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11.(レバノン)
ビブロスの秘宝(ヒホウ) 篇






●2023年9月18日(月)12:19(レバノン現地時間)
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僕は「ビブロスのまち」の探索をはじめた







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"ビブロス、別名Jebeilは、レバノンのケセルワン・ジュベイル県にある都市です。
最初に居住されたのは紀元前8,800 年から 7,000 年の間であると考えられており、紀元前5,000 年以降は継続的に居住され、現在も人が居住し続けている世界最古の都市の 1 つとなっています。







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"ビブロスはその歴史上、エジプト、フェニキア、アッシリア、ペルシア、ヘレニズム、ローマ、ファーティマ朝、ジェノバ、マムルーク朝、オスマン帝国を含む数多くの文明の一部でした。

おそらくギリシャ語、ラテン語、その他すべての西洋のアルファベットの祖先であるフェニキア文字が開発されたのは古代ビブロスでした・・・(*v.v)。。"






●聖ヨハネ大聖堂にやってきた
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"・・・この教会は 1115 年に十字軍によって建設され、当初は洗礼者聖ヨハネ大聖堂として知られていました。地震を含む多くの天災がこの建物を襲い、教会は 1764 年まで荒廃しましたが、ユスフ・シハブが再建のためのレンガをレバノンのマロン派教団に寄贈しました"








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”・・・彼らは建物を修復し、1776 年に再オープンしました。1840年の東洋危機の際の砲撃で再び被害を受けましたが、修復されました。教会は現在、来訪者のために開かれています・・・"










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あちこちの古い宗教施設に立ち寄るうちに「戦争の最前線基地」にしか見えなくなったんだよな
勿論、神聖な場所であるのもわかるんだけど。









●暑さは「それほどでも」
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けれども、日差しは強い。
木陰で休んでいたBROMPTONくんを連れ出して、ビブロスを見て回る。










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●下っていくと「フェニキア」時代の遺跡があった
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"フェニキアの都市国家は紀元前3200年頃より形成がはじまり、紀元前2750年頃に確立しました
紀元前1500年頃には海上貿易と製造業の中心地として繁栄し、造船、ガラス工芸、染料の生産、贅沢品や日用品の洗練された製造技術で高く評価されたのです・・・(*v.v)。。"



眼の前にあるフェニキア時代のビブロスのまちは、ギザのピラミッドと同じ頃か、それより古い時代の町なのかも知れない。
間違いなく、僕の人生で触れた歴史都市の中で、最古の場所。


『・・・この町、本気で見れば2日でも足りなそう』








●僕は2時間も見れないかもだ
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例によって、チャリ置き場が無いんだよなあ
予想してるのに、繰り返してしまうこのパターン。







●・・・「おたから」を買ってベイルートに引き返すことにしようかな
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見聞広める間にBROMPTONくん盗まれたら、マジで身動きできない(→詰み

ちなみに、乗合バスもよくわからないまま。
仮にビブロスを出た後、3時間近くかけてさらに先の町に進み、やがて夕暮れ時を迎え、「正体不明のバスを使う」or「あやしいタクシーを使う」の二択を迫られるのは辛すぎる。


『結局、なるべく早めにBROMPTONくんで帰るのが一番安心か』


そうと決まれば・・・









●早速、ショップでおみやげを選ぶ
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「アルファベット発祥のまち」らしいおみやげが多い。








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後ろの額縁に入ったヤツとか自分用に買って帰りたい。

けど、ちょっとサイズオーバー。








●悩みに悩んで「フェニキア人人形」を2点GET!!
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そしたら、「レバノンキーホルダー」をオマケにつけてくれた。
店員曰く、「自転車でやってくる客にごほうび」との事


我ながらなかなかいい買い物ができた。
大きいほうの人形は「戦歴オブジェ」として部屋に置いておくことにしよう








●13:25 ワレ ビブロスノ マチヲ アト二ス(*v.v)。。
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ここまで苦労してやってきた町の滞在をわずか1時間少々で切り上げるのは、結局帰りも苦労することが判り切っているからだ。

さらば、ビブロス(*v.v)。。









ビブロスの秘宝(ヒホウ) 篇 完

















●ロマン探求ポタ(*v.v)。。中東世界テーマ曲
KONAMI Pop'n Music(2010) ♪The Sky of Sadness 















●ここからは、走ってきた道を戻るだけの行程
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時間にゆとりがある分、だいぶ気楽。
当面、快適な道ということも判っている。









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~♪







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途中のストアで、娘さんに何故か笑われながら大量のドリンクを補充。









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通りの集落にいるコレが「乗合バス」か?
満員になるまで発車しないらしい。
つかいづらすぎる。







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~♪








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~♪








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4時間ほど前にブランチを食べた「ジュニーエのまち」の上空には、たくさんのパラグライダーが。








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往路ではほぼ通過するだけだったが、少し町なかを覗いていく。









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いい道だ 









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このポタルート、みんなにおススメできるぞ !!







●しかし、このあたりからあやしくなってくる
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ここはビブロスから23kmほど、ベイルートまであと15kmの地点。








●15:08 難民キャンプ(?)近くまでやってきた
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できれば、あそこはもう通りたくない。
しかし、回避する道はない。








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周辺の景色が、雰囲気が変わる。








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有刺鉄線に囲まれた資材置き場の様な区画の中に、バラックの様な建物が見えた。
でも、どういうわけか、朝見かけた様な人たちはいなかった。







●無事に通過できた!
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『あれ?』

だとすると、この先はおそらくベイルートに向かう一方通行の道の筈だ
なぜならば、朝は、大変な思いをしてその道を逆走してきたから。

『もしや、帰りはめちゃめちゃラクだったということ!?』








●しかし・・・
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えっ、また逆走??







●なんなんだ、この道は
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クルマの流れが朝と正反対だ








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地獄







●恐怖でフラフラになりながら走ってるうちに・・・
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気付くと高速道路上に
フリーウェイだし、多分自転車向けのルールも無いんだろうけど、それなりに怖い。









●ベイルート港爆発事故の爆心地付近に差し掛かる
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2020年8月4日18時頃(レバノン現地時間)に発生、約220名が亡くなった人災。
Wikipediaの情報では広島型原爆の1/20程度の威力を持つ爆発が、まさにここで発生したという。









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当初、使用する気だったハイウェイ下の「チャールズヘロウバスターミナル」は廃墟になっていた。
ダマスカスとかアレッポなどシリア国内行きのバスはこの辺で出発していて、行く気になれば誰でも行ける様だ。勿論、僕はスルー(*v.v)。。








●16:00
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ハイウェイをノタノタ進み、ベイルート中心部へ戻ってくる。







●16:20 ホテルに帰投
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あと1時間ぐらいビブロスに滞在していたら帰宅ラッシュ等に巻き込まれて危険だった気がする。
レバノンのポタは、今まで訪問した国の中で一番「まとまりがつかない」が、これだけカオスな国で、古代都市から無事に戻ってこれただけでよしとしよう








●アイスをかじって一服( *´ 3`)
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さて、だいぶ早く帰ってこれた事で、僕には時間的余裕が出来た。

一応、ベイルートに来た以上、「あいつの家」を見に行ってみよう。
自動車会社で社長やりながら悪事に手を染め、楽器ケースに隠れて日本を脱出するとかマンガの悪党みたいなことをやった「あいつ」だ。

(つづく)



次回

その悪党の家はホテルから約3km先。
事故を避けるべく自分の脚で向かうことにしたKOU!
しかし、この町に棲む悪党はあいつだけではなかった!

次回:レバノンの章 『ゴーン君の家を訪ねよう』篇


※不定期更新です。


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