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(トルコ) イスタンブール離脱 








●2018年9月20日 07:00 (イスタンブール現地時間)
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いつもより1時間遅く目覚め、30分ほどかけて軽く身支度。

ここは部屋もイケてるし、オーナーもスタッフもとても親切で素晴らしいホテルだった。

チェックアウト時間にスタッフはいなかったので、ルームキーと、気持ちのチップを置いて、後にする。

さらば、ホテルエレファントガラタ(*v.v)。。









●ホテル前の通りにはニワトリもいた
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たくさんの野良ネコの中でニワトリも共存できる街って、ふしぎだ。








●通勤時間のトラムに乗り込む
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『イスタンブールでは男性はよく働いているのを見かけるけれど、女性はあまり働いているの見かけないな』

そんな事を感じていて、昨日、絨毯屋のオマルさんに質問していた。

オマル:「もともと、イスラム教の教えがそういうものなんだ。

  このあたり(スルタンアフメット地区)やガラタ塔周辺などの旧市街周辺には、

  伝統的な教えを守っている世帯が多くて、働いている女性はあまりいないね。

  でも、高層ビルが多い新市街では、他の国と同じ様に、女性もフツーに働いているよ。

  ・・・伝統的教えを守る家庭と、時代に応じて変化している家庭の数?

  それは、半々くらいかな」









●ガラタ橋をトラムで通過
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先日横断したボスポラス海峡も見える。

色々起こる旅故か、もう、遠い昔の出来事に感じる。









●スルタンアフメット地区でトラムを降りて・・・
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●見学できなかったブルーモスク前を通る
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大学生らしい日本人の女の子3人連れが楽しそうに話ながら歩いているのを見かける。

この後、ここで数時間いるなら、間違いなくあのキャッチに話しかけられて絨毯屋に案内される事だろう。









●オマルさんに案内されて夕食を楽しんだレストランの前を通り・・・
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●絨毯屋・アイシン イスタンブールへ(写真は先日のもの)
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来る時間が早かった為か、まだ、店の人はきていない。

その時間を使って、日本語でこの店の事を検索すると、MIXIの『騙された』という記事が真っ先に出てきた。

『まあ、”とにかく他所より高い店で買い物したくない!”と心に固く決めている人は、そう思っちゃうかもなあ』










●2F(写真は昨日のもの)
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でも、僕は、MIXIの記事の様には全く思わなかった。それは、品物の買い方の違いによるかも知れない。

先日、社長に「予算は?」と訊かれて答えた『2万円』は、

それまで2時間ほど面白い話を聞かせてもらった上で、『このくらいなら絨毯に払ってもいいな』と思った金額。

社長のプレゼンテーションを受けて応じた『4.5万円』も、『社長が面白いから払ってもいいや』と思った金額。

要は、『4.5万円分の体験料として払ってもいいや』と満足した金額なわけだ。










●社長(写真は昨日のもの)
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仮にこの店で4.5万円で購入した絨毯と同じものが他店で5千円で『陳列』されていてそれを買ったとしても、

トルコ絨毯商人世界の面白い話もない単なる5千円の買い物に過ぎず、百均の買い物とあまり変わらない。

全く金持ちじゃない僕でもそう思うくらいなのだから、モノがあふれている時代において、

社長の様な『駆け引きありの商売』には消費者(旅人)の新しいニーズが出てきているんじゃないかしら?

