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●2023年9月20日(水)18:28(トルコ王国現地時間)
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イスタンブールの郊外にあるHALKALI駅で20時発の寝台特急を待つ僕は「あまりに何もない駅舎」にガッカリしていた








●ここは「シルケジ駅」に替わるヨーロッパ側への国際寝台特急の玄関口の筈
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イスタンブール空港から飛んだほうが安く早く移動できて「いずこかの町での夕餉とホテルでの安眠」も担保できた。
にもかかわらず、わざわざこの駅を利用したのは「旅情(*v.v)。。」を重視したから。

文化財級の「ハイダルパシャ駅」(アジア方面の起点だった)ほどのレトロさは期待していないけれど・・・









●この殺風景さはないだろ
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レストランどころか売店も・・・っていうか、自販機ひとつすらないぞ。マジで








●駅のタイムテーブル
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これは多分長距離列車専用のもの。それほど本数は多くない。
トルコの首都アンカラ行きの便が3本出ているようだ。名古屋~東京を在来線で移動するような感じだろう。

僕が乗る20時発ソフィア行きの案内は下から2行目にある。

幸いにして発車まで1時間半近くあるし、駅の周りを探索してみるか・・・
















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21.(トルコ)
寝台特急ソフィアエクスプレスで国境を越えて 篇










●ロマン探求ポタ(*v.v)。。中東世界テーマ曲
KONAMI Pop'n Music(2010) ♪The Sky of Sadness 













●高架駅から外に出ても、店の類は見当たらない
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あるのはテント張りの売店が2つ。ちょっとしたフルーツだったり、水のペットボトルだったり素朴なパンなどを販売している。

『周囲に何もなければ、最悪、ここでパンとバナナと水を買うことになりそうだ・・・トホホーッ











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駅の前には片側3車線の大きな道路。
一見して食堂も店も全く見当たらない。
駅を中心に発達した街ではなく「郊外の新興住宅地に駅ができた」ということだろう。

『デタラメにレストランなんか探したら、乗り遅れることになりそう』
仕方なく「スーパーマーケット」と検索してみると・・・







●駅前から続く上り坂の先にそれらしき店の反応が
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よかった、とりあえず何か買えそうだ!









●ひなびた感じの個人商店だった
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こういうの、嫌いじゃないぞ。










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でかいハムとかソーセージはおビールにあいそう!
しかし、一人旅には明らかに量が多すぎ

さりとて、日本の商店の様に総菜が充実しているわけでもない。

「ああ、いつものパターンか









●買い物を済ませ、駅に戻る
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美しい夕焼け
正直、今夜もイスタンブールで過ごして飛行機で飛べばよかった。
それなら、黒海までBROMPTONくんで行けたわけだし。


しかし、今更どうしようもない。





●19:07
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お、寝台特急の旅客らしい人たちがポツポツいるぞ









19:23
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こんなに早く来て並ぶ必要もないだろうに。







●19:28
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人がどんどん増えてきたのは19:30からのセキュリティチェックゲートオープンに合わせてだったらしい。

大きなクロスバイクをそれぞれ携えたカップルがいる。「エックス線装置通らないんじゃないか?」と眺めていたら「自転車はフリーパス」だった。




KOU「これも折り畳み自転車だけど・・・(・3・)」

係員さん「なら、そのまま言ってOKサ





・・・これ、爆弾積んだ自転車テロとか実行できちゃうぞ










●おっ、これだ
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イスタンブール・ソフィアエクスプレス。

鉄道に全く関心の無い僕でも、国際寝台特急に乗る時だけは少し高揚する。










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前回(2018)同様個室をチョイス。
夜間だけは「何の気兼ねも要らない安心感」は必須だなあと、つくづく思う。











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ヒーヒー言いつつ、BROPMPTONくんを抱えて高いステップを上がる














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やれやれ・・・









●あれ?2人用個室か
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まあ、1人で使えりゃなんでもいい。
むしろ、2人でこの部屋だったら、ちょっと息苦しいだろう。










●設備を見てみる
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フェイスタオルが備え付けられたシンク。もちろん、お湯も出る。
ドライヤーも使えるコンセント付き。









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古びた冷蔵庫。ホテルのミニバーみたいなサイズ。
開けてみると・・・







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なんか入ってる。
海外の航空便機内で提供されるようなパック入りの水やジュースの他に・・・











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プレッツェル?
仮に駅付近で何も買えなかったとしても、最低限の水やおやつは部屋でもらえるようだ。









●『・・・に、しても少しガッカリだな』
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2018年の旅で使用した「ユーロナイト」の寝台個室は専用シャワーや専用トイレがついていてとても快適だった。あれと同じようなのを、無意識のうちに期待していたらしい。










