●GWが目前に迫っていた

今こそ、旅に出かける大チャンス

!
しかし・・・
●先の想定外の大出費で、ケチケチ生活実施中のKOU!



今こそ、旅に出かける大チャンス



しかし・・・
●先の想定外の大出費で、ケチケチ生活実施中のKOU!
だからと言って、「旅に出ない」という選択は、僕の精神衛生上あり得ない。そして、近場よりは、やはり遠くに出かけたい。
『・・・となると、マイルで行けるトコに飛ぶ以外に無い』
ってか、6日休みがあるなら、盛岡近郊の実家に顔を出したい気持ちは当然ある。ただ、いつものナゴヤ空港⇔いわて花巻空港のFDA便を今から予約すると、往復6万はかかる。それは「ケチケチ生活」にとって許されないことだ。
『中部国際空港~仙台空港間ならANAのマイルで飛べるらしいが、仙台から先がメンドイな・・・』
・・・ん?
待てよ。
『中部国際空港~仙台空港間ならANAのマイルで飛べるらしいが、仙台から先がメンドイな・・・』
・・・ん?
待てよ。
●仙台を出て三陸海岸経由で帰ってみるのはどうだろう


2011年の大津波以降、世界的に「三陸海岸=津波の印象」になった感がある。
しかし、30代以上の岩手県民には、震災前の素朴でひなびて圧倒的大自然を誇っていた海岸線の印象も根強くあるのではないだろうか。
僕もその1人だ。
●三陸の景観は本当に素晴らしい(*v.v)。。
(北山崎:岩手県田野畑村)
これまで熊野や志摩、あるいは若狭といった国立公園・国定公園のリアス式海岸をポタ旅して来た僕だが、国内最高のリアス式海岸は「三陸海岸」と確信している。
・・・あれ? でも、たしかこの海は「陸中海岸国立公園」だった様な気がするぞ

すると「三陸海岸」ってなんだ?
●改めて「三陸海岸」を調べてみる

三陸海岸の範囲は青森県八戸市の鮫角(サメカド)から宮城県石巻市の万石浦(マンゴクウラ)らしい。
ギザギザのリアス式海岸だから、まっすぐに伸ばすと600キロもの長さになるようだ。
「なるほど」
地図を見ると青森県(≒陸奥国)、岩手県(≒陸中国)、宮城県(≒陸前国)といった「陸」の文字を持つ旧国名地域3つに跨っている事が判る。それで「三陸海岸」になったのであろう。
ちなみに、僕の記憶「陸中海岸国立公園」も正しかった。
それは2011(平成23)年の東日本大震災以前、岩手県沿いの海岸が指定されていた時の国立公園名称。震災後は、復興推進の願いも込めて周辺県の国定公園・県立公園を吸収してエリアが拡げられ「三陸復興国立公園」となっていたのだ。
蛇足にはなるが「三陸」という呼び名が出来たキッカケも、明治時代の大津波だった。
東日本大震災津波発生以前で最大被害をもたらした巨大津波「明治三陸津波」(1896(明治29)年)。その被害範囲は北海道襟裳岬~宮城県に及び、陸奥・陸中・陸前に跨るリアス式海岸が軒並み10m~20m級の津波に襲われて壊滅。
そして、当時発展しつつあった「新聞」がその様子を報道しようとしたのだが、その広範囲の海岸地域を総称出来る地名が存在しなかったそうで、色々な名前で呼ばれた後、整理するために「三陸」と定められたらしい。
僕は以前、宮城の松島・瑞巌寺付近をポタした際に明治三陸地震・津波の事は結構調べてアタマに強く残っていたが、「三陸」の由来があの地震・津波にあった事は知らなんだ。
まあ、我々岩手県民(←大名古屋人でもある(*v.v)。。)の感覚からすると「三陸≒岩手県の海岸線」というイメージは結構強いんじゃないかと思う。事実、大部分は岩手県の海岸線なのだから。
●ただ、由来がどうだろうが山だらけの地域を仙台~八戸まで走る時間など無い
僕の連休は5/3(火)~5/9(日)の6日間ではあるけれど、1日目はナゴヤで過ごし、5日目~6日目は里帰りに使う。すると、ポタ旅で使えるのは2泊3日。しかも、初日は「走れて半日」だ。
平坦地ならともかく山だらけの地形では、2.5日間で走れるのはせいぜい300kmが限界だろう。
となると、走行可能な範囲は・・・
●まあ、こんなもんか・・・

この範囲において色々試行錯誤した結果・・・
●こんなルートを組んでみた!
5/4の朝、中部国際空港から飛び立って仙台に降り立ち、沿岸部の女川(おながわ)まで輪行してポタ旅を行うッ!
そして1日目は宮城県気仙沼市、2日目は岩手県山田町に投宿、3日目に岩手県北の久慈市まで到達したら、その後は鉄道利用で実家に戻るプラン。
たった2泊3日の行程とはいえ、国内最大のリアス式海岸「三陸海岸」の縦断だッ!ヘッポコポタリストの僕にとっては過酷な旅と言えるッ!
(しかも、青森県に到達していないので、厳密には「三陸海岸縦断」ではないッ><。!)
ちなみに、「三陸海岸 ブロンプトン」で検索してみたところ、縦断した人の記事が出てこない。
そういえば、この海岸はあのブロンプトン旅の「俺さん」もまだ走っていないんだっけ。
また、今回の検索で初めて知った「ブロンプトンで日本一周をされている方」も(何故か)走ってないみたい。
ついでに言えば、当ブログでたまに触れるぶらり輪行女子の「さえちゃんさん」も三陸ポタ記事を描いてらっしゃる(この記事はめちゃめちゃ印象深い)が、たしか三陸南部限定だった筈だ。(当記事最後に関連リンク))
と、するとだよ


なれるじゃないの!
「三陸海岸をBROMPTONで大体 縦断して記事を書いた初めての人物」に! 僕が


これ、BROMPTON乗りの岩手県民ブロガーとしては、かなり誇らしいエクスペリエンス!
※まあ、記事を書いていない人も含めれば、ブロンプトンで三陸海岸縦断した人はいるだろう。
●久々に旅程表も作ってみる


個人的にワクワクする時間「旅程づくりタイム」

また、「ロマン探求ポタ(海外旅)」や「真冬のオホーツクに消ゆポタ」など、一部特殊な旅の旅程表を見返すと、やはり今でもワクワクしてくる!
おっと


ケチってケチって切り詰めて、なんと旅の総予算が50,000円ちょっとに落ち着いた


いつもどおりFDAで飛んでいれば往復5万は追加になり、確実に10万越えだが、やはり航空運賃ゼロの威力はデカい!
PDFにした旅程表をXPERIAに送信、道中いつでも確認できる様にしておく。

旅前日5/3の22:00、ひと通りの準備を終えた僕は、早めにベッドにもぐりこんで目を閉じ、目覚ましの音で起こされる瞬間を待つのだった

参考リンク:さえちゃんさんの「さんりく縦断輪行の旅(その1)」
(つづく)
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