●2020年1月のある日、北海道から連絡が入った
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KOU:「なに?北海道でコロシ?」

これは、すぐ捜査に出かけなくては。

早速、いつもお世話になっているゴーサイクルに電話を入れる。

KOU:「スパイクタイヤの取り扱いはありますか?」

店長:「スパイク!?・・・ごめんなさい、扱ってないです

くっ!

やむなく、通販でスパイクタイヤを注文!(前後輪合わせて12,760円也)

商品が届いたので、再びゴーサイクルに電話を入れる。

KOU:「スパイクタイヤ買ったので、タイヤ交換お願いしたいんですよ!」

奥さん:「ええと・・・(電話の向こうで話す声)

  ごめんなさい、お店で買って頂いたもの以外だと、工賃頂いてもちょっと・・・

KOU:「ええっ、そんなァ






●どうすんだよ、このタイヤ
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「北海道の捜査やめるか?」

しかし。

めんどくさくて今までタイヤ交換もパンク修理も全てお店任せだったけれど、

そんくらい自分で出来る様になったほうがいいに決まってるよな。

思えば、H&Mチタンキャリアも「持ち込み」では工賃払ってもやってもらえず自分で取り付けたし、

今後も自分でやらなきゃならん作業はちょこちょこあるかも知れない。

「仕方ない、やってみるかタイヤ交換・・・」







●まずは自転車メンテナンススタンドをAMAZONにて購入


いつもショップにお任せしているめんどい作業、全くやる気がおきない。

でも、便利グッズがあればやる気になるかもだ。

サンワダイレクト 自転車メンテナンススタンド800-BYWST1 / 800-BYWST2

値段が安いが使い勝手がよさそう。







●スタンドは子どもでもカンタンに組み立てられそうなものだった
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かなり軽くて取り回しがしやすい割に、思ったよりしっかりしているぞ




●BROMPTONくんの取り付けもカンタンだ
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両手で車体を持ち上げて固定具にのっけた後、

車体が倒れないように片手で押さえながら、片手で固定具のハンドルを倒せばよい。

女の子でも楽勝で使えるだろう。五十肩と腰痛に悩む僕でも、これなら問題ない。





●さて、作業を始めよう
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当然ながらBROMPTONのタイヤ交換のやり方など判らないので、

俺さんBIG師のタイヤ交換のやり方を参考にしながら作業に取り掛かる。




●まず、挫折しそうな後輪の方から始める
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最初に内装変速機のコイツを外すらしい。

筒状(メス)の方をクリクリ回すと・・・





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外れた!





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さらにコイツをクルクル回したあとに引っ張る・・・




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外れた!





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さっきのパーツが突っ込まれていたナット状のパーツを15インチのスパナで回す・・・






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外れた!





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ナットとスペーサーが取り出されるので・・・





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取り付けられていた順番を忘れない様に、整理しておいておこう。






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反対側のナットも外そう。






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スタンドが外れると、その下に隠れていた・・・




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上下方向が決まっているこういうパーツが取り外せる。

これで後輪を車体に保持しているらしい。






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そのパーツが外れ、車軸保持が無くなった状態。

反対側にはまだこのパーツが付いているので、車輪は外れない。







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反対側の変速機を取り外す。

変速機には「強力なバネが入っていて不用意に外すと反動でケガをする場合がある」という。

BIG師のブログにそんな忠告が書かれていたおかげで、

事前に注意する事は出来たものの、バネは思った以上に強力で、結構危なかった






●・・・あれ?
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変速器、チャリ磨きの度に掃除していたハズなのに、ギアにびっしり汚れが詰まっている

そんなに適当な掃除してたかしら・・・?





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固い掃除用具を使って、油分で固まっていた砂状のヨゴレをごっそりと掻き出す。






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完全にヨゴレを掻き出したら・・・




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再び後輪タイヤに戻り、空気バルブ内に細い棒を突っ込んで空気を抜く。






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空気が抜けると、ブレーキシューの間をタイヤが通る様になり、後輪を外せる様になるという。





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次はこのナット外しだそうだ。





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回して・・・





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外すと、反対側と同じ車軸保持パーツが!