・・・などと思っているうちに、店のスタッフや社長がやってきて、店の中に入れてもらう。









●1Fで朝のチャイを頂く(*v.v)。。(写真は昨日のもの)
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社長:「スタッフに航空会社のWEBサイト見させたけど、意外にもまだ見つかってないね。

  まあ、見つかったらウチから送りますよ」

KOU:「おねがいします ・・・・・・ところで、昨日の商談はうまくいったのですか?」

社長:「ああ、90万円分のお買い上げで

KOU:「うーん、すごい

社長:「まあ、もともとお買い上げの予定で、昨日買うか、今日にするかっていうだけの話だったからねえ

  ああ、昨日は一緒に夕飯食べられなくて申し訳なかったですね」

KOU:「いいっすよ。オマルさんに教えてもらったお店で、とても美味しいトルコ料理を食べられたので」

社長:「それはなによりです

KOU:「ところで、昨日はオマルさんにちょっと申し訳なかったかなあ、と・・・」

3時間近く相手してもらって何も買わないで帰ったのはいくら何でも酷かったかなあ…と社長に話した。

社長:「うーん、彼から話は聞いたけど、まあ、何か買ってあげれば良かったとは思いますよ。

  勿論、あなたにも予算はある事は彼も判ってるので、なんでもよかったと思うんだ。

  日本で言う『キモチ』と同じかなあ」

・・・まあ、やっぱり、そうだよな。

KOU:「じゃあ、今、絨毯買ってったら、オマルさんのポイントにしてもらえます?」

社長:「おっ ・・・それは勿論です








予算15,000円で買える絨毯をいくつか見せてもらって選ぶことに。

社長:「せっかくだから、もうちょっと出してもらって少しでもイイモノを買っていってほしいと僕は思う・・・!」

KOU:「社長、そのやりとりは昨日やって、結果的に当初予算の倍のヤツ買ってるから

社長:「そうだったっけ じゃあ、お金そのままで、ワンランク上のヤツから選んでもらっていいよ」

KOU:「おっ、マジですか?」

社長が追加して出してきた数枚の絨毯の中に、好みのデザインの1枚を見つける。

珍スポ旅のYが絨毯を欲しがってたから、おみやげにしよう。

社長:「値段、3,000円オマケしてあげるよ

KOU:「えっ、いいの?ってか、社長、原価いくらなの?」

社長:「それはヒミツ・・・と、いうか、あなたは2枚目の購入だし、仲良くなったし、

  こっちも別に毎回利益乗せようと思ってるわけじゃないですよ

KOU:「そういうもんか」

社長:「そういうもんです ・・・で、私たちが日本に行って商売する時、あなた呼んで、高く売りつける

KOU:「おいおい








●この店は、日本で言えば浅草の仲見世や京都の清水坂付近みたいな場所にある
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KOU:「社長は、いつ、ここにお店を出したの?ここは社長の持ち物?それともテナント?」

社長:「16年前に土地買って、店にしたんですよ。工房は別の街にあります」

KOU:「イスタンブールでこの場所だと、いくらくらいで買えたのかしら?」

社長:「大体、7,000万円くらいだったねえ。今、買うとしたら倍くらいお金かかる」

KOU:「やっぱり、社長にとっても大きい決断だったのかしら?」

社長:「勿論! こういう場所に店出すのは商人の一つの目標だからねえ。また、新しいお店も出すよ。

  でも、僕は結構日本に出かけていて、イスタンブールにはあまりいないけれど(笑)」

・・・と、お店で呼んでくれたタクシーがやってきた。

社長:「次は日本で会えるかな?」

KOU:「よかったら、来る時連絡ください。オマルさんにもよろしく

社長:「じゃあ、よい旅を





『絨毯屋とのやりとりはトラブル多発』・・・と外務省情報やらネット上のカキコやらで散見した。

確かに、どっちに転ぶかは紙一重。僕にしてみても、不満の残る終わり方になる場合もままあったろう。

でも、結果としては、とても満足で有意義だった

さて、ここから先は、また日本語無しの旅路。ネイティブレベルの日本語会話、ホントにラクだったな…。











●ロマン探求ポタ2018(*v.v)。。前半テーマ曲 KONAMI Pop'n Music(2010) ♪The Sky of Sadness 











●絨毯屋さんが手配してくれたタクシーで空港に向かう
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運ちゃん:「この時間帯、混むのは空港から市街へ向かう道だ。こっちからは混まないから、安心していいよ」

