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●2023年9月20日(水)12:26(トルコ王国現地時間)
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僕はベシクタシュの港でルメリ・カヴァヴの港行きの船を待っていた






●もはや、自走で黒海に達することは叶わない
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片道40km先のルメリ・フェネリまで行くにはタクシー往復しかないが、「なんかつまらない」ので、地元民向けの「ボスボラス海峡連絡船」で行けるところまでいくことにした。

ちなみに旧市街周辺からは「ボスポラス海峡観光船」がたくさん出ているが、黒海付近まで航行する路線は無い。海峡中ほどで折り返すコースばかりなのだ。









●『・・・三河湾あたりの連絡船に似てるな
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いかにも地元民用の船っぽい。2019旅でのジブラルタル海峡横断の時の様な緊張感も、ない。
『とてものんびりした時間を過ごすことになりそうだ・・・』











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20.(トルコ)
ボスポラス海峡 船旅 篇








●ロマン探求ポタ(*v.v)。。中東世界テーマ曲2
KONAMI Pop'n Music(2018) ♪Life is beautiful 













●へさき付近にBROMPTONくんを固定( ´ ε`)
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『海水が飛び散ったりするかも』と思っていたが、全くそんな事はない。川の様な幅の海峡だし、尾張湾や三河湾よりも波は穏やかなようだ。












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「7月15日殉教者の橋」が見えてきた。この海峡にかかる3本の自動車専用橋の一番南側。『一気にこの橋をくぐるのかしら』と思っていると・・・








●橋の手前の港に立ち寄る
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「連絡船」なので、海峡沿いの港7~8つに立ち寄っていくらしい。
『この船、思ったよりもずっと遅いぞ









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実は、この時点で『この船が、何時にどこに着くのかわかっていない』。








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今晩はイスタンブールの西にある「ハルカリ駅」から20:00発の寝台特急に乗る。予定では14:40にはホテルをチェックアウトして、15:00にはガラタ橋付近にいる予定だったが、絶対に間に合うまい。

『・・・まあ、なるようになるさ








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この船の中でスケジュールを修正すればいい。








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スケジュール修正しなければならないんだけど・・・











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なかなか景色がよくて船室に入る気にならないな









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イスタンブール市街地から少し離れ、立ち寄る港に田舎感が出てきた。
『次はこういうところをポタしたい』











●ルメリ・ヒサル
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BROMPTONくんで立ち寄る予定だったスポットだ。

1000年以上の間、難攻不落だった東ローマ帝国の要塞都市「コンスタンティノープル」を攻略するため、1452年にオスマン帝国メフメト2世が造営した砦。
要塞都市は、ガラタ塔からの太い金属鎖で艦隊が通れない様に海上封鎖して鉄壁防御を誇っていたが、メフメト2世はこの砦を拠点として艦隊を「丘越え」させて金角湾内に出現させ、攻略したそうだ。






●いい加減、スケジュールを確認しなければ!
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船室に入り、船員にこの船の行先を確認する。



船員 「この船の行先?ルメリ・カヴァヴさ

KOU 「そこからベシクタシュに引き返す船はあるのですか?」

船員 「え?引き返すの?少し待てば出るけど」

KOU 「どのくらい?」

船員 「2時間待ちくらいかな」

KOU 「アウチ!・・・アウチッ!!」

船員 「急いでるなら、ひとつ手前の『サルイェルの港』の方が早いよ。今の時間帯はサルイェル始発になるから」









●今回の旅では「サルイェルの港」までが精いっぱいのようだ
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ルメリ・カヴァヴは小さい集落らしく、オフピーク時間はサルイェルの港が北端なるらしい。

このサルイェルとベシクタシュの所要時間は1時間5分~1時間15分ほど。色々計算すると、トンボ返りしたとしてもホテル到着は16:00頃だ。


『寝台特急発車まで4時間。まあ、大丈夫か








●やがて、ボスポラス海峡にかかる3本目の橋が見えてきた
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あの橋の先が黒海。そして、橋が接続している左側の丘の向こう3~4kmのところに、黒海に面した小さな漁村「ルメリ・フェネリ」がある。

しかし、今回の旅ではたどり着けない。








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船は大きく左側に舵をとり・・・









●14:03 サルイェルの港に到着
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この港の時刻表で、帰路の船を確認だ。







●港はなんかいい雰囲気だった
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『なんか、かわいい






●港の周りは、それなりに町
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イスタンブールのベッドタウンだろう。近所をポタできる時間はあるかな!?






●時刻表を見てみる
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黒枠がサルイェルの出発時間らしい。次の便は14:25発・・・10分後か!
港から離れられん。マジで、船で往復するだけか







●・・・まあ、いいや
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パンクして午前中潰したけど、それなりにリフレッシュできた







●下船20分後、我、再ビ乗船ス。
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次回だ。

次回、必ず、ボスポラス海峡沿いに黒海までBROMPTONくんで走り抜けてやる!










