●さて、(A)馬籠峠越えと(B)賤母道路(しずもどうろ)走破、どっちを選ぶ?
どっちも僕にはしんどい道。ただし、当然Aのほうがより険しい。
みなさんには意外かもだが、今回、ノータイムで『(A)馬籠峠越え』を選んだ(*v.v)。。
涼しい下り基調のコースを40km走ってきただけで、疲労ほぼゼロだったからな~♪
●曲がってスグの脇道の橋、前から気になっていた
現代では拡幅されてダム湖を跨ぐ賤母道路の明治時代開削当時ルートが橋の先にあるのだと思う。
気になって渡ってみたが、予想通りの藪道で、引き返す。
●流れる川は木曽川水系 蘭川(あららぎがわ)
キレイな水面・・・そうだ、10月、久々にキャンプ出かけるとしよう
そして、馬籠峠に向かう道は、この川の隣で早くも急坂の体を見せ始めているのだった。。。
●心の中の中山道木曽路のテーマ(*v.v)。。
さあ、のぼっていこう。
下篇:三留野宿~落合川駅(完結)
●登り基調の道に、スグに萎える
ここまでほとんどかいてなかった汗が一気に噴き出してくる。
妻籠はもう何度も来ているし、立ち寄らないでいいか・・・。
●いや、ブログ的にはやはり立ち寄らないとな
お江戸と平安京を結んだ山沿いの旧街道・中山道の四十二番目の宿場町。
ここは、江戸時代からの建物がよく残っている。
時刻は17時10分。見学してる時間も無いし、先に進もう。
●判り切っていた事だが、登り道、きつい
前回は江戸時代中山道を押し歩き。
今回は舗装の現代中山道を乗ったままいくが・・・
●大妻籠の『旅籠』に心折れそうになる
登り始めたばかりで、いきなり心折れるのも、ちょっと情けない・・・
●しゃあない、登ろう
しかし、すぐ先で、乗ったままで登れなくなり、早くも押し歩きに入る
『足を着かないでいこう』なんて全く思わない性格だからなのだが、早すぎて先が思いやられる
●おっ
休憩中のオニヤンマ見っけ
●ところどころで交じわる江戸時代中山道と現代中山道
『押し歩きするなら、もしかしたら旧道いった方が早いかも知れない』
・・・と、背後遠くからヴヴヴ・・・と低いエンジンの唸り声が近づいてくる。
●おお~、20人からのお客を乗せたバスが、坂を登ってゆくぞ
自動車のパワーって、本当にすごいなあ
●ヨボヨボと押して歩き続ける
こうなるの半ば判っていたのにやってるワケだから、本当にバカなんだ。ああ、バカバカ
●・・・押し歩きすらキツイ
グネグネまがった道が長すぎる。
●マジで旧道歩くほうがラクだと思う
・・・しかし、旧道は平坦地があっても(モラルの都合で)乗っては走れない。
●こっちの舗装路なら、ゆるやかなところで乗って走れる
・・・と思ってきたが、既に歩いたキョリ4km弱で、乗って登れた場所など100mも無い
●あっ!
●ようやく馬籠峠到着
いや~、スマホの台座忘れてナビ無しだから、キョリ感掴めなくてストレスだった
●しかし、ここから先は・・・
下りしかないボーナスステージ!!
●大好きな峠集落
馬籠峠のすぐ下にある限界集落。
江戸期の建物やら、ご祈祷やら、1日も欠かさず常夜灯にロウソクを灯す伝統やら(しかも観光目的じゃない)、
馬籠の郷土史家の長老曰く『民俗学の宝庫』。
残念ながら早晩途絶してしまうだろうが、折に触れ、色々見聞させて頂いている場所。
●一瞬で馬籠宿近くまで『BROMPTONワープ』~♪
ところによって速度は50km/h越えだ
●馬籠宿
妻籠宿よりひとつ平安京寄り。木曽路四十三番目の宿場町。
時刻はちょうど18時。すでに観光客はほとんどいない。
宿場の入口付近にある酒屋の軒下で休憩しながら帰りの電車の時刻を調べていると・・・
●夕立だ・・・
宿場到着と絶妙のタイミング。BROMPTONくんも軒下で雨やどり。
さて、この後、峠越え2つある中津川駅行きは諦め、最寄りの6km先の落合川駅から帰るとして・・・
・・・お、18:46発の電車があるぞ。
●雨はわりとすぐにあがり、今、18:10
駅での折り畳みやBROMPTONの持ち運び考えると、実質残り時間は17分未満くらいか。
疲労困憊の状態で17分で6km、間に合うか?
●しかし、この先もまだまだボーナスステージ
●里山を一気にBダッシュで駆けおりる気分~♪
●記念写真も撮ったりしながら・・・
●荒木飛呂彦先生の画の様な山麓の道を、40~50km/hの速度で駆け抜けて・・・
●ゴールに向けて断続的に『ワープ』
やっぱ、僕は『ゴール間際の上り坂』より『ゴール間際の下り坂』の方が500倍好きだな
●落合ダム湖そばまで降りてきて、ようやく平坦地
ゴールまで200m。
なんと、馬籠宿からここまで15分。平均速度は24km/hという事になるが、
あちこちで停車して撮影しての事だから、実質平均速度は35kmくらい出てたかもだ。
●落合川駅にゴール
クソ重いBROMPTONを持っての跨線橋の登り降りはしんどいが、余裕10分もあればさすがに問題ない
今日の走行距離は名古屋走行分も含めて約63km。
●MAP
秋になったら、次こそ贄川宿~薮原宿の未走区間を含め、のんびりと紅葉木曽路旅を愉しみたい。
ただし、もう、絶対、馬籠峠は走らぬ・・・ (贄川宿~薮原宿間には『鳥居峠』(1,197m)もあるしね)
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