●あいたたた
ぐう、膝痛てえなあ・・・ってか、朝か・・・
時刻は5時・・・。
フツーなら朝日を浴びる湖畔を散策・・・とでも行くところだが、少しでも膝をいたわった方がよさそう
と、いうわけで、7:00過ぎの朝ごはんまでのんびりすごそう・・・。
(3) 高島ポタ 篇
●畜生、痛えなあ・・・
まいったな、膝痛は『レベル2』だ。
フツーの速度で走れず、ちょっとした坂になると登れない感じ。
そして、ほどなく走行不能の『レベル3』になりそう。
もう、今日はチャリで走るのやめて、高島の散策にでも切り替えて、電車で帰ろうかしら・・・?
・・・なんて考えているうちに
コンコン☆
おかみさん:「朝ごはんの支度ができましたよ~」
・・・とりあえず、ご飯を食べながら考える事にしようか
●ヨタヨタと階段を降りて、ダイニングに行く
明るく、開放感ある空間で、小さなお子さん2人を連れた若夫婦が楽しそうに朝ごはんを食べている。
着席して程なく出てきた朝食のプレートは、なかなかいい感じだぞ。
●とても美味しそうだ
では、早速頂きます・・・パクッ
「!」
お、おいしい!
野菜とドレッシングも、スクランブルエッグも、焼きベーコンも、みんな美味しいぞ
おかみさん:「高島の農家さんやら、自家農園で採れたものを使っているんですの」
おかみさん:「このベリーのジャムも、自家製ですのよ」
KOU:「へ~、とても美味しいじゃないですか」
酸味のあるヨーグルトも自家製、その下に沈んでいるメープルシロップも自家製らしい。
・・・全部美味しい!
そして、昨晩「自家焙煎」と聞いていたコーヒーも、とても美味しいぞ
素泊まりと比較して1,500円ほど出費が増えたが、朝食付きに変更にして大正解
美味しい朝食に満足して、ちょっとやる気が出てきた。
『・・・とりあえず、マキノ(高島市の北東端エリア)くらいまでは走ることにしよう』
●と、いうわけで出発だ
BROMPTONを展開して漕ぎ出す・・・うーん、やっぱり、膝痛いなあ
これでは15~16km/hの移動が精一杯というところだろう。
●それにしても、いい天気だ
膝が痛いながらも、モチベが上がって来る天気
膝痛も、『レベル3』までいかない限りは走行は可能だからな。
それまで、のんびりとポタを楽しむくらいの気持ちの余裕は持っておこう~♪
先日と打って変わり、風は『ほぼ無風』。
湖面もとても穏やかだ。
このあたりは、大きな湖といえど、海とは違うって事だね。
●ぐう・・・
ところどころにある橋を越える為のちょっとした坂道がキツイ
膝に力が入らなくて、1速にしないと登れない
近場の琵琶湖くらいだから『走れなくなっても、まァいいか』くらいの気楽さでいられるけど、
遠出の旅でこれだったら、かなりガッカリする事になるだろう。
僕はいつも殆ど行動計画など立てないで旅に出るが、ちゃんと自分の体力を考慮した予定立てるべきだな
新旭のあたりは、やはり気持ちいい~♪
この辺は、2年ほど前に後輩のS連れてきてショートポタしたエリアだ。
『かばた』で有名な地域で、そこら中で湧き水が出ているという。
田園風景の中、街路樹が連なる道路もステキだね
高島といえば、マキノピックランドの脇にあるメタセコイア並木も有名だ。
これは、今、とりあえず僕が目指しているマキノエリアにあるスポットで、ちょっと内陸の方にある。
高島ポタで余裕があったら立ち寄りたいスポットだが、今日の体調では難しいかも知れない。
●高島市内を、ノロノロと北上してゆく
港町・今津付近の集落を抜けていく。
街なかの水路の水は、とてもキレイ
この辺でも、湧き水があるのかも知れないな。
●ようやく、マキノエリアの知内川までやってきた
ここには鮎漁のための、有名な『やな』がある。
奥に見えるのがそれだな
おや、川の中に黒い帯の様なものが・・・??
おおっ!
もの凄い魚の群れ!
鮎なのかな?
やなの近くに来てみた。
近くまで見学に行きたいところだが、膝が痛くて堤防を上り下りする気にならない。
このやなは8月下旬まではこの状態になっていると聞いているから、また、見に来てもいいかな。
●そして、海津の集落までやってきた
ここはマキノの端っこにある、漁港の町だ。
今は高島市に編入されているが、かつては『マキノ町』という町で、
珍しいカタカナ書きの町名は、町の中核をになっていた『マキノ高原スキー場』からとったんだとか。
海津は琵琶湖に面しての石組み構造が特徴的な町で、海津の水辺景観として重要景観地区になっている。
町全体に古い時代の造りが散見されて、個人的に好きなエリアだ
自転車で来たのは初めてだが、遊びに来た事自体は何回かある。
●さて、この跡どうするか?
8時00分に宿を出発して、約25kmの距離を走って現在10時ちょうど。
膝ダメージは相変わらず『レベル2』だが、走行不能の『レベル3』にすぐになる事はなさそうだ。
かといって、この後、米原まで残り55kmを走り抜けられる自信は、全く無い。
『どうする?』
今回のビワイチの挑戦はここまでにして、メタセコイア並木を見に行くという選択肢はアリだ。
あるいは、このままビワイチを続けて、走れるところまで走り、ダメになったらタクシー+電車で帰るのもアリだ。
『さあ、どっちにする?』
・・・100円玉のコイントスで決める事にした。
表が出たらビワイチ続行。裏が出たらメタセコイア並木方面へ向かう。
ピン!
・・・パシッ!
右手の親指で弾き上げた100円玉を、左手の甲でキャッチ!
さて、コインはどっちだ?
・・・表!
続行か・・・!
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