規模を誇るし、近年再建された「本丸御殿」の豪華絢爛さと合わせて、尾張徳川家の家格を堪能することが出来よう。
また、本丸付近の空堀には鹿が放牧されている(何故か僕が行く時は見かけない事が多いが)。
→名古屋城(公式)
●名城公園・北園
名古屋城の北側に広がる緑地公園で、江戸時代に沼地だった場所が埋め立てられて造成された公園。
名城公園・北園内にはサイクリングコースが整備されている他、風車がある広場やフラワーパーク、回遊池もあるので、季節に応じてのんびり走り、写真など撮って愉しめばよかろう。
ちなみに、現在の名城公園(南園・北園)の外周は1周3.6kmで、皇居(約5km)、大阪城(約4km)より少し狭い。
さて、名城公園以外で僕がご案内したい場所もそれなりの数がある。
全て僕好みのスポットだが、★付のものは特に僕好みだ。
★名古屋市市政資料館
大正時代に設置された「旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎」の建物を活用した資料館。
重厚なレンガ造りの建物の中に拘置所と裁判所の設備が整っている他、ステンドグラス付の階段ホールなど絵になる部分が多く、色々な映画・ドラマのロケ地としても使用されている。
いかにも公共施設的な飾りっ気ない「喫茶室」があるのも好き
名古屋都心部のスポットで、個人的に最も好きな場所だ。
→名古屋市市政資料館(公式)
●文化のみち(旧豊田佐助邸、二葉館、撞木館など)
(旧豊田佐助邸)
(二葉館)※川上貞奴邸宅
(カトリック主税町教会)
市政資料館からほど近い主税町、白壁地区には明治後半~大正期前後のモダンな建物が並ぶ地域があって、建物好きな名古屋人には割と人気と思う
豊田佐助(発明王・豊田佐吉の実弟)や、川上貞奴(日本の女優第一号、電力王福澤桃介の配偶者)など歴史ドラマの有名登場人物の家ということもあって、個人的にはとても楽しめるエリア。
本当に古いレンガを使った壁もある。
海外に飛ばず、名古屋でBROMPTONっぽい絵を撮りたい人にもおススメのエリアだ!
→文化のみちの魅力を判りやすく紹介しているサイト
★豊田産業技術記念館
名古屋に来て間もない頃に訪ねたトヨタ系列の技術記念館だが、とても面白かったので、よく記憶に残っている。
※写真はもう10年前のものなので、展示内容は多少変わっている可能性がある。
トヨタグループは江戸末期~昭和初期を生きた発明王・豊田佐吉が端を発したものであるが、その最初期の事業は紡績業だった。
佐吉は人力式~動力式の織機を次々に開発して事業を拡大していく。
僕が行った時は、記念館の入口スグに自動織機が展示されていて、その巨大さに度肝を抜かれたのだった。
歴史的な産業技術が、広大なスペースに展示されていて愉しい。
やはり相当の広さを割かれている「自動車館」も見ごたえがある。
名古屋の西隣、長久手市にはさらに立派な「トヨタ博物館」があり、BROMPTONでも十分に行けるキョリ(片道15kmくらい?)だが、そこまで行かずとも、かなりの展示を味わうことが出来る。
→トヨタ産業技術記念館(公式)
●徳川園・徳川美術館
名古屋市の東区には徳川(トクガワ)という地名がある。
尾張徳川家の庭園があることに由来する地名であり、徳川園がまさにそれだ。
そこは尾張藩2代藩主徳川光友の隠居所に造られた大名庭園で、広い池や築山、上空に架けられた橋など、現代人が散策しても相当の風情・満足感を得られる庭園と思う。
水の流れは、時間によって流量が変わる仕掛けが江戸時代から装備されていたらしく、ある時は水量が非常に多くなり、音を立てて流れたりするみたい。
山奥の田舎にまで来たような感覚すら覚える、かなりすごい庭園の様に感じる。
他、徳川美術館には国宝の絵巻(源氏物語)や尾張徳川家の数々の美術品(武器や茶道具、etc)が展示されていて、尾張藩の歴史をしっとり味わうのに最高の空間となっている。
→徳川園(公式)、徳川美術館(公式)
●覚王山・日泰寺
覚王山(カクオウザン)も、名古屋の街歩き好きには相当知られたエリア。ただ、全国的な知名度はゼロに等しいだろう。
ちょっと立ち寄ってみたくなる店が多く、「さほど(栄や大須ほど)混んでない」というところがポタする上でのおススメポイントだ。
ここも、ここ数年写真を撮る様なポタをしていないため、写真は少し古い可能性がある。
焼き物屋(窯を持つ)を眺めたり・・・
紅茶専門店を眺めたり、隣接する老舗カレー専門店でカレーを頂いたり・・・
複数のクリエイターが入居して、雑貨や書籍をはじめとする様々な作品を販売していたりする古びた集合住宅を眺めたりして・・・
どん詰まりにある日泰寺(ニッタイジ)・・・タイと縁のあるお寺を訪ねるのが一般的な歩き方だろう。
ちなみに、日泰寺には日本で唯一お釈迦様の骨が収められているという。
(すると、各地のお寺にある仏舎利塔はどうなるのだろう・・・???)
