●正直、地獄だった2021晩秋~2022春ッ!
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特に2~3月にかけては、体力、精神的な多大なダメージは勿論、金銭面でもminiの新車が買えるくらいのびっくりダメージを喰らう事になった

悪いことをしたワケでも、投資で失敗したとかでもない。

強いて言うなら天中殺とはこういう事なのかも。

まあ、長い人生こういう局面もあるんだろう。

とにかく、色々キツかったけど・・・






●生き延びた!
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そして、しばらく萎えていた「好奇心」や「見聞欲」も、少しずつ回復してくる。

ただ、これは毎年の事なのだが「新シーズン初っ端の旅はどうしても腰が重い(めんどい)」。

特に、今シーズンはそれを強く感じる。

『・・・BROMPTONくんを使わない日帰りオデカケでリハビリする事にするか・・・』

ちょうど、ひょんなことから知り合った京都の旅好きらしい人と会う機会があった。





そうだ、京都行こう。






僕は春の京都に出かけることにする(´ε`)~♪








●2022年4月2日(土)08:26
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「のぞみ3号」で京都駅に到着!

蹴上駅付近での待ち合わせ時間に対して1時間以上の余裕を持って来たのは・・・





●インクライン付近を散策したかったから(´ε`)~♪
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ああ、久しぶり






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インクラインは「琵琶湖疎水」(ビワコソスイ)に設置された「明治時代の水力式ケーブルカー」。

その坂道の路線跡が桜並木になっていて、この時期はとても綺麗なのだった。







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僕は疎水まわりの風景が大好きで、京都に足を運ぶ時、たいていの場合は京都駅の手前の「山科駅」で下車して上洛するほど

さて、桜のトンネルを降りながら、待ち合わせ時間の9:45・・・






●無鄰菴(ムリンアン)に到着
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『・・・ここか

ここは、本日お会いするTさんが選んでくれた本日の立ち寄りスポットのひとつ。

明治時代の政治家・山県有朋の別荘地だという。

ほどなくやってきたのは京都市内でお勤めというTさん。

KOU:「おお!やっぱ京都弁ですね!」

Tさん:「そんなことで喜ばれるとお手軽で嬉しいわ」

旅先で方言・訛りに触れると「旅感」がUPして嬉しいのは僕だけではあるまい。

また、京言葉の女性が相手だと、過ごす時間がワンランク上になる様な気すらする(錯覚)。

早速入ってみよう!






●「おおっ!」
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ステキな坪庭!

Tさん:「KOUさん、まずはガイドさんの解説を聞きましょう」





●この部屋で10分程度の解説を聞けるらしい
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日本人あるあるで、正面の一番いい席が空いてる。

僕は、割とそういう席を真っ先に取りにいくタイプなのでとても嬉しい。

座ってみると・・・「最前列」という事もあって、当然ながら「一番の絶景」だった

やがて、20歳そこそこくらいのお嬢さんがやってきて、解説を始める。





●ガイドさん:「無鄰菴という庭園は3つ存在しました
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いずれも全て山県有朋が造ったものという。

1つ目は郷里の山口に造り、2つ目は京都中心部にあったのだけれど、その頃から喧噪があったので、3つ目のココに移転したのだそうだ。

その敷地は1,000坪あるそうだが、この周辺の別荘としては「かなり小ぶり」なのだという。




ガイドさん:「無鄰菴の庭については山形有朋本人が細かく仕様を設計しました

正面に見えるのが主山(シュザン)の東山です。勿論、庭から遠く離れた敷地外にあります」




へ~、あたかもこの庭のひとつのオブジェクトの様に見えるぞ



ガイドさん:「こういう庭の造り方を通常は「借景」(シャッケイ)と言います。

しかし、山県は、東山を借り物として見せるのではなく、主役としようとしたんですね。

そこで『主山』という造語まで用意して、庭造りを指示したのです



なるほど、その言葉が無ければ、これほど奥行き感がある庭は出来なかったのかも知れない。






●ガイドさん:「また、山県は庭をコケではなく芝生で覆う様に指示しました」
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「・・・しかし、今、お庭を見ると・・・」

あれ?コケだらけ??

