●KOU:「あ、大きな星が点いたり消えたりしている」
Screenshot_20210403-222637

「あはは、大きい。彗星かなあ」












はっ!!

あぶないあぶない。

ここ数カ月蓄積したストレスで「あっちの世界」へ行ってしまうところだった。






●しかし、僕はストレス耐性と孤独耐性だけは常人の10倍程度の数値を持っているつもりだ(*v.v)。。
l061
KOU
ステータス

しょくぎょう:スチャラカかいしゃいん
LV:22

かしこさ:10
つよさ:10
こうじょうしん:5
やしん:3
ストレスたいせい:255
こどくたいせい:255
いちょうのつよさ:125

仕事に忙殺される時期さえ過ぎてしまえば・・・






●復活!!
l001

・・・とはいえ、今回は脳を焼かれた期間がかなり長かったため、ちょっとだけ後遺症を感じる。

一刻も早くリフレッシュ旅に出てリハビリしたいところ。

そこで、4月2日の夜に思い立って宿だけを検索、富山県の宇奈月温泉(ウナヅキオンセン)に出る事にした。

当然、いつもならBROMPTONくんを連れていく。

しかし、日曜日は完全に雨であり、土曜日も現地到着が15時ぐらいになる為、乗る時間がほぼ無い。

否応なく「フツーの一人旅」として出かける事と相成った。

(本日、このブログ執筆時点で「僕は旅のさなかである」)






●2021年4月3日(土)8時43分発の「特急ワイドビューひだ3号」で名古屋を出発
20210403_082602

ひだ号富山往復割引きっぷ利用でJR区間の往復料金13,040円。

目的地への交通費としては、この他に富山地方鉄道線 地鉄富山⇔宇奈月温泉往復で3,700円ほど必要。

合計16,000円程度。





DSC02341

レンタカーの方が安くて自由も効くが、とにかく疲れているので、

のんびり広々した空間で何も考えずに時々眠ったりしながら移動できる方法を選択した(´ε`)~♪





DSC02329

朝ご飯として手こね寿司(480円くらい也)を頂きながら、さっそくウトウト・・・






DSC02393

3時間半ほどで富山市付近に到達

立山連峰を背景とする富山の情景は、いつ見てもホントにステキ。

こんな街、多分、全国でも他にないよなあと思う。






DSC02410

ここからは富山地方鉄道に乗り換え、普通電車で2時間ほどの旅となる。





DSC02441

ローカル電車の旅が好きな人は喜ぶ路線なんじゃないかなあ、と思う。

ただ、僕は国内の鉄道旅で何か感じることがほぼほぼ無くなって、もう何年も経つ。








DSC02450

時間を持て余すので、結局、3時間ほどは仕事に時間を割り当ててしまった。

こういうところは自分でも非常に残念に思っている。

若い頃だったら車窓眺めながら何時間でも思案したり出来たのになあ。

「感受性の衰え」、「慣れ」、「景色自体の変化(全国共通のモノが増えた)」

・・・このあたりが原因なんだろうか。







●14:30頃、宇奈月温泉駅に到着
DSC02458

一応、少し厚めのコートを持ってきたのだが、全く必要ないほどあったかい

周囲には残雪もあるし、気温10℃くらいの予報だったハズなのに、大ハズレじゃないか?






DSC02468








DSC02493







DSC02471

駅周辺も、温泉街も、非常に静かだ・・・

お店、ほとんど開いていない様に見えるぞ。





●温泉街の先に、投宿先が見える
DSC02470

宇奈月グランドホテル。

ここしか空いてなかったので予約したのだった。

普段「グランド」なんて冠が着く(僕にとっては高級な)ホテルに泊まる事などないのだが、

まあ、今回は「リハビリ」として奮発してみることに。

・・・と、入口前まで行って「湯快リゾート」系列である事を知る。



湯快リゾートって爆安系のブランドじゃなかったっけ???

経営難に陥った老舗旅館が買収されたってパターンかしら?







●イヤな予感がする・・・
DSC02499

建造物は当然ながらグランドホテル時代のものだが、

調度品などは湯快リゾートのやり方で入れ替えたってとこらしい。

1泊2日食事付の料金を自動精算機で支払う・・・スーパー銭湯かよ。

20,000円弱也。






●『やっぱ、チープな感じだな・・・』
DSC02500

マンガコーナーとか、こういった休憩コーナーがあったりする反面、ラウンジなどは無い。

効率重視の姿勢が見て取れる。





●『・・・そうでないととても経営していられないのだろう』
DSC02503

普段せいぜい1泊7~8,000円くらいの宿にしか泊まらない僕だ。

1泊20,000円で、いつものホテル同然のオペレーションだと少しガッカリなのが本音。

『・・・結局、僕はこのレベル以上のホテルには泊まれないって事か- -;』

まあ、仕方ない。

部屋はどうだろうか?

