●2023年9月16日12:45(レバノン共和国現地時間)
入国審査で問題なくビザ発給を受けた僕は、BROMPTONくんとの合流に向かっていた
この空港のバゲッジクレームはショップエリアに隣接していて、ちょっと珍しく感じる。
「カイロ発」と表示されたレーンに集まる人々の中に入ってしばらく待っていると、BROMPTONくんが向こうからやってくるのが見えた。
『意外!ベルトコンベアーであっさり再会できるとは』
しかし、彼が過酷な海外空輸を無事乗り切ったかどうかはまだわからない。
●びくびくしながら輪行袋を開封
入国審査で問題なくビザ発給を受けた僕は、BROMPTONくんとの合流に向かっていた
この空港のバゲッジクレームはショップエリアに隣接していて、ちょっと珍しく感じる。
「カイロ発」と表示されたレーンに集まる人々の中に入ってしばらく待っていると、BROMPTONくんが向こうからやってくるのが見えた。
『意外!ベルトコンベアーであっさり再会できるとは』
しかし、彼が過酷な海外空輸を無事乗り切ったかどうかはまだわからない。
●びくびくしながら輪行袋を開封
袋から落ちたのは「保護材」にくっつけたマジックテープの一部分。
車体やパーツに被害は無い。
過去、海外空輸で100%の確率で発生した「ドロヨケのゆがみ」すらも見当たらない!
●車体下の新装備「BWS」の効果か
BWS=BROMPTON Woundless System (BROMPTONくん傷つけないシステム)。
主目的である「衝撃吸収」と「荷重分散」の効果は発揮した様に感じるぞ!
これは、せいぜい10日程度で「海外冒険ポタ旅気分」を味わいたい僕ら現役世代サラリーマンの海外航空輪行スタイルに革命をもたらすかも知れない!
Z計画(ゼータケイカク)は大成功だ!!
しかし、新たな敵があらわれる
●「うっ!」
お、お前は・・・!
ぐはっ
●レバノンは「AU世界定額」圏外だった
→オンラインナビしようふのう!
→オンラインほんやくしようふのう!
→ウェブけんさくふのう!
レバノンで「ナビ無しでポタリング」なんて一般的な日本人にはムリゲー。
ヤメだヤメ。
ってか、やってられっか、こんなくたびれる旅。
もう、うんざりなんだよ。
フツーの観光旅行に切り替えっぞ- -;
二度とポタ旅なんてしねー。
●KOUはたおれた!
「BROMPTONくん、ぼくはもうつかれたよ。なんだかとてもねむいんだ」
●当然、この程度では終われません
ぐはっ
●レバノンは「AU世界定額」圏外だった
→オンラインナビしようふのう!
→オンラインほんやくしようふのう!
→ウェブけんさくふのう!
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レバノンで「ナビ無しでポタリング」なんて一般的な日本人にはムリゲー。
ヤメだヤメ。
ってか、やってられっか、こんなくたびれる旅。
もう、うんざりなんだよ。
フツーの観光旅行に切り替えっぞ- -;
二度とポタ旅なんてしねー。
●KOUはたおれた!
「BROMPTONくん、ぼくはもうつかれたよ。なんだかとてもねむいんだ」
大名古屋発BROMPTON旅日記
完
●当然、この程度では終われません
現実では、「レバノン=世界定額圏外」に気づいたのはカイロ空港出発直前だった。
一瞬、パニックになったものの、2019年のモロッコ旅の時(同じく圏外だった)に発見した「オフラインマップ機能」を思い出した。
そして、エジプト出発前に「レバノン全土のオフラインマップ」と「アラビア語翻訳パック」については、辛うじてDL出来ていた。
●ネット接続なくともXperiaは死んでない
KOUはオフラインナビをたちあげた!
オフラインほんやくきをたちあげた!
・・・実際、「オフラインナビ」さえあれば、たいていの国でポタ旅はなんとか続けられる。
旅の醍醐味は「困難を克服すること」だと思うんだ
●とはいえ、レバノンの様なカオスな国での「けんさくふのう」はストレス
バスの情報調べることもできないしな。
やむを得ず空港Wi-Fiへの接続を試みたところ、この空港、「セキュリティ証明書が正しくない有料Wi-Fiしかない」ということがわかる。
『こんなWi-Fiでクレカ情報入力して大丈夫なのかよ』
質問. L.L.って何ていう通貨なの?
質問. 日本円換算でいくらなの??
→ 回答. ネットが使えないので調べられない
まあ、空港Wi-Fiで異常な高額とかないだろう。
ええい、20万L.L.分ご購入だ!ポチッ!!
(接続後に調べたら、1L.L.レバノンポンド=0.0098円で、日本円で1,980円ほどだった)
●ロマン探求ポタ(*v.v)。。中東世界テーマ曲
KONAMI Pop'n Music(2010) ♪The Sky of Sadness
●「オンライン」となったので、本日予定のルートを「マイマップ」で確認
計画ではベイルートの「コーラバスセンター」へ8kmの自走だった。
これについては、僕の心が自分自身に「警告」している。
着陸前、チラッと道の状態が見えた。この国の交通事情を理解せぬままあの道を走ったら死ぬ。
その危険は冒せない。
この空港をタクシーで出ることは確定だ。
問題は、行先をどこにするかだ。
●計画ではコーラバスセンターからバスで「スールのまち」を目指す予定だった
タクシーの行先の選択は2択。
「コーラバスセンター」へ向かうか、本日の最終目的地「スールのまち」へ直接向かうか、だ。
最終目的地「スール」はこの空港から80km弱離れている。
検索すると、タクシー運賃は相場でおよそ80ドル(11,600円くらい)。
対してバスセンターまでは8km。料金は8ドルくらいだろう。
「出来ればバスを使いたい」
しかし、いくら調べても、乗り方も時刻も車両もいまいちイメージがつかめない。
カオスな状態のバス乗り場で、行き先がアラビア語で書かれていたり、何も書かれていない車両が来たとして、運ちゃんの発声を聞いて正しい行先の車両に確実に乗る自信がない。
また、シリア行きのバスに誤乗車して終点まで行くことは無いにしても、難民キャンプ前など「ハイリスク地域」で意図せず降車する可能性はままある。
「よし、スールのホテルまでタクシーで行こう」
●しかしここで、手持ちドルの圧倒的不足にようやく気付く
『え?・・・』
残200ドル。タクシー使うと残120ドル弱・・・
ホテル代は現地払いで確か90ドル。
それを現金で払うと30ドルしか残らない。
万が一、明日タクシーで移動したくなっても十分な現金がない。
『この国、タクシーやホテルでクレカはフツーに使えるんだっけ・・・?』
使えないなら、明日は88km自走してベイルートに戻らねばならない。
『選択肢が無いのは危険だ』
手持ちの元や円をドルやレバノンポンドに両替しておきたい。
もし両替不可なら、この後のタクシー移動も諦める必要がある・・・??
うかつ!
キャッシュレス決済に慣れ切って、実弾(キャッシュ)への意識があまりに薄かった。
●とにかく両替だ!
バゲッジクレームの先では、到着客を迎える人々が顔を連ねていた。
こういう場所で客引きとかにつかまると厄介だ。
僕は、BROMPTONくんを押しながら、両替所を探してダッシュ!
しかし、ただでさえ目立つ東洋人が妙な荷物を押してダッシュする姿は余計目立つわけで…
(つづく)
次回:レバノンの章 目指せ!古代都市スール 後篇
※不定期更新です。
【関連記事】ロマン探求ポタ2019⑯三次元迷宮都市タンジェ 篇
#レバノン
#ベイルート
#中東
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