●少し前に「BROMPTON後輪タイヤ交換」の記事を書いた
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固くて硬くて難しいBROMPTONのタイヤを簡単にはめる方法をご紹介したもの。

我ながら画期的と自画自賛、もしかしたら高評価いただけるかも!と期待していたが、頂いたコメントは・・・







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(ノ_ _)ノ
:;.’:;ズコーッ !!

古典的お笑いばりに盛大にズッコケたのだった。









でもまあ、実際、BROMPTONの硬い固いタイヤを1回うまくハメれただけの事。

やった事が無い人が「ほんとかよ?」と思うのも無理なからぬところ。

何より僕自身が半信半疑だった。

幸か不幸か、2か月後に今度はBROMPTONくんのタイヤがパンクしたので再現してみる事に。

結論を言うと、やはりめちゃカンタンにBROMPTONのタイヤをハメる事ができた









以下、再現の模様をご紹介するが、単なる実証なので「タイヤを外す段取り」などは割愛。

より詳しい作業手順を知りたい方は、前回記事を参照されたし(→前回記事)。










●さて、パンクしてしまったBROMPTONくんの後輪タイヤ
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北陸道ポタの最後のあたりで少し違和感を感じ、1週間後にはぺちゃんこに(スローパンク)。

レーサーを履く様になってからというもの、様々なカタチで年に2~3回パンクする。

さすがに、もうこのタイヤは懲りた。








●早速、後輪を外そう
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使用するスパナは15インチのもの2本。

最近、タイヤを外す機会が増えたので、直感的に手に取れる様に黒いビニルテープを巻いた。









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後輪外し、もう、手慣れてしまった。

2分もかからずにこの状態に。

※もともと、大した作業ではない。










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タイヤもあっさり外れる(2秒)。

そのままチューブ交換してしまおうかとも思ったが、チューブの寿命はまだまだある筈なので、パンク修理を試みることに。









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水につけると、ごくごく小さな穴が開いている事が判明。

これなら僕でも修理できるだろう。







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5年ほど前に使っていた「ガンダムマーカー」(ジオン軍レッド)で印をつける。

一応、他の箇所も調べてみたが、穴はここだけだった。

穴の周りを広めにヤスリがけして・・・







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ちょっと広めにボンドを縫って、3分ほど待つ。







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パッチを取り出して・・・






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ボンド塗布面にあてがい、硬いもので何度もこすって圧着。







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僕はフィルムは「剥がす派」。

パンク修理はこれで完了。

本題はここからだ。







●新タイヤ「マラソン」を取り出す
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レーサーを履く前に長らく愛用していたタイヤ。

これを履いてる間、パンクした記憶は一度たりともなかったような?

自転車屋さんに薦められて、より走行性能が(そして値段も)高い「レーサー」に変えたのだけれど、パンクが多くて大失敗。

元に戻すことにするのだ。







●ホイールにかぶせてみるが・・・
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判ってはいたけど、「レーサーと比べて数段固い

やわらかいレーサーですらフツーの方法ではどうにもならなかった僕が、タイヤポンプの空気圧の力を借りたところで、こんな固いモノをハメる事が出来るのだろうか?







●最初からどうにもならない感じなので、タイヤをかぶせた後、早速空気を入れてみる
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すると、タイヤとリムの間からチューブがはみだそうとしてきた。

やわらかい前回のレーサータイヤの時はほとんど認識しなかった現象。

おそらく、硬いマラソンタイヤの抵抗が大きくて、横のスキマから逃げ出そうとしてくるのだろう。






●しかし・・・
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粘土で「ふとめの棒」を作ろうとする様な塩梅で、両手を使ってタイヤやチューブを正しい位置に寄せる様な作業を行う事で、位置はカンタンに補正できた。

腕力はほとんど不要。







●では、タイヤレバーを差し込んでみよう
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最初は、空気バルブの位置より少しだけ右側に差し込むと良いと思う。

バルブ部分は最後にはめ込むのがセオリーらしいため。






●結構、硬い
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タイヤの空気圧の調整をレーサーの時よりシビアにやらないと、僕の力ではタイヤレバーを差し込むことすらできない。

ただ、空気圧の調整はさほど難しい作業ではない。

(撮影しながら、とかになると難度は極端にあがる)







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前回同様、時計回りにタイヤレバーを差し込んでいく。

タイヤの空気を抜き過ぎると、僕程度の力ではタイヤレバーを差し込む事も、リムにはめ込むためにめくりあげる事も出来なくなる。

1人作業で空気を再注入する為には、差し込んだタイヤレバーを押さえつける事が困難となり、タイヤが復元しようとする力でタイヤレバーが吹っ飛んでいく事も度々。

それなりに根気のいる作業になる。

ただ、腕力はさほど必要ないし、撮影などせず作業に集中していれば、難しい作業ではないと感じた。









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2本目までのレバーでタイヤをリムの内側にはめる事が出来れば、あとの作業はやわらかい「レーサー」の時とほとんど変わらないほどサクサク進むようになる。

(繰り返すが、1・2本目のレバーについては、空気圧の調整がついていないと「とても硬い(僕では動かせないレベル)」だが、空気圧を適度に調整すれば「余裕で動かせる」ようになる)






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どんどん、作業を進めよう。







●終盤、再び「山場」がやってくる
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今までサクサク進んできたタイヤハメ。

この状態になって、ビクともしなくなった。

力の強い人ならハメられるかも知れないが、僕には手も足も出ない。

「ダメだ、自転車屋さんに持っていかないと・・・







●でも、あわてない!!
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タイヤのヘリが持ち上がっているのがお分かりいただけるだろう。

自分の力じゃどうしようもなくとも、チューブが膨らんで手助けしてくれる。

つまり、この作業のミソはこういうところなのだ。





●空気の力を借りて、あっさりハメる事ができた
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ポンプによる空気圧を上手に使いこなせば、腕力はあまりいらない。

この技無しで僕にはBROMPTONのタイヤをハメる事が難しいが、この技があればやはり超カンタンだ。

勿論、女性でもカンタンに出来るだろうし、もしかすると小学生でも出来るかも知れない。







●片面がハマれば、裏面はカンタンにハマる
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僕でも1分少々でハメられるレベル。

技術も腕力も全く不要だ!






●チャチャっと装着完了!
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やっぱり、この方法は有効だ!

自力でフツーにタイヤハメられる人には全く不要のワザだろうけど、そうでない方は使ってみて損はない。

今まで、旅先でパンクしたらタクシーで自転車屋さんに持ち込むしかなかった僕だが、これで、世界のどこにいても(気温20℃以上の環境であれば)チューブ交換はできそうだ。

まあ、できるだけそんな目に遭わなくて済むように、マラソンに履き替えるんだけどね!







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