●はじめに
「乗り継ぎ」の情報を急ぐ方向けに、結論をまず書いておく。
北京大興国際空港→北京首都国際空港 移動方法
(2023年9月時点の情報)
・空港間を直行するリムジンバス
→存在しない
・空港間の直通列車
→存在しない
・地下鉄
→最短2回の乗り継ぎで移動可能
移動時間:約1時間25分
料金:65~67元(約1,350JPY)
・タクシー
→タクシー乗り場の係員が親切。行先を確認して配車してくれる
乗り場に行先別の参考価格パネルがあってわかりやすい
移動時間:渋滞なしで約1時間
料金:タクシー乗り場公式の参考価格300元(約6,000JPY)
※時間帯、交通状況などによって料金は変わる場合がある。
・公共バス
→時間がかかり、料金は地下鉄と同程度
使う理由がない
最新の情報は下記リンクから調べるといいだろう。
Rome to RIO
-------------------------------------------------
●2023年9月15日(金)日本時間15:20頃
僕は関空15:00発の中国南方航空CZ8030便で、経由地の中華人民共和国 北京市に向かっていた
●離陸30分ほどで、この旅1回目の機内食
「もし、中国入国許可がとれずトンボ返りする事になれば、これが今旅唯一のお食事になる可能性もあるわけだ」
ホイコーローに、サラダ、スイカ・キウイ、パン。
・・・ひと口ひとくち、噛みしめていただく(*v.v)。。
●ああ、もう北京に着いちゃう
!
本当に入国出来なかったらどうしよう
?
入国関係の手続きしてない状態で他空港行き航空券とか買えるのか??全然、想像つかない
「乗り継ぎ」の情報を急ぐ方向けに、結論をまず書いておく。
北京大興国際空港→北京首都国際空港 移動方法
(2023年9月時点の情報)
・空港間を直行するリムジンバス
→存在しない
・空港間の直通列車
→存在しない
・地下鉄
→最短2回の乗り継ぎで移動可能
移動時間:約1時間25分
料金:65~67元(約1,350JPY)
・タクシー
→タクシー乗り場の係員が親切。行先を確認して配車してくれる
乗り場に行先別の参考価格パネルがあってわかりやすい
移動時間:渋滞なしで約1時間
料金:タクシー乗り場公式の参考価格300元(約6,000JPY)
※時間帯、交通状況などによって料金は変わる場合がある。
・公共バス
→時間がかかり、料金は地下鉄と同程度
使う理由がない
最新の情報は下記リンクから調べるといいだろう。
Rome to RIO
-------------------------------------------------
●2023年9月15日(金)日本時間15:20頃
僕は関空15:00発の中国南方航空CZ8030便で、経由地の中華人民共和国 北京市に向かっていた

●離陸30分ほどで、この旅1回目の機内食
「もし、中国入国許可がとれずトンボ返りする事になれば、これが今旅唯一のお食事になる可能性もあるわけだ」
ホイコーローに、サラダ、スイカ・キウイ、パン。
・・・ひと口ひとくち、噛みしめていただく(*v.v)。。
●ああ、もう北京に着いちゃう


本当に入国出来なかったらどうしよう


入国関係の手続きしてない状態で他空港行き航空券とか買えるのか??全然、想像つかない

●不安なまま、北京大興国際空港に到着
(北京大興国際空港・資料画像)
通路側席で撮影できなかった空港は、未来世界のアニメに出てきそうなものだった。なんかすげえ


00.(移動中2)
乗り継げ!北京大興国際空港→北京首都国際空港! 篇
乗り継げ!北京大興国際空港→北京首都国際空港! 篇
●無事だ

まあ、日本を発って3時間ちょっとでペシャンコになって出てきたら、それはそれでウケる。
●大興国際空港は内部も未来っぽい


やたらキレイなこの空港、北京で最も新しく最大の国際空港だそうだ。開港は2019年9月。
●さて、問題の入国審査
関空の航空会社スタッフ曰く、「ここをスルー出来ない可能性がある」と。
そういや、イスラエルの出国審査は苦労したっけな。英語、あまり話せんしなあ。
あの時みたいな状況に備え、翻訳アプリを立ち上げたXperiaをポケットに忍ばせて窓口に向かう。
ドキドキ