一度、庭は芝生で整理されたものの、多湿な京都の環境でコケが生え出したのだそうだ。

その様子を見た山県は「・・・コケも悪くないもんだな」という事で、現在、無鄰菴は多種多様なコケが美しい情景を見せる様になったそうだ。

10分の説明会はとても有意義だった







●庭を回ってみよう
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木陰の茶室、洋館、和風の母屋が並ぶ。





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和風の母屋と、来客用の洋館の組み合わせは、明治~大正期の貴人・起業家の間でよく見られた邸宅の造り方に思える。

名古屋にある旧豊田佐助邸なども、同様の造りだ。






●さすが、総理大臣の別荘の庭だな・・・
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●「・・・あれ?」
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あっさり、最奥の「滝」に着いてしまった。

Tさん:「たしかに、意外と狭いですね

KOU:「もしかしたら、岸田さんちの庭の方が広いかもですね






●茶室
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ここは事前予約していないと入れない。

茶の道には全く詳しくないが、普通の茶室より随分規模が大きい建物に思えた。

そして、その先の洋館の2Fに入ってみる。






●「おお!」
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明治時代の日本家屋とは思えない天井の高さ、煙突が横に伸びた薪ストーブ、壁画・天井画、そして調度品のこの趣きはどうだ

歴史好きの方ならご存知かも知れない。

日露戦争開戦前の1903年(明治36年)4月21日にはここでいわゆる「無鄰菴会議」が行われた。

【以下、wikipediaより】

●無鄰菴会議

●出席者
・元老山縣有朋
・政友会総裁伊藤博文
・総理大臣桂太郎
・外務大臣小村寿太郎

●概要
当時、ロシア帝国は強硬な南下政策をとっており、満州のみならず北朝鮮でも勢力の拡大を進めていた。桂は、ロシアの満州における権利は認めても、朝鮮における日本の権利はロシアに認めさせる、これを貫くためには対露戦争も辞さないという態度で対露交渉にあたるため、この方針への同意を伊藤と山縣から取り付けようとした。
この時桂は、「満韓交換論」とも言うべき対露方針についてを伊藤と山縣から同意をとりつけた。

この後、この「満韓交換論」に基づく対露直接交渉の方針は、山縣、伊藤、大山巌、松方正義、井上馨、桂、下村、山本権兵衛、寺内正毅が出席した6月23日の御前会議に提出され、上記の方針に基づいて対露交渉に臨むことが確認された。国内には当時すでに「露国討つべし」の世論が高まりつつあったが、元老と政府首脳陣はまだ外交交渉によって戦争という破局を避けようと模索していた。



・・・なるほど、既に満州は日本の占領下だったのか

他国を占領した土地における自国の権利がどうのこうのって現代人の僕にはピンとこないが、じいちゃんが生まれた頃の日本ではそういう話が当たり前だったんだろうな・・・。






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「元老」という、どんな仕事なのかパッと判らないけれどその響きに『ロマン(*v.v)。。』を感じる言葉に、好奇心や探求心が少しずつ刺激されていくのを感じる。






●母屋に戻り、お茶を頂く(*v.v)。。
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洋風のゼリーとか、ケーキの様なお菓子もあったけど、大人っぽさを演出するために干菓子を選択。







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『・・・いつも、各地をギャンギャンに駆け抜ける外出ばかりしてきているけれど、こういうスローなオデカケも悪くないもんだな・・・』

僕なりに調べてきたこの後の立ち寄り候補地も出してカンタンに打ち合わせした後、京都中心部に向かう事とした。







●無鄰菴を出て、蹴上駅に向かう
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2時間ほど前に降りてきたインクラインの坂道を、今度は上ることになる。

Tさんはさすがに京都市内の事は僕の何十倍詳しい様だったが、この道は初訪に近いらしい。

この日の行程全ての中で、ここだけは、何度も来ている僕の方が圧倒的に詳しかった。







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いい花見が出来た

この後、地下鉄で「京阪三条」へ移動し地上に出ると、そこは完全に町の中だった。

そして、トコトコ歩き、Tさんが振り返って僕に言う。



Tさん:「KOUさん!あれを見て!!」










KOU:「ええーっ!」
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KOU:「こ、これは・・・土下座!?」

土下座してる姿を銅像化するなんて・・・一体、ここで何があったんだ??






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Tさん:「いや、本当はお侍さんが皇居(京都御所)に向かって拝礼している姿なんですけどね。でも、地元民もみんな土下座像と言ってるんですよ






●弥次喜多の像もあるようだ
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Tさん:「三条大橋が彼らの旅の終点でしたからね

KOU:「あ~、そうか

京都検定の勉強したからか、古典好きか、それとも博識なのか、Tさんは歴史的な事について僕よりかなり詳しそうだ。

まあ、日本橋を出発しての「東海道中膝栗毛」なのだから終点は三条大橋に違いないだろうが、言われなければ気付けない。






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Tさん:「ここからは鴨川沿いの道をトコトコ下っていきましょう

『ここ、アニメ「3月のライオン」で三姉妹の真ん中の子が彷徨ってたあたりかしら・・・』などと思いながら、トコトコ歩く。





そして、いつもと違う町の風を肌に感じて思う(*v.v)。。

いいな。やっぱり、なんか新鮮だ。

だんだん、気力が回復していく。



(「下ル」篇につづく)





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