●「まあ、いいさ(*v.v)。。」
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なにひとつうまくいかない海外ポタ。
思えば、今までがうまく行きすぎだったのだ。
それに、回を重ねるごとに旅に慣れて、贅沢になっていることも否定できない。


『この旅が初めての海外ポタ旅だったなら、僕は間違いなくドキドキワクワクしてこの電車に乗っていた筈だ』




そんなことを考えつつ、晩ごはんの「チップス」をポリポリかじっているうちに、ソフィアエクスプレスはハルカル駅を定刻通り発車した。









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多分、日本以外の国はそうだと思うが、この列車も車内アナウンスなど無くとても静か。
流れる車窓と、低い走行音だけの世界。








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XperiaにDLしている「ロマン探求ポタテーマ曲(*v.v)。。」などを聞きつつ、VAIOを開いてちょっと仕事したりしながらしばらく過ごす。









●仕事が済んだら洗濯だ
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『洗濯ぶくろ』は寝台特急内でも大活躍
この個室、やたら乾燥していて喉が痛いくらいだし、体重かけて備え付けのフェイスタオルで水を絞り出しときゃ、朝までに乾くだろう。









●ベッドを展開してゴロ寝する
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日本人体形には十分快適なシングルサイズ。
海外の人にはかなり狭く感じるかも。











●変な色の室内灯とかあった
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和式の電灯傘によくついてた「豆球」のような用途かも知れないが、若いカップルとかだったら変な使い方とかしそうな色の様にも感じる。










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車窓の景色は結構明るい。









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2018年のハンガリー「ブダペストノルド駅」からルーマニアに向かった時、ブダペストを出た後はひたすら真っ暗だったのとは大違い。








●トイレに行くか・・・
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・廊下を歩いていると・・・









●あれ
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これ、シャワールームじゃないの
あるなら使わせてほしいよ。
(人の気配は無いのに鍵がかかっていて、使えないみたいだった)










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トイレはこんな感じ。
出発して間もないし、清潔。清潔なトイレが、一番重要と思う(*v.v)。。







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他の車両とか興味ないので、すぐに自室に戻ってくる。
テープで張り付けられたルームナンバーの雑さとか、好きさ。








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スーパーマーケットで買ってきたフルーツのアルコールをいただく。
グビグビグビ
アヒィ、うまい!!








そして、その後しばらく横になり、日付が変わって・・・









●ロマン探求ポタのテーマ(*v.v)。。











●2023年9月21日(木)01:37(トルコ王国現地時間)
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はっ

夜・・・だ。

列車はスピードをかなり落として、ノロノロ運転で進んでいた。
やたら綺麗にライトアップされた橋を通り過ぎてしばらくして・・・











●02:15、国境の「カブクレ駅」に到着
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止まってからしばらくして、係員が「パスポートコントロールがあるので降りてくれ」と伝えにきた。外は寒いほどでもないが、空気は少しひんやりしている。











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機関車を付け替えるようだ。
皆さん僕以上に関心ないようで、写真撮ってるのは僕だけ。








●おお、夜の国境の駅、いいねえ
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「国際寝台特急の個室で旅して、見知らぬ国の国境駅で真夜中に降りて、入国審査受けて次の国に旅すること」は、子供だった頃の僕が夢想したロマン(*v.v)。。

実は、国境の駅で降りてパスポートコントロールするのは初めて。初めて国際寝台特急を使った2018の旅では電車の中で係員さんがやってくれるので済んじゃったからだ。








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やってみりゃ特に大したことでもないけれど、それでもまあ「いい経験」だと思う。
早晩国際寝台特急もなくなるだろうし、パスポートコントロールもこんなアナログ作業じゃなくなるんだろうし。でも、旅情は、古い方式のもののほうが強い。









●にゃーん
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お、この駅にもネコ駅長か
このネコは旅客に大変かわいがられているようだった。












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再び走り出したソフィアエクスプレス。








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すぐ、スローダウンして有刺鉄線のついたところを走りながら、車両に水を吹き付けられる。ここが国境かしら。

その後、また止まり、回ってきた係員にパスポートを渡す。しばらくして、入国スタンプが押されたパスポートが戻ってきた。









●ブルガリア共和国に入国DSC04230

レバノン同様、個人的にほとんど知らない国だ。
第二次大戦時にソ連の侵攻を受けたために1989年に体制崩壊するまで「東側」であり、その後2000年代末に西側に入っている。
それ以外はヨーグルトくらいしか知らないが、こうやって眺めると「思ったより開発された国」なのかも知れない。

『まあ、とりあえず寝ようzzz』
次回、ブルガリアの章『ソフィア駅』篇


※不定期更新です


#BROMPTON
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#トルコ
#イスタンブール
#寝台特急



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