古めかしい廊下を進み、古めかしいドアを開けてみると・・・






DSC02504

・・・社員旅行で使う宿の部屋がパッと思い出された。

ふすまを開けてみると・・・






DSC02505

狭っ

『マジかよ。三畳しかないぞ』

びっくりしながら、バルコニーコーナーとおぼしき正面のふすまを開けてみる。






DSC02507

『なるほど、そういうことか』

さっきの小部屋は居室への前室だったらしい。

ますます社員旅行の部屋っぽくなってきた。

『・・・しかし、予約した部屋は「和洋室」だったハズだけどな(・・)?』

畳部屋にベッドが置いてある部屋を想像していたが、何かの間違いか?

そう思いつつ、正面の障子を開けてみる。







DSC02508

ああ、こういう事か。

こうなってくると、一人旅にはムダに広い部屋という事になってくる。

カーペットの撚れがビミョーに気になる・・・なんか、残念だな。

でもまあ、普段僕が泊まる部屋の3倍くらいの広さはある。

システム効率化図ったり、このくらい「手抜き」しないと、1泊3万~4万くらいになるのかもだ。






●窓からは立山連峰の景色が見えた
DSC02509

絶景、というにはほど遠く、なんともビミョーな景色。

雪が積もっている時期に来れば、より新鮮な光景になるだろう。

せせらぎの音が響いてくるのは心地よい・・・(*v.v)。。




しかし、僕は気づいていた。

この旅、あまりにもする事がないぞ- -;

やむを得ず、せせらぎの音を聴きつつ、ソファに腰掛けて1時間ほどウトウト・・・。

それでも、17時に設定した夕食までまだ1時間ほどあるので・・・





●「ファミコンコーナー」に赴いて、ダブルドラゴンⅡに挑戦
DSC02516

いや、だって、ホテルの近くに喫茶店とかあるワケでもないし、散策する様な場所も無いし。






DSC02517

19XXねん、かくせんそうごのニューヨークをぶたいとするゲームだ。

まちではばをきかす ぼうりょくそしきにたちむかう きょうだいのけんぽうつかいがしゅじんこう。






●昔、やりこんだゲームなのでサクサク進む
DSC02524

超強力な必殺技「爆魔龍神脚」(だったかな?いわゆるとび膝蹴り)を徹底的に叩き込み、

殆どのザコキャラを一撃で倒しながら突き進む!






DSC02525

早、物語は終盤に!





DSC02526

殺された筈の恋人が登場して混乱する主人公・ビリー!

ストーリーをすっかり忘れた僕も、ワクワクしながら結末を見届けようとするが・・・

ラスボスにあえなくやられて、そこでタイムアップに- -;






●17時から夕食だ
DSC02544

バイキング形式の夕食らしい。

ちなみに、僕の宿代が20,000円近いのは通常料金より約4,000円高い「氷見牛プラン」だから。

他のプランは全て埋まっていた様で、僕にはその選択肢しかなかった。





●いつもと違い運動していないので、正直、おなかもさほど空いていない
DSC02546

揚げ物とかカレーとかピザとかグラタンとかは胸やけしそうで選択肢から外す。

まちがいなく「ごちそう」の夕食を前にしているのに、いつもの様に気分が上がらないのが意外。

『自分の足で移動した旅と、こんなに気分が違うものか・・・






●とりあえずいただきます(*v.v)。。
DSC02548

ゴキュゴキュゴキュ><。・・・


・・・うん、フツーのビール。

キツイ仕事もほとんど片付いたし、沁みるなあ。。。








・・・んんん???

やっぱり、いつもの「旅」と、味わいが全然違うぞ







●お肉も頂く(*v.v)。。
DSC02554

まあ、これも好んで食べるというよりは「このプランしか選べなかったので食べる」というもの。

こんなごちそうを目の前にしてこの感覚って、僕もずいぶん贅沢になったもんだよなあ・・・。





●モグモグ(*v.v)。。
DSC02556

・・・うん、美味しい(*v.v)。。

以上。






●があっ!!
l044
なんなんだ、このアガらなさは

これは一体、どういう事なのか??







●温泉街に出てみよう
DSC02570

何の計画もなく出かけるってのは、やっぱりこうなっちゃうものなんだろうか。

全く、盛り上がる「なにか」を見出す事が出来ない





●・・・街は静まり返っている
DSC02572

営業している店の気配が無い。踏んだり蹴ったりだな。

浴衣と丹前羽織ってるだけで全く寒くない、というのは助かるけれど。

(天気予報の夜の気温7~8℃という予報もなんだったのかとは思う)





