信州・駒ケ岳山麓のどこかでキャンプ^0^  02.洗礼篇

2017.07.08

















●いつものように、夕餉の支度をはじめよう
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メニューはバカのひとつ覚えの『カレー』。僕は、いつもコレだ。

子供の頃読んだたくさんのアウトドア本の中で、メニューがいつも『カレー』なのを見ていて

『なんで男はアウトドアでカレーしか作ろうとしないのだろうか?』と不思議に思ったものだが・・・




















●家の中だろうが外だろうが・・・
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結局、自分で普段からよく作るものであれば、

とにかく、何も考えないで無意識のうちにカラダが自動で作業してくれている様なものであり・・・




















●『考えることをしなくて済む=ラクである』という様な事なんじゃないかと・・・
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最近は思う様になってきた。

休日に、たとえ自分のホビーの事だとしても、複雑なこと考えたくない人も多いんじゃないかと。

しかも、何も考えないで作っても、どう適当に作っても、出来上がるものは完璧に近い美味しさ(*v.v)。。






















●メマトイもいなくなったので、防虫ネットを外しておビールも飲める
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では、最近お気に入りのミニ缶、いただきまーす

ゴキュゴキュゴキュ・・・(><)

あひぃ、美味いっ

これなら、僕でも一気に飲み干せちゃう。




















●サラダをいただく
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僕はキャンプの時、手軽なインスタント製品とかはあまり使わないのだけれど、

かと言って、わざわざキャベツその他の野菜を千切りにしてサラダを作ったりする様な事はしない。

多分、僕が作るサラダより、コンビニサラダの方が画的にもまだマシだろうし・・・ポリポリポリ(*v.v)。。

適度な気温の中、改めて別のビールを開けて、夕餉を愉しむ。





















●カレーをいただく・・・・・・・・・・・・・・ん?首筋に違和感
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さて、いよいよメインのカレーを食べよう・・・そう思った時、

首筋にチクリと傷みを感じた。

「?

無意識に手を伸ばすと、なにか、非常に小さな丸いモノがついている様だ。

感触からして、どうも何かの虫っぽい。

「・・・」

特段、気にする事もなく首からつまみ、そのまま闇の中に放り投げ、ホカホカのカレーをすくって口に運ぶ。

うーん、美味い

この日は地場野菜との特産の豚肉を入れたカレー。

ルーは自宅近所のスーパーでディナーカレーの業務用袋を購入、ジップロックの袋に小分けしてきているので、

調味料調達のコストはこれまでみたいに出先のスーパーで買うよりも大幅に下がっている。

しかし、味は普段通り、いや、新しいスパイスを加えているから。よりおいしい。




『まあ、ロケーションはイマイチだったけど、満足満足・・・

・・・そう思いながらカレーを食べていると、また、首筋がチクっとした。

「・・・」

首に手をやると、また、小さな粒がいる。

蚊ではないようだが、僕に向かって飛んできて、首をかじっているようだ。




『痒くもならないし、刺されているという感覚もないが・・・

森林香は焚き続けているけれど、この虫に対して忌避効果は明らかに発揮出来ていない。

と、いうか、明るい間に森林香を観察していたところでは、

なぜかBROMPTONの車輪にとまろうとして寄ってきたハエみたいな虫や、

野菜に吸い寄せられてやってきたモンシロチョウなど、

煙が漂っていてもおかまいなしといった感じだった。

『レビューでは圧倒的に評価は高いから、蚊やアブには効く。でも、それ以外には効かないという事かしら?』

そんな事を思いつつ、再びカレーを食べるが・・・






















チクッ、チクッ、チクッ・・・★




















『なんだ、これは???

立て続けに首筋をかじられ、慌てて立ち上がって、不意に背中も触ってみると・・・

「うっ!」

僕のTシャツの背中じゅうに、なにかツブツブの感触のモノがいるのを知った。

「なにィ?」

サイズが小さくて、着地(?)された感覚などないから全く気付かなかったが、

頭上の樹木から僕めがけて降ってきたのだろうか?

それとも、地面から僕の足を伝ってあがってきたのだろうか?

よく判らないが、「何かいる」。しかも、大変な数だ。

「アリ・・・か?」

もしかして、僕はアリ塚の上ででもご飯喰っていたのかも知れない。

『チッ!こりゃあ、つくづく冴えない場所を選んでしまったものだぜ!』





















●やれやれだぜ。
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とりあえず、背中にとりついている『何か』(結局、確認しなかった)を払い落とし、夕餉を続ける。

思えば、僕はあれだけの田舎で子供時代を送り、こんな感じで山の中で遊んだりし続けているにも関わらず、

これまでハチにもアブにも刺された事もないし、山ビルに出会った事もない。

この年になっても、少しずつ自然の洗礼を初体験していく事は仕方なかろう(*v.v)。。

ただ、フツーの雨を浴びつつ夏の夜を愉しむのはオツだとしても、

アリの雨?を浴びながら夕涼みする趣味は僕にはないので、この日は早々にテントに撤収する事にした。




















●テントの快適性は、救いだった
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やはり、天井が高い分、居住性はCOBRA2より高そう

圧迫感もなく、非常にくつろいでこの後の時間を過ごせた。

今宵は風の音もほとんどしない、いつものキャンプ地の様な川の音もない。

何か獣の声はしたけれど、僕もだいぶ慣れてきた事もあって、穏やかな眠りに落ちてゆく・・・




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(つづく)