じいさんが昔暮らしていた満州国ハルビン市の街角へのポタ旅を計画している私、KOU(*v.v)。。

彼は旧大日本帝国農林省がハルビン市に開設した『勧農模範場』という施設の職員だったらしい。

そこで、先週、農林省の後継組織である農林水産省(農水省)に問い合わせをしてみた。

(1)ハルビン市の旧農林省の勧農模範場について判る書籍をお借りできないか?

(2)私の祖父のハルビン市時代の住所を照会することは可能か?

・・・週が明けたら、農水省から回答が届いたぞ























(1)『勧農模範場』について

農水省の図書館で「農林水産省百年史」・「戦時農政策資料集」という資料を調べて下さった様だが、

『勧農模範場』についての情報は記載されていなかったそうだ。

しかし、それでも2つの情報をご提供頂いた。

ひとつは、インターネット上の情報で、山口大学農学部が制作した資料。これは、僕も既知のものだった。

もうひとつが、農林統計出版(2013.3)「満州の農業研究試験史」という書籍。

これの索引に「勧農模範場」が掲載されており、当時の状況を調べるのに役に立つのではないかという。

ありがたや(-人-)

教えて頂いた国会図書館のリンクを調べてみると、確かに、この資料なら期待できそう。

一応、名古屋の図書館索引システムで検索したところ、鶴舞図書館に本書があることがわかった。

東京に行かずともじっくり調べる事ができそうだ




















(2)じいさんのハルビン市時代の住所について

「残念ながら、当省では調べる権限を持ちませんので、戸籍管理をしている”法務省”へお問合せ願います」

なるほど、そういうものかぁ・・・

『旧農林省の官舎に住んでいただろうから、現農水省に訊けばわかるだろう』と思っていたのだが、

民間企業の社員寮や社宅みたいな感覚ではないのかも知れない。




法務省のHPを見てみると、戸籍管理をしているのは『法務局』だった。そりゃそうだよね。

そこで、実家の担当区域である岩手県盛岡市の法務局に問い合わせをしてみた。

折り返し、電話がかかってきたので、事情を説明すると・・・

「・・・ああ、なるほど、そういう事情ですね~。

残念ながら、法務局では日本国内の戸籍しか取り扱っておりませんので、所管が違いますねえ。

ええと・・・満州だと、どこの扱いかな~・・・ええと、おそらくは外務省になってくるのかなと思います。

もし、外務省でなかった場合は、厚生労働省がシベリア抑留者の帰還事業をやっておったと思いますので、

そちらに情報があるかもですね」

なるほど、旧満州国は、やっぱり『海外』なんだなあ

まして現代からしてみれば、当たり前なのかも知れない。

じいさんの時代は、どうだったのであろうか。昔の書籍などを呼んでみれば、当時の人々の感覚もわかろう。

鶴舞図書館に行った際、そういった書物を借りてみると、面白いかも知れない。

じいさんの満州時代の住所は、現時点では外務省に問い合わせ中。

判らなかったら、厚労省に問い合わせしてみようと思う。




















●立ち寄り地の検討について
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もしかしたら、別の国に単純に遊びに行く可能性を残しながらも、

本当に哈爾浜(ハルビン)に向かうのであれば、『立ち寄ってみたい』という場所が一つできた。

それが、上の地図で示す場所。




















●中華人民共和国丹東市
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大連から旧満鉄を使って・・・と思った旅路からちょっと外れてしまう場所にある町だ。




















●こっちの地図で見ると、インパクトがあろう
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そこは近くて遠い国・北朝鮮の、中国側の玄関口。

国境・鴨緑江を越えると、すぐ、北朝鮮。陸路での貿易であったり、出入国は、ここでなされるのだそうだ。



やっぱ、僕はキレイに洗練された町より、野暮ったい、カオスな土地の方が生来的に好きなんだろうなあ。

勿論、北朝鮮に入国してみようなんていう気は全くおこらないが、とてもふしぎな国だけに、気にはなる。

丹東に立ち寄って、垣間見てみたい。




















●航空写真で見ても、両国の差は一目瞭然だ
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鴨緑江を挟んで左が中国側、右が北朝鮮側。

中国側の様に都市開発された場所が、北朝鮮側にはほとんど見当たらない。

夜になれば、北朝鮮側は電力不足によって真っ暗であるというが、電力が十分に供給されていても、

やはり暗いんじゃないかと思う。




















●韓国側の国境も見てみる
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上が北朝鮮で、下が韓国。

どちらも水田地帯が広がっているようだが、田んぼの区画のサイズが全く違う。

おそらく、韓国の水田は機械化農業型のもので、北朝鮮の水田は人や牛が耕しているものなんだろう。

北朝鮮も、近年では中国との密貿易で最新のスマホやPCなども出回っているようだけれど、

国土の大部分の田舎地帯では、じいさんやばあさんが見た昔日の光景が、そこかしこに残るのかもだ。

それだったら、いずれかの国が安全になった際、開発が進む前に、旅ポタしてみたい気もする(*v.v)。。



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