●帰りは船室にて、詳細にこの後の行動スケジュールを練り直す
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色々計算すると、ホテルに戻って、荷物確認、チェックアウトは17:00前とみておいたほうがよさそう。

寝台特急発車の20時まで3時間。
駅までの30kmの道はもともと自走の予定だったが、丘越えであるのに加えて高速道路を横切るのに大回りしなければならない可能性があり不安がある道(だから、余裕を見て15時出発と考えていた)。

できるだけバタバタして寝台特急に乗りたくない。
可能ならば、2018旅でのブダベスト・ケレティ駅の時の様に、駅構内のレストランで晩ごはんをオシャレにしっかり楽しんでから乗り込みたい(*v.v)。。







●ほとんどポタしていない1日でアレだが・・・
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『公共交通で移動するルートの方が確実だ』









●ロマン探求ポタ(*v.v)。。中東世界テーマ曲
KONAMI Pop'n Music(2010) ♪The Sky of Sadness 















●15:47
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予定より10分遅れでベシクタシュの港に到着。
イスタンブール連絡船、なかなかよかった!







●それなりに急ぎ目でホテルに向かう
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港からホテルは3kmちょっとで、10分程度。

・・・と








●あっ
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5年前に来た時に見かけてびっくりした「逆走防止スパイク」
写真撮ってると、近所の人が笑いながら通り過ぎていった。







●ホテルに戻り、荷物をまとめる
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ホテルヒストリックガラタ。窓を開けた時の雰囲気いいんだよな。
次もまた、ここに泊まるんじゃないかと思う。






●16:46
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ホテルチェックアウト。
3~4km先のシルケジ駅には自走すればよかったのだが・・・






●トラムを使って大失敗
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ウィークデイの帰宅時間だからな。
激混みの都電荒川線に、折り畳んだBROMPTONとキャラダイスバッグを持ち込む様な感じに。
最悪だった







●シルケジ駅
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かつて、オリエント急行のヨーロッパ側の起点だった駅。今は、この駅に寝台特急は発着していない。

自動券売機にお金を入れてもどういうわけか切符が買えず戸惑っていると、親切な青年が自身のプリペイドカードの様なもので購入して渡してくれた。

KOU 「あ、お金払うから
青年 「いいよいいよ、いらないよ。グッドラック

昨日、この国に来て3~4回目くらいの、見知らぬ人の親切。
本当にびっくり。

後日、絨毯屋の社長に会う事があってこの件についてきいてみた。


社長 「ああ、それはね、毎日ちょっとしたいいことをすると天国に行けるっていう考えがあるんだよね



なるほど。
イスラム圏の国で僕がちょこちょこ親切にしてもらえるのは、そういう事があるのかも知れない。


・・・いや、中国でも、ロシアでも、イスラエルでも、レバノンでも、東欧でも、西欧でも、モロッコでも、どこの国でも、宗教関係なく大体相当親切にしてもらっているな。

でも、やっぱりトルコの人の親切度は積極性が異常に高いような気がするぞ。







●地下ホームでも親切にしてもらった
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このプラットホームにはあちこちの行先の電車が来るらしい。僕に乗り場と電車を教えてくれたおじさんは、僕が正しい電車に乗るまでの間見守ってくれていた(笑)

すごいな、この国は。








●ハリカリ駅に向かう列車
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日本とあまり変わらん感じの電車だ。








●寝台特急「ソフィアエクスプレス」のチケットを確認
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トルコ王国「イスタンブール」から隣国ブルガリア共和国の首都「ソフィア」を結ぶ。日本国内からこのチケットの予約や購入ができないため、現地の旅行代理店に手配してホテルに届けてもらったもの。
購入手数料込みで日本円で約30,000円(2023年9月現在)
ちなみに、日本人でも現地で購入すれば半額で購入できる。空席が無いケースを許容できる人なら、それで買った方が安い。



現在、電車旅には殆ど関心が無い僕だが、海外の寝台特急だけは別。旅情を感じるからだ。チケットを見ていると、始発駅の様子だとか色々想像されて、気持ちがアガッてくる。
『ブダペストの駅、あるいはハイダルパシャ駅の様なロマンあふれる駅だったらいいな!








そして、電車にゆられること約1時間。










●ハリカリ駅に到着!
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割と新しい駅って感じだ。

さて、発車まで1時間半。
晩ごはんを食べながら一杯やるのにちょうどいい時間だ。
駅のレストランで何を食べようかな








●2Fにあがる・・・
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あれ?
なんか、ずいぶん殺風景な駅だな

近鉄線とか名鉄線の郊外の高架駅みたいな感じ。








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やたら大型の拳銃を携帯した女性ガードマンがいる以外は「白岡駅」(JR東日本・宇都宮線)とか「勝川駅」(JR東海・中央線)とかと変わらん感じ。

ってか、この駅、レストランどころか売店も1か所も無いぞ
国際寝台特急の発着駅なのに






●国際線のゲートにはセキュリティチェックはあるみたいだが・・・
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その前に「レストラン」でしょ
ナニコレ信じられない。




とりあえず、寝台特急には間違いなく乗れるけれど、このままだと明日のソフィア駅到着(9:41予定)まで何も飲み食いできない可能性が

これは、何とかしなければ。



(つづく)






次回


たのしみにしていた寝台特急乗車前の晩ごはんがとれなくて焦るKOU!
GoogleMAPで駅周辺を検索すると「何もない場所」に造られた駅であるのがわかる。
「『岐阜羽島』や『くりこま高原』じゃあるまいし・・・
しゃあない、BROMPTONくんを展開して、ちょっと離れたSHOPへ買い出しだ!
やがて、夜のとばりに包まれた駅から、ブルガリア行きソフィアエクスプレスが発車する。



次回、トルコの章(完結)『寝台特急ソフィアエクスプレスで国境を越えて』篇


※不定期更新です


#BROMPTON
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#トルコ
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