・
・
・
・
・
・
結論としては、下記のやりとりでは、いかに僕でも翻訳アプリなど必要なかった。
KOU「ニーハオ

係官「ニーハオ、パスポートプリーズ

中国国内ではどこに行くの?」
KOU「トランジット(←正しくはトランスファー)のために首都国際空港へ


すかさず、約6時間30分後出発のカイロ行きの航空券を渡して見せる。
係官「なるほど!エジプトに行くんですか。いいですねえ

KOU「なので北京では他のところには寄りませんよ




係官「なるほどなるほど

・・・いや、そんなに心配しなくて大丈夫(笑)。貴方がここを通ることに何の問題もない」
初老の係官には”処理水問題のとばっちりを懸念している日本人”なのが見え見えだったようだ。
KOU「え?通っていいのですか

係官「勿論(笑) ただし、あっちのカウンターで臨時入境許可の手続きをしてから、もう一度ここにきて下さい」
「臨時入境許可?」・・・よくわからんけど、なんかあっさり通れそうだぞ。
100mほど離れた「臨時入境許可窓口」ではいずれも欧米人の男性2名、女性1名が列になっていた。
後に並んで様子を眺めると、それぞれ係官とのやりとりに10分近くかかっているみたい。
『うわ、めんどくさいのはこっちの窓口か


しかし、僕の番はあっさり。事情を伝え航空券見せたら「6時間あれば全然問題ないわ」とのこと。
指示された申請書を記入・提出すると、パスポートの査証欄に何か貼られた。
それを持って先ほどの入国審査係官のカウンターに戻る。
係官「おつかれさま。この先もよい旅を

シールの上に肉眼ではほとんど見えないスタンプが押されると、ゲートを通れるようになった。
なるほど、これが24時間以内の入出国の時に使うという臨時入境許可か。
海外旅に慣れている人には常識だろうが、僕は初体験だ(たぶん)。
●こうして、中国入国審査は苦もなく通過できた
日中政府間の都合でどうなるかと思ったが、むしろ気を遣ってもらった感すらある。
しかし、ここに至るムダな緊張と仕事の疲れで、僕の精神は崩壊寸前


●力尽く前に①北京大興国際空港から②北京首都国際空港に移動しよう
2つの空港は、同じ北京市内でも直線距離で63km離れている。
羽田↔成田の乗り換えイメージに近い。
●「乗り換えナシ×安上がりで移動できる方法」は無いか

