●紀北町は遠いなあ・・・
名古屋発7時30分頃の電車で出て、4時間も経つのにまだ着かないぞ。
●ここは紀勢線の紀伊長島駅
5月、銚子川キャンプに出かけた時は、最寄り駅と勘違いしてここの駅で降りたのだった。
キョリは30km程度なので『たいした事なかろう』と思っていたが、峠越えが3つもあって酷い目にあった
●教訓を生かして、今回は本当の最寄り駅『相賀』まで乗っていく事にする訳だが・・・
なぜか紀伊長島駅で20分も停車している(今時、珍しい・・・)間に、にわかに雲行きがおかしくなり、降り出した。
今日の予報は快晴だったはずなんだけどなあ
そういえば、前回2泊したキャンプの時も、中日は丸一日雨にたたられたっけな。この先どうなることやら・・・
設営篇
●12時チョイ前に相賀についた時は、曇天になっていた
雨の間隙を縫って野営地まで行き、素早くタープを展開してBROMPTONが濡らさない様にしたいところ。
目的地は写真中央部の谷合にあり、ここからは4km足らずなので、キャンプ装備持っていても楽勝だ
見渡す限り誰もいない相賀駅前でBROMPTONとTravoyをのんびりと展開
ここからチャリで2分くらいの場所にあるスーパーで食材・飲料などを購入して、野営地に向かう。
●銚子川
ほどなく見えてきた銚子川。
大きなタープを展開して、その下で家族がBBQを楽しんでいるみたい
今日は涼しくて、川原の風も気持ちいい事だろう。
銚子川沿いの道をのんびり走っていると、歩道にカニの姿をよく見かけた。
捕まえて『カニ汁』ってのも美味しそうだが・・・みそを持ってきていないので、姿を眺めて楽しむにとどめておく。
川沿いに2kmも進むと、もう、だいぶ山も迫ってくる感じ。
この先にキャンプin海山というキャンプ場があり、僕が目指すのはその少し上流部になる。
なにもないな~、誰もいないな~、快適なスピードで~~♪
駅から3km程度のところまでくると、『銚子ブルー』ともいわれる青色が目立つようになってくる。
このあたりまでは、まだ民家があるが、その先になると基本的には無人の地帯になるぞ。
●林道に入った後は、ちょっとした『運試し』になる
この林を抜けた先が、僕のキャンプ候補地。
誰もいなければ『幸運』、他のキャンパー等がいると『不運』という事になる。
林道に入る前の川沿いにはかなりの水遊び客がいたから、正直、期待は薄い。
実際、GWの時にも視界に2組の先客が飛び込んできて『萎えた』のだが、今回はどうか・・・???
おお~!
無人!!
びっくりした。これはツイてるぞ
●それにしても、今にも雨が降ってきそう
とりあえず、BROMPTONを木の下に入れて、降雨でも多少は雨をしのげる状態にして、
急いでタープの設営に入る。
タープ設営中、1回夕立が来たが、中途半端ながらも屋根はかかっている状態で濡らさずに済んだ
僕はけっこう濡れてしまったが、まあ、日中だし、十分渇くだろう。
●さて、今回はいくつか『新兵器』を持ってきている
まず、前回新調したテントの下に敷くグラウンドシート。
僕の新しいテントは超軽量故に布がヤワらしく、岩場などで使用する際はコレが無いと穴が空くらしい・・・。
グラウンドシート自体も超軽量で生地は想像以上に薄かったが、大丈夫かいな。
●早速、試してみよう
一応、テントは出来るだけ砂地の上に建てるつもりだが、一部川石の上にかかる部分もあり、試すのによさげ。
グラウンドシートの上にテントを広げて・・・
ポールを差して立ち上げ、飛び出しているポールの先端をグラウンドシートの穴に差し込む。
これで、グラウンドシートとテントは接続された。なるほど、合理的に出来ている。
その後、フライシートをかけて完成
モンベルの新テントをタープと組み合わせて建てたのは初めてだ。
僕はペンタタープを変則的な建て方(180cm程度の天井高を確保出来るように改造している)しているが、
雨が降ってもテントの出入り口を開放していられる様にタープ下にかなり突っ込んでる状態で
BROMPTONやTravoyを折り畳まない状態で置いても、1人の人間が十分にくつろげる広さは確保出来るようだ。
ここまで設営したところで、また夕立がきたが、既にタープがしっかり張れているので、
ヘリノックスのイスに腰かけて、のんびりとやり過ごす事が出来た~♪
いつの間にか、余裕を持って雨を楽しめる様になっている自分にちょっと満足。レベル上がったな
●とはいうものの、今回、ちょっと思った
いったい、僕はいつまでこんな『めんどくさい事』を続けてられるんだろう?
朝7時に家を出て、4時間近くかけて電車で荷物運んで、そこからチャリ組み立てて山の中に移動して、
そこで雨に打たれながら1時間以上かけてタープやテント設営して、気が付くと、もう週末1日目の15時という。
いくらなんでも、もう少し上手な『時の過ごし方』というものがあるのではなかろうか?
少なくとも、これだったら旅館やホテルに泊まる『旅』のほうが、よっぽど有意義に時間も使えよう。
つくづく思う。そりゃあ、ニッチな筈だよ、この趣味は。
だって、こんなにめんどくさいんだもの
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