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これを外すと・・・





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後輪が外れた





●ここまで、特段の腕力も必要なく僕でもラクラク外せたが・・・
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なんちゅうめんどくささだ。

クイックリリースなら一瞬なのになあ!





●前輪も外そう
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左側のナット外しからやっていこう。







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ナットとワッシャー、そして前輪の車軸保持パーツがあっさり外れる。






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反対側も同様に外す。

順番を忘れない様に覚えておこう。





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前輪はあっさり外れた。





●すごいな、めんどくさがりの僕がこんなことやってるなんて
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いちいちやり方を確認しながらの作業につき、作業を始めてからここまで30分ほどかかっている。

慣れれば、前後輪「外し」だけなら僕でも10分足らずで出来るかも知れない。





●・・・あれ
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間近で眺めると車体のヨゴレが目立つ。

そういえばロマン探求ポタ2019(*v.v)。。から戻ってきて掃除してなかったかも知れない。






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すると、さっき変速機にびっしり詰まっていた埃は、サハラ砂漠の埃だったかも知れない。

まあ、ともかく、車体もクリーナーでピカピカにしておこう





●さて、ここからが本番「タイヤ外し」だが・・・
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固っ

ナニコレ、タイヤレバーを差し込むことが全くできんぞ






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樹脂製のレバーじゃ難しいかと思い、金属製のレバーも使ってみるが・・・

全然、タイヤを外せない

BIG師も俺さんも、特にここでそんなに苦労する様な事は書いてないのに・・・

全く、タイヤを外せる気配がない!






●タイヤレバーに問題があるのかも知れない
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Y's road名古屋へトコトコ出向き訊いたところ、このタイヤレバーが一番「使いやすい」らしい。

600円也。

俺さんが使ってらっしゃったヤツだな。






●さっきトライしたものよりだいぶ薄い
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これなら、僕でも差し込めるかも知れない。






●ぐっ
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たしかに何とか差し込めたけど、結構しんどい作業だ






●ぐぬぬぬぬ・・・
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かなり苦労しながらタイヤを外していく。




●外れた

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10分以上かかってしまったが、なんとかタイヤ1本外すことが出来た





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さらにもう一本外すのにも、やっぱり10分・・・






●コイツはしんどい作業だぜ!
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せっかくなので、外したホイールをピカピカに磨く。

さて・・・




●スパイクタイヤをはめなければならない
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これ・・・さっき外したタイヤより明らかに相当固いが、僕の力でハメられるだろうか






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スパイクタイヤは拡大するとこんな感じだ。

子どもの頃、当たり前だった自動車のスパイクタイヤもこんな風だったな





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いいかげん、くたびれたのでここで1時間ほど休憩をとる(´ε`)~♪





●作業再開
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まずはチューブに軽く空気を入れておいて・・・





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リムにタイヤを差し込んだ状態にしておいて、チューブを入れる・・・

えっ、何コレ?

固すぎて、全然タイヤがハマってくれないんですけど







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俺さんもBIG師も(ブログ上で)さほど苦労している様に見えないのに、

僕だけ全然うまくいかない






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途中で握力が無くなってしまい、とても自分の力だけではハメられなかった。

金属製のタイヤレバーとかも駆使して、めちゃくちゃなやり方で何とかはめ込む

2本のタイヤをはめ込むのに余裕で1時間以上かかった。






●タイヤはめ込み完了
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もう、手がしびれて動かないほど。

しかし、タイヤを車体に装着しなければならない。







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ただ、これはこれまでと逆の順番で車輪を固定していけばいいだけなので、さほどでもない。





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変速機の調整もして・・・






●完成ッ!
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Z-BROMPTONくん【寒冷地仕様】ッ!!

一連の作業で3時間以上もかかった。

今後、自分でBROMPTONのタイヤ交換する事は二度となかろう。

北海道の捜査が終わって戻ってきた後のタイヤ交換は、意地でもショップでやってもらう。







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ともあれ、自分で作業するのが嫌いな僕がここまでやったのは、真冬の北海道を捜査旅するため!

と、いうわけでZ-BROMPTONくん【寒冷地仕様】発進だぜ!



(後日のBROMPTON旅につづく)




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