→覚王山商店街(公式)、日泰寺(公式)
後篇につづく
<ヒマつぶしにはなったよ!と思われたら、ぜひ、ポチお願いします!>
さて、ここ最近、この大名古屋に引越しされる方からコメントを頂いたり、あの俺さんがナゴヤにやってくるご予定(!)と伺ったり、新しくBROMPTONを購入してポタとしゃれこもうとしている方と出会ったり・・・という事が続いた。
『・・・みんな近々名古屋をBROMPTONでポタするのだろうな』
●名古屋をポタリングしたことない人を、僕が案内するとしたらどうするだろう?
※プロット位置が少しズレてるスポットもある(-_-;)
勿論、相手の好みや体力に合わせて案内をすることになるだろう。
相手によって行き先は違うだろうが、パッとアタマに浮かぶ主要な目的地は上の図の様な感じ。
勿論、相手の好みや体力に合わせて案内をすることになるだろう。
相手によって行き先は違うだろうが、パッとアタマに浮かぶ主要な目的地は上の図の様な感じ。
どんなケースでも、とりあえず大名古屋のシンボルである「名古屋城・名城公園」は最初に行った上で、その後、好きな場所に行くような流れがいいんじゃないかと思う。
今回のテーマでは、各スポットについて2回に分けて、簡単にご紹介していこう
●名古屋城(名城公園・南園)
「近世城郭の完成形」といわれる名古屋城(*v.v)。。
天守閣の床面積は国内最大規模で、その高さも明治期まで残っていた城としては最高という。
ただ、現在の天守閣は昭和に入ってからの再建(現在、老朽化のため立ち入り禁止)。
天守閣は立ち入り禁止だが、それなりに広い敷地が残っていて、十分散策を愉しめる
江戸期からの櫓・御深井丸(オフケマル)は弘前城天守と同等の規模を誇るし、近年再建された「本丸御殿」の豪華絢爛さと合わせて、尾張徳川家の家格を堪能することが出来よう。
また、本丸付近の空堀には鹿が放牧されている(何故か僕が行く時は見かけない事が多いが)。
→名古屋城(公式)
●名城公園・北園
名古屋城の北側に広がる緑地公園で、江戸時代に沼地だった場所が埋め立てられて造成された公園。
名城公園・北園内にはサイクリングコースが整備されている他、風車がある広場やフラワーパーク、回遊池もあるので、季節に応じてのんびり走り、写真など撮って愉しめばよかろう。
ちなみに、現在の名城公園(南園・北園)の外周は1周3.6kmで、皇居(約5km)、大阪城(約4km)より少し狭い。
さて、名城公園以外で僕がご案内したい場所もそれなりの数がある。
全て僕好みのスポットだが、★付のものは特に僕好みだ。
★名古屋市市政資料館
大正時代に設置された「旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎」の建物を活用した資料館。
重厚なレンガ造りの建物の中に拘置所と裁判所の設備が整っている他、ステンドグラス付の階段ホールなど絵になる部分が多く、色々な映画・ドラマのロケ地としても使用されている。
いかにも公共施設的な飾りっ気ない「喫茶室」があるのも好き
名古屋都心部のスポットで、個人的に最も好きな場所だ。
→名古屋市市政資料館(公式)
●文化のみち(旧豊田佐助邸、二葉館、撞木館など)
(旧豊田佐助邸)
(二葉館)※川上貞奴邸宅
(カトリック主税町教会)
市政資料館からほど近い主税町、白壁地区には明治後半~大正期前後のモダンな建物が並ぶ地域があって、建物好きな名古屋人には割と人気と思う
豊田佐助(発明王・豊田佐吉の実弟)や、川上貞奴(日本の女優第一号、電力王福澤桃介の配偶者)など歴史ドラマの有名登場人物の家ということもあって、個人的にはとても楽しめるエリア。
本当に古いレンガを使った壁もある。
海外に飛ばず、名古屋でBROMPTONっぽい絵を撮りたい人にもおススメのエリアだ!