●開いているお店があった
DSC02574

ここで軽く飲み直していこう





●大将と女の子2人で切り盛りしているらしいお店だった
DSC02581







DSC02586

地ビールとお刺身とセロリの浅漬けを頂く(*v.v)。。

いずれもとても美味しかった。

お店の人と雑談し始めたあたりで地元の常連らしい若い男性が赤ちゃんを連れて店に入ってきた。

とてもかわいい赤ちゃんで、僕の気持ちも和む

ただ、雑談する空気は無くなり、静かに飲みながら地元の人たちのやりとりを眺める役回りになった。





「・・・まあ、いいか」






●22時前にホテルに戻り、「予約」していた大浴場へ向かう
DSC02592

コロナ対策で密を避ける為、入浴時間を予め指定しておく必要があるのだった。






●大浴場はガラガラだった
20210403_223555

いつもなら「最高」と思うんだけど、今日はなんか物足りないな。。。






20210403_220113

露天風呂はずいぶん狭かった。






●「じゃらん」で見た写真はこんなのだった
sub03_main02

「女湯」って書いてあったっけ。

入れ替え制か、そうでなかったとしても男性用の露天風呂も同様の良さだろうと思っていたけど・・・





●どうやら違かったらしい
20210403_220641

空の星がちょっと慰めてくれた様な気も。

でも、これだったら、樹木に当てるライトの光量を下げれば、満天の星も見えようにねえ・・・





●「フツーの一人旅」ってこんなに難しいものなのか?
20210403_220451

僕はいつもBROMPTONくんと出かけているので何だかんだで盛り上がる事ばかりだったが、

「フツーの一人旅って意外に難しい」かも知れない。

そもそも「腹が減らない→食事を思いっきり楽しめない」というのが割とでかい。

いつもの旅の様に「投宿先についてホッとするという事がない」のもそれなりにでかい。

みんな、どうやって(フツーの)一人旅を楽しんでいるのだろう

今まで全く考えた事もなかった気づきに、俄然、好奇心が湧いてきた。




●これから色々な方々の「一人旅」を研究して…

DSC02516

僕も「フツーの一人旅」を楽しめるようにフィードバックする事にしよう。

そこそこお金使って出かけた先で「ダブドラⅡ」やるはめになるとか意味不明だし!





<翌日加筆>
●次の日・・・
DSC02598

朝8時から予約していた朝食バイキング。

カラダを動かす事も無い旅につき、主食→とろろ(ゆずみそ付き)を筆頭に、

サバの小さな切り身2切れと出汁巻き玉子1枚以外は全て野菜類。






●もう、これで十分だ・・・(*v.v)。。
DSC02599

無人のテラス席で、昨晩書いたブログを読みながらのんびりと頂く(*v.v)。。

・・・この記事、そのままだとやっぱり尻切れトンボ。

そこで、朝食後にダブドラⅡをやり直してクリアする事にしたぞ(☞゚∀゚)☞!






●ラスボス「なぞのかくとうか」までサクサクッと進む!
DSC02539

ボス:「おれのけんぽうと おまえらのけんぽうとのあいだで くりひろがられてきた

ながいたたかいに けっちゃくをつけるときがきたのだ。

おれのげんえいをやぶらなければ おまえらにかちめはないぞ。

さあ、かかってこい!」






DSC02540

ビリー:「おれは まけるわけにはいかないんだ!

かくごしろ かくとうか!!」

ゆけ! ビリー・リー!!






●後ろ蹴りを徹底的に叩き込んでボコボコにしてやる
DSC02542

やがて、なぞのかくとうか(ラスボス)は倒れた。









さあ、どんな結末だったっけ!?










●!?

DSC02602

えっ!?

これって、「わが生涯に一点の曇りもな」・・・???






●なぞのかくとうかは言う
DSC02603

「ついに ながいたたかいもおわるときが きたのだな・・・

さいごに わがけんぽうにのこる ふるいいいつたえをおしえてやろう・・・

げんえいがひろがればあくまはよみがえり

2ひきのりゅうがてんをかけるとき てんしはまいおりる・・・

ぼうりょくというあくまは わたしとともにきえる・・・

さらばだ ダブル・ドラゴン・・・」



ながいれきしをもつけんぽう・・・

ぼうりょくというあくまはわたしとともにきえる・・・

ものがたりのぶたいは19XX年、かくせんそうごのニューヨーク・・・

ぼうりょくがしはいする よのなかでたたかってきたのが しゅじんこうだった。




『どこか別の世界で見たことがあるような、無いような・・・???』

気のせいかな。疲れているのか???






DSC02604

とにかく、しゅじんこうのふくしゅうはおわった。

おわったのだ。





DSC02606

そして・・・






DSC02607

ユリアマリアンの目が開いた







DSC02608

エンディングのBGMはいい感じ






DSC02609

なんか色々思うところはあるが、ハッピーエンドになってよかった

さて、どしゃぶりになる前にチェックアウトして、僕も2021年の名古屋に帰ろう







DSC02612

(おしまい)




<ヒマつぶしにはなったよ!と思われたら、ぜひ、ポチお願いします!>