●2017年10月8日(日)
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ルートイン恵那で朝食をとり、中津川市の坂下神社に向かう。

キョリはここから20km少々といったところだが、中津川市はとにかく峠が多いエリアでしんどいので、

とりあえずクルマで運んでもらい・・・









●9時過ぎには坂下神社に到着
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創建時期は未詳。

源平合戦で活躍した武将・木曽義仲がとても厚く信仰していた神社で、

もともとは別の場所にあったものを、彼が現在の場所に移動したそうな。

とにかく坂だらけの坂下地区の中で、こんもりした丘の上にある。








●祭りの5時間前という事もあって、見物人などはまださすがに来ていない
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参道では露天商が出店の準備を、境内では礼服をビシッと着た地域の方々が談笑している。

里山の古くからのお祭りという感じで、のんびりした雰囲気・・・










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立派な本殿は、伊勢湾台風で倒壊してしまった後で立て直された昭和35年(1960)再建のもの。








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本殿の手前で木曽地域でよく見かける『花』と呼ばれるお飾りを販売している

お飾りは地域によって特色があって面白いね・・・もっとも、そういう風に感じる様になったのは最近だが。








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BROMPTONをちょいと置かせてもらって、お参りしておこう(*v.v)。。








●少し時間があるので、神社の周りをポタってみよう~♪
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とはいえ、坂が多いこの地域をくまなく走り回る・・・なんて気にもならない

『たいしたものは見る事が出来ないかも知れないな』なんて思いながらトロトロ流していると・・・


















●あっ
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棚田で、のんびりとくつろいでいる小さな馬と、地元の方が

このお馬さんが、花馬の主役かも知れないな!










●坂下の街中、しめ縄で飾られている
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今日はあちこちで秋祭りやっている時期だし、街の中で神輿が出ているんだろうなと思っていると・・・









●こども神輿がやってきた
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急な坂道を10人くらいで上がってくる。

驚いたことに、お神輿は前後1名ずつ計2人の子供で持てる、超ミニサイズ

結構立派な神輿に見えたけど、気のせいか、一瞬、段ボール製に見えたような・・・???








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大人の神輿も出ていた。

この神輿は、後ほど、神社にスゴイ迫力でやってくる事になる。







●坂の上の坂下神社に戻ろう
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のぼり坂がキツイ

どうして『坂上神社』じゃないんだろう。

ヒーハー





●さらに坂をのぼり、境内から町を見下ろす
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まだまだ時間があるので、駅前の本屋で買ってきた文庫本を神社の林の中で読み進める。

『それにしても、今日は暑いな・・・』

10月としては異例の30度越えだった本日。驚いた事に、林の中では『ツクツクホウシ』が鳴き出した

とはいえ、暑い間ずっと鳴いていたわけではなく、10分程度で声は聞こえなくなった。

しばらくすると・・・






●おっ
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なにかやってきたぞ。

いよいよ花馬かしら?







●いや、かわいらしく着飾った子供たちだ
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小学生以下の子供たちかしら。

見たところ、女の子ばかりのようで、みんな赤い衣装を着ているぞ。






●花笠音頭が始まった
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へ~、こりゃあ華やかだ しぶしぶやってる感じの子もいれば、まんざらでもなさそうな子もいる。

いずれにしても、親御さんやじいちゃんばあちゃんは嬉しいだろう

僕には出来なかった生き方だなあ。






●また、なにかやってきた
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今度こそ花馬か・・・?

いや、スゲー蛇行しながらやってくるこれは・・・







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大人の神輿だ

かなりの迫力・・・ってか、変わった神輿だな。







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消防団の神輿かあ

威勢のいい若衆が気勢をあげて境内に突っ込んでいくぞ。

これも僕には出来なかった生き方だなあ。







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境内で走り回った神輿は横転して、見物客の笑いを誘っている

激しい生き様だ。

僕の生き様と対極と言える。






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神輿はさらにもう1基やってきた。

商工会の若衆が担いできたらしいこちらが、普通のお神輿かな?






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こちらも『花』で美しく飾られている。

彼らの神輿も激しく境内に突っ込んで、観衆を賑やかしていった

そして・・・




●おっ
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正装した方々が、しずしずと入ってきた。

今までと明らかに雰囲気が違う。

いよいよ、始まるようだ。






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その後に続く袴姿の少年少女の後に、モコモコ動く『花』の山が見えてきたぞ





●おお~
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馬丁さんに引かれて、小型の馬がしずしずやって来る。

これが花馬かあ





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おとなしいもんだ。

花馬は木曽義仲の時代より800年以上続いている行事というから、

長い歴史の中には暴れ馬もいたのだろうが・・・。





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花馬が続いてやってきた。

花馬は坂下内にある3地区でそれぞれ1頭ずつ出すものらしい。







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3頭目の馬もやってきて、しずしずと境内に入っていった。

僕も境内に向かおう。






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3頭の花馬は境内を時計回りに数回回った後、中央に集まった。














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≪花馬祭り≫ 
平安時代末期の信濃源氏の武将・木曽義仲(源頼朝の従兄弟)は、信州宮ノ越で幼少年期を送っており、日頃より坂下神社を参拝し祈願しておりました。
後に挙兵し、平家追討を果たした義仲は、寿永三年(1184年)に帝より征東大将軍の官位を賜りました。 この知らせが坂下に伝わると三郷(下組、合郷組、町組)の人々は歓喜してこれを祝い、幣をつけた矢を下組の馬の鞍に立て村中の代官、庄屋、組頭をはじめ村人が総出で行列をつくり音曲を奏でて神社を参拝し、義仲公の戦勝を報告しました。 これが「花馬祭り」の始まりと伝えられており、今でも祭りの前日には当時と同じように下組の馬一頭が坂下神社に参拝します。
花馬祭りは、当初は戦勝祝いでしたが、いつの頃からか農民の五穀豊穣を願う祭りに発展し、馬の鞍につける幣も花串になりましたが、現在でも地域を挙げての祭りを行っています。 坂下花馬保存会では、旧坂下町全戸が保存会費を拠出し、歴史ある伝統を次世代に継承しております。






●地域の祭礼をたずねるポタは、なかなか面白いな
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泊りがけだったからかな。わりと近場なのに、旅情を感じる(*v.v)。。

っつーか、『年とったのかな』という事なのかも知れないけれど・・・

若い頃、全く顧みず興味もなかった事に情緒を感じる事は、これから増えていくのかも知れない。

なかなかいい体験だった





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