●2018年4月21日 4:30 a.m....
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『・・・ハッ!』

気が付くと、白み始めた視界に、満開の枝垂れ桜が揺れている。

ここ信濃国大桑村 須原宿は、尾張国名古屋より1か月ほど季節が遅いらしい。

目を醒ましたのは光の差し込みではなく、レンタカーの窓ガラス越しに浸食してくる冷気によるものだった。

『外気温は8℃といったところか・・・

ドアを開けると、山里の春を思わせる清涼な空気が流れ込んで来て、寝ぼけていた頭も再起動。

4時間ぶりにハンドルを握り直し、目と鼻の先にある『目的地』を目指す事にする。

10か月ちょっと前に訪れた、あの『小さな砂浜』はまだ残っているだろうか・・・?

・・・しかし、その前に・・・






●目的地脇の道路を大型のダンプが何台も走り抜けていく光景に驚く
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そういえば、前回来た時に『上流で砂防ダムの工事をやっている』『大型ダンプが行き交う』って書いてあった。

あの時は特段工事車両に出会う事は無かったが、どうも、今日は様子が違う。

見ると、道路沿いの看板に『本日は9台のダンプが出入りする』『工事の為、土日以外は水が濁る』等の表示。

土曜日だが、ダンプは稼働している模様。

『これは、クルマから降りないでしばらく様子見をしたほうがよさそうだぞ

・・・果たして、前回駐車した『待避所』で待機してると、ダンプの運転手さんに「ここはダメ」と言われる。



ああ~詰んだ 別のキャンプ地探さないとダメか。



KOU:「ごめんなさい、すぐ移動しますんで

運転手さん:「いやいや、このすぐ先にある小さなスペースに停められるだよ そっちなら構わんけん」

KOU:「マジですか









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1.設営篇












●早速移動・駐車して、上流方向を眺めてみる
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ひんやりとした日陰の空気の中を、前回同様に水が流れ落ちているぞ

なお、前回記事では百越川と誤記しているが、正しくは『越百川』らしい。

















・ ・ ・ その読み方、キミには判るか?




























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越百川(コスモガワ)!!























・・・僕はまだコスモに目覚められていないので、下流方向に目をやると






●おおっ
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美しい淵を望む『砂浜』は健在!

巨岩だらけの越百川の河川敷で、唯一、野営地として使えそうだった場所で、実際にここでキャンプした。

早速、降りてみよう。







●少し離れた場所で川原に降り、岩を越えながら歩いてゆく・・・
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おお、あそこだ

あれ・・・??






(前回発見時)
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(今回)
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心なしか、『砂浜』が成長したように見えるぞ








●より、広くなったのは個人的に嬉しい
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まあ、それだけ土砂が流出しているという事であり、その対策で砂防ダム造ってるのだろうけど。

おそらく、砂防ダムが完成したら砂の供給が無くなって、ここの砂洲は消滅するんだろう。

そんな事を思いつつ、ビーチサンダルのままジャブジャブと渡河する。

水は、足を触れると最初痛く、その後はずっと浸けているのが辛い程度に冷たい。

水温、8℃くらいかな?









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やっぱり、砂浜はより広く、より平坦に近づいた様に思う。

前回はタープとテント1張ずつが限界ぽかったが、今ならテント2張はいける広さになっている。







●さて、今回初参戦の新兵器 その1
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Snowpeakの『マウンテンシート』。

今まで、僕は『レジャーシート』的な敷物が無く、地面にごろ寝するのが不便だったが、

コイツを展開すれば・・・









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思う存分ゴロゴロ出来る空間が出現









●この上にタープを張ってみると・・・
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遮光もバッチリの快適なゴロ寝空間の確保が出来た。

日常ですり減らすコスモのチャージが出来そう。







●さらに、テントも張ってみる
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やっぱり、前回よりだいぶ余裕があるぞ。

今回のテントが前回のコールマンCOBRA2より省スペースなモンベルのものである事を差っ引いても、だ。








●ちょっとした不具合も発見
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SNOWPEAKのマウンテンシートは6角形のシートのそれぞれの『辺』にテントの出入り口をくっつけて、

テントに出入りする時に『いちいち靴を履かなくてもよいスペース(複数テントの場合は共用スペース)』を

創る事を想定している。

しかし、僕のモンベルのテントは、出入り口正面にペグを打ち込み、

そこにフライシートを引っかけて『前室』を作る設計になっていて、一部相容れない部分がある。








(マウンテンシート使用イメージ)公式サイトより

スノーピーク社製のテントと組み合わせれば、こういう活用が出来るって事だろうか。

まあ、どっちかというとテント単体の使い勝手の方が、色々な局面での重要性から優先度は上に思う。

そう考えると、僕のテントと『マウンテンシート』の組み合わせは、ある意味、理想的じゃなかろうか。










●要は、『工夫して使えばいい』
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日中だったら、こうやってフライを両側に巻いておけばいい。

そもそも、タープがあるので暴風雨にでもならない限り、フライシートをピンと張っている『必然性』はない。

万が一、暴風雨になったらタープとマウンテンシートを撤収して、通常の様にフライをピンと張ればよい。

もっとも、ここは河川敷なので、一定の雨が予想される時点で即・撤収となるわけだが。







●・・・と、いうワケで・・・
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キャンプ企画が始まって1年以上経過して、初めて川原でゴロ寝。

心地よい・・・

日々の生活で脳内に溜まった『乳酸』が溶解して、コスモが回復していくようではないか。














●落ち着いて、川を見てみると・・・
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おっ、この石は前回キャンプで僕が設置した『飛び石』・・・いくつかは流されず、まだ残っていたようだ。

もっとも、あんなにコスモを燃やしても完了できない作業など、二度とするつもりもない。

・・・ってか、気温が上がってきたら『メマトイ』が増えてきたな。

ちょうどいい、コイツら相手に修行の成果を見せてやるとするか





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(つづく)