僕を含め、多くの人が真っ先に知りたいのは空港間リムジンバスや直通列車があるかだ。
しかし、それについて直球的でシンプルな回答が見当たらない。
案内所で訊いてみると、そういった手段は2023年9月現在では無い事が判った。
北京大興国際空港→北京首都国際空港 移動方法
(2023年9月時点の情報)
・空港間を直行するリムジンバス
→存在しない
・空港間の直通列車
→存在しない
・地下鉄
→最短2回の乗り継ぎで移動可能
移動時間:約1時間25分
料金:65~67元(約1,350JPY)
・タクシー
→タクシー乗り場の係員が親切。行先を確認して配車してくれる
乗り場に行先別の参考価格パネルがあってわかりやすい
移動時間:渋滞なしで約1時間
料金:タクシー乗り場公式の参考価格300元(約6,000JPY)
※時間帯、交通状況などによって料金は変わる場合がある。
・公共バス
→時間がかかり、料金は地下鉄と同程度
使う理由がない
最新の情報は下記リンクから調べるといいだろう。
Rome to RIO
-------------------------
大荷物があるので、これはもうノータイムで「タクシー」に決定!
●移動手段が決まったら両替だ
両替所のおねえさん:「いくら両替しますか?」
空港までのタクシー代目安は300元(約6,000円)。
KOU:「ええと・・・200ドル分お願いします」
●所持金の半分近くが中国元になり、手持ちドルが220ドル前後に減少
実はこれ、20時間後に危機的状況に陥る遠因なのだが、僕は全く気づいていない。
ちなみに、この時1ドル7.27中国元として、手数料含めても100ドル札1枚両替で十分すぎる程だった。
(600元 ÷ 7.27 ≒ 82.5ドル)
空港までのタクシー代目安は300元(約6,000円)。
食事もしたいし、念のためタクシー代の倍くらいにしとこうか。
KOU:「ええと・・・200ドル分お願いします」
●所持金の半分近くが中国元になり、手持ちドルが220ドル前後に減少
実はこれ、20時間後に危機的状況に陥る遠因なのだが、僕は全く気づいていない。
ちなみに、この時1ドル7.27中国元として、手数料含めても100ドル札1枚両替で十分すぎる程だった。
(600元 ÷ 7.27 ≒ 82.5ドル)
●タクシー乗り場にやってきた
この乗り場には超わかりやすい「行先エリア別平均価格表」もあって、安心感も高かった。
配車係もまた、ターミナル番号も確認した上で車を手配し、運転手に行先をしっかり伝えてくれる。
タクシー乗るまでにこの空港でかかった時間は50分足らず。
その時間には、臨時入境許可カウンターで欧米人の後に並んだことでかかった約30分も含まれる。
勿論、混雑具合で所要時間は左右されるが、僕個人の感覚では「想像以上にスムーズな空港」だった。
配車係もまた、ターミナル番号も確認した上で車を手配し、運転手に行先をしっかり伝えてくれる。
タクシー乗るまでにこの空港でかかった時間は50分足らず。
その時間には、臨時入境許可カウンターで欧米人の後に並んだことでかかった約30分も含まれる。
勿論、混雑具合で所要時間は左右されるが、僕個人の感覚では「想像以上にスムーズな空港」だった。
●中国大陸ポタ旅のテーマ(*v.v)。。「Greening」猫叉master 2010
●ついてくれた運ちゃんは寡黙な若者だった
夜7時、一部でかなりの渋滞もあったが、運ちゃんは巧みなドラテクでうまくすり抜けてくれる。
●20:27、平均所要時間より30分遅れの90分で、北京首都国際空港に到着
300元(約6,000円)を示すメーターに対して、運ちゃんは350元の請求。
その差額がチップか渋滞の追加料金か僕には判らない。
でもまあ、かなりスムーズに渋滞を抜けてくれたし「まあいいか」と400元渡す。
すると、お釣りの持ち合わせが無いようで、慌てはじめた。
●結局、400元そのまま渡すと、無口だった運ちゃんがたどたどしい英語で話しかけてきた
若い運ちゃん:「ありがとう!僕、一昨日関空から中国に帰国したばかりなんですよ

KOU:「へー、僕も同じ空港から今日飛んで来たよ

僕も、拙い英語で返す。
若い運ちゃん:「そうだったんですね。この先も良い旅を

スタッフ「この荷物は大型荷物窓口D50に持っていってよ!」
ああ、X線検査とかのやつね。
●あれだ
「何これ?」という顔で輪行袋を眺めていた係員は、レントゲン画面を見て爆笑。
係員「あー、自転車かよ


前も、どこかで同じ様なこと言われたのを思い出す。
●フゥ・・・
色々な緊張が溶けてきて、少しずつ「旅モード」が入りはじめる


●なら、晩ごはんをたのしもう

レンゲで軽くかき混ぜると、豚肉はホロホロに崩れた。
香草とともにごはんと混ざりあい、パクチーの香りが強く漂う混ぜご飯になる。
中国飯らしい香り。
Xperiaの旅程表を確認し、空港内のざわめきを愉しみながら、数十分かけてのんびりいただく


●今回は心に靄がかかった様な状態での旅だ
それでも、異国の深夜の空港風景には心を掻き立てられる。
そのうちこういう感覚も消えていくんだろう

心で感じられることがあるなら、感じられるうちに、何でも感じておきたいものだ・・・
●っていうか、今回の旅は最初の目的地到着までが長すぎ


エジプト航空が成田→カイロ便を出発3日前に欠航させたせいだ。
朝9時に家を出てから既に16時間30分経過して、ようやく北京出発

次の経由地エジプト・アラブ共和国カイロまでのフライト予定時間は11時間


次回:魅惑のカイロは砂塵のかなたへ 篇
#北京首都国際空港 #北京大興国際空港 #乗り継ぎ #トランスファー #トランジット
※不定期更新です。
<ヒマつぶしにはなったよ!と思われたら、ぜひ、ポチお願いします!>
コメント