→文化のみちの魅力を判りやすく紹介しているサイト
★豊田産業技術記念館
名古屋に来て間もない頃に訪ねたトヨタ系列の技術記念館だが、とても面白かったので、よく記憶に残っている。
※写真はもう10年前のものなので、展示内容は多少変わっている可能性がある。
トヨタグループは江戸末期~昭和初期を生きた発明王・豊田佐吉が端を発したものであるが、その最初期の事業は紡績業だった。
佐吉は人力式~動力式の織機を次々に開発して事業を拡大していく。
僕が行った時は、記念館の入口スグに自動織機が展示されていて、その巨大さに度肝を抜かれたのだった。
歴史的な産業技術が、広大なスペースに展示されていて愉しい。
やはり相当の広さを割かれている「自動車館」も見ごたえがある。
名古屋の西隣、長久手市にはさらに立派な「トヨタ博物館」があり、BROMPTONでも十分に行けるキョリ(片道15kmくらい?)だが、そこまで行かずとも、かなりの展示を味わうことが出来る。
→トヨタ産業技術記念館(公式)
●徳川園・徳川美術館
名古屋市の東区には徳川(トクガワ)という地名がある。
尾張徳川家の庭園があることに由来する地名であり、徳川園がまさにそれだ。
そこは尾張藩2代藩主徳川光友の隠居所に造られた大名庭園で、広い池や築山、上空に架けられた橋など、現代人が散策しても相当の風情・満足感を得られる庭園と思う。
水の流れは、時間によって流量が変わる仕掛けが江戸時代から装備されていたらしく、ある時は水量が非常に多くなり、音を立てて流れたりするみたい。
山奥の田舎にまで来たような感覚すら覚える、かなりすごい庭園の様に感じる。
他、徳川美術館には国宝の絵巻(源氏物語)や尾張徳川家の数々の美術品(武器や茶道具、etc)が展示されていて、尾張藩の歴史をしっとり味わうのに最高の空間となっている。
→徳川園(公式)、徳川美術館(公式)
●覚王山・日泰寺
覚王山(カクオウザン)も、名古屋の街歩き好きには相当知られたエリア。ただ、全国的な知名度はゼロに等しいだろう。
ちょっと立ち寄ってみたくなる店が多く、「さほど(栄や大須ほど)混んでない」というところがポタする上でのおススメポイントだ。
ここも、ここ数年写真を撮る様なポタをしていないため、写真は少し古い可能性がある。
焼き物屋(窯を持つ)を眺めたり・・・
紅茶専門店を眺めたり、隣接する老舗カレー専門店でカレーを頂いたり・・・
複数のクリエイターが入居して、雑貨や書籍をはじめとする様々な作品を販売していたりする古びた集合住宅を眺めたりして・・・
どん詰まりにある日泰寺(ニッタイジ)・・・タイと縁のあるお寺を訪ねるのが一般的な歩き方だろう。
ちなみに、日泰寺には日本で唯一お釈迦様の骨が収められているという。
(すると、各地のお寺にある仏舎利塔はどうなるのだろう・・・???)
→覚王山商店街(公式)、日泰寺(公式)
後篇につづく
コメント
コメント一覧 (2)
俺が行ったことあるのは名古屋城くらいです。
若い頃に三重県の伊勢市に住んでいたことがあって、月に1度くらい名古屋へ遊びに行くのが楽しみだったのですが、今思えば、ジャズのCDやアニメグッズ買う程度で、ろくに観光はしてなかったです。
もう前篇だけでお腹いっぱい・・・っていうか、1日で全部回るのは不可能ですね。
案の定、まんぼーも期間延期ですし、3月に予定通りのスケジュールで京都行くかも不透明です。
しかし(作品を引き取りに)1度は行く必要があるでしょうから、その際に今回(後篇も?)ご紹介頂いた場所のいくつかは探検したいですね!
KOU
がしました
コメントありがとうございます。
昔の俺さんだと、大須あたりに熱心に通ってらっしゃったのではないかと推察します(笑)
あそこはアニメやサブカル系以外にも奥が深い街だと思ってます。
勿論、とても全部は回れないと思いますよ^ ^;
僕が俺さんと一緒に回るんだったら、去年の夏と同じくらいの時間があるとして「市政資料館」→「熱田神宮」→「ガーデンふ頭」→「サークルズ」あたりかなあと思います。夜は大須か栄で飲みですね♪
まあ、どこか1か所でも参考になれば程度で思っておりますので、お気軽に情報使ってみて下さい♪
KOU
がしました