その言葉に安心して、車窓の景色を楽しむ事にする。











●幹線道路沿いの街並みには、古い遺跡がいたるところに見られた
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BROMPTONくんがいればこういった街角も探訪出来たのだろうが、

彼を失ったからこそのコミュニケーションもあった。










●何が正解で、何が間違いなのか、本当に判らない
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人生と同じだな。正解も、間違いも、自分の価値観の中にしか存在しないんだろうな。










●30分もかからずにアタテュルク国際空港に到着したようだ
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入国の時につかったザビハ空港より、圧倒的に利用者は多そうだぞ











●出発きっちり2時間前の09:55に、空港入口を通る
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イスラエルの空港の様な厳しいセキュリティが無いというのは、本当にありがたい。










●このアタテュルク国際空港は、およそ1か月後の2018年10月29日に閉鎖される
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同日開港するのが『イスタンブール新空港』。

限界を越えているイスタンブールの航空混雑を解消する空港であり、世界最大の空港となるそうだ。











●11:55発のブタベスト行きのゲートは・・・211ゲートか
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案内板を見ると、好奇心をそそる都市名がいくつもあるな。

ベイルート(レバノン)、カサブランカ(モロッコ)、ビルン(デンマーク)、リスボン(ポルトガル)・・・

・・・リスボンはそろそろ計画に入りたいところではある。








●イミグレ前の人の流れがすごい
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通路の中に改札の様にカウンターがあって、かなりの勢いで人が流れていく。

まるで、一昔前の新幹線改札の様な光景。

国際線のイミグレにしては、非常に高速で処理されている様に感じる・・・

が・・・







●その流れが、僕の5人前で突如とまった
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見ると、全てのカウンターの作業が停止している。

しばらく待っても何の案内も無いまま、複数の女性審査官が席を離れてお手上げの様な仕草を見せていた。

前の方から聞こえてくる話では、出入国審査のシステムがダウンしたらしい

そのまま20分ほど何の案内もなく待たされるが、特に混乱が起こらないのは凄いなあと思った。

日本ですら同じことが起こったら、フツーに怒号飛ばす人いそうなのに。。。

・・・何とも無しに隣にいた英国人女性(カッパドキアを訪問していた)と話し始めて少しした頃、

女性審査官たちがハイタッチしたり抱き合ったりし始めた。

システムが再開したらしい。








●旅の中で相次ぐトラブルに「またかよ」とも思ったが
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もしかしたら、航空会社で何か手続きする必要が出てくるかとも思ったが、何も影響でなくて、よかった








●次に乗るのはターキッシュ・エアライン
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トルコのフラッグ・キャリアだね。

子供の頃よく見ていた『世界ふしぎ発見』の視聴者プレゼントで、『トルコ航空でゆく●●の旅』をよく見た様な。









●ハンガリーのリスト・フェレンツ国際空港までは、わずか2時間の空の旅(※イスタンブールとの時差1時間)
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めっちゃ近い。名古屋⇔盛岡と同程度(1000km)くらいしか離れていないもんな。

いくらなんでも、さすがにもう、この移動で何か無くなるという事は無い筈だ。

・・・無ければ、いいな








●TK1033便は11:55、定刻どおりに離陸
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さらば、イスタンブール(*v.v)。。また逢う日まで・・・。




そして、次の都市・ハンガリー首都 ブダペストにおいてBROMPTON取扱店に立ち寄るべく、

『動き方』について思案するのであった・・・。






次回:ハンガリーの章スタート 

僕はブダペストで新BROMPTONに出会う事が出来るのか?





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■ロマン探求ポタ2018(*v.v)。。INDEX
序章

Ⅰ.イスラエルの章

Ⅱ.トルコの章

Ⅲ.ハンガリーの章

Ⅳ.ルーマニアの章

終章