●最初に、今回のポタリングで通ったルートを載せておこう
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馬籠・妻籠間をトレッキングするなら「標高がより高い馬籠宿→低い妻籠宿に移動したほうがいい」という。

今回の様に馬籠の先(落合宿付近)と妻籠の先(三留野宿付近)の移動の場合、

どちらから出発しても低地の宿場→高地の宿場→馬籠峠→高地の宿場→低地の宿場になるので

あまり関係ないと思う。

いずれにしても、馬籠⇔妻籠間の旧中山道の大半区間はチャリに乗って移動できない(するべきでない)

消費エネルギーは自転車を担いで歩き回った事も含めて再計算、通常行程の2.5倍の消費量と思われる。

なかなかキツイ行程だった。


























●今回の道中で印象に残ったポイントは、立ち寄り順に下記3つ。

1.妻籠城

 →ショボそうと思ってたら、木曽路では珍しい、視界がかなりワイドに開ける稀少なビュースポットだった。

  10分くらいかけて立ち寄る価値はある。

2.峠集落伝田地区

 →傾斜地に棚田が広がり、その先に中津川方向の中央アルプスの裾野が広がるビュースポット。

 僕も初めて足を運んだが、何回か旧中山道トレッキングしている人でも知ってる人少ないんじゃないかな。

3.馬籠・脇本陣史料館

 →馬籠の最長老サマが館長を務める史料館。土地の歴史や文化でちょっと気になった事を質問すると、

 なんでも答えてくれる。今回は道中探訪して印象的だった伝田地区の歴史を教えてもらった。

 御年90半ば。土地の生き字引の貴重な知識を聞ける残り時間も長くあるまい。

 馬籠宿周辺を歩いて地域に興味を持った方は、ぜひ、史料館に立ち寄って館長に話をしてみてほしい。

 『旅』の面白さが、ぐっと深くなるから。






































続・木曽路はすべて山の中であるポタ(*v.v)。。

(5)『完結篇』




















●ここからゴールまでのおよそ8km程度の区間、ほぼ『くだり』となる
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以前、逆に登ってきた時はたしか2時間弱かかったが、下る時は25分くらいだった様な気がする。

17時12分落合川駅発の電車に乗るには、残り35分。

まあ、ちょこちょこ写真を撮りながらでも、なんとか間に合うだろう。



















●馬籠宿手前の恵那山方面
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美しいなあ

この地区の人たちが愛着を感じている山というのも、よくわかる。




















●荒町集落を駆け抜ける
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●このあたりは、典型的な里山風景が広がっていて、とてものどか
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●信州の夕景100選に選ばれている正岡子規俳句付近
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ここなんかは、カップルでポタリングして写真撮ればいいんじゃないかと思う。

このすぐ先の新茶屋の民宿はおススメで、そこに投宿して木曽路のポタ旅なんかもよさそう。

※僕が歩いた江戸時代の旧中山道コースではなく、舗装してある県道コースを走れば、

馬籠からなら、馬籠峠さえ頑張って越えてしまえば、あとは快走して妻籠→三留野まで行けよう。




















●新茶屋一里塚
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かつて立場茶屋があったところで、現在は民宿がある。

一里塚もちゃんと残っており、その脇に、『これより北 木曽路』という島崎藤村(馬籠出身)の陽がある。

ここを通過すると・・・




















●落合の石畳
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次の宿場・落合に向かう、江戸時代から(一部)現存する石畳の道がのびている。

こういった遺構は中山道でも特に貴重だそうで、国史跡に指定されている。

(ただ、脇本陣史料館の最長老サマの話によると、僕が今走ってきた舗装路の下にも

こういった石畳が残っている筈ということだった)

この石畳の上をBROMPTONを担いでいく時間はもう無いので、

脇道を使って県道に出て、一気に下って駅に向かう事にする。




















●県道に出てもなお、景色はいいよ
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中津川東部は丘陵地帯。旧中山道も、その丘陵地帯を越えてのびていた。

前方中央の鉄塔付近を旧中山道は通っていて、丘をくだり、中津川宿へと続く。

僕は、今日はあの丘をこえる事はなく、手前の駅から輪行する算段だ。




















●段々畑を通る坂道が続く
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くだり、気持ちいい~♪





















●明沢集落付近
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仕事で、この道をクルマでよく通る。

その時、ローディーの女の子が2人、この道を軽やかに駆け上がっていく姿を見かけて・・・




















●『女の子に出来るなら、僕も出来るんじゃないか』と思い・・・
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意気揚々とBROMPTONで乗り込んでみたら、1/3も登れなかった

僕は『立ち漕ぎやってスゲー疲れるくらいなら、降りてのんびり押すサ~♪』のスタイルだからな。

方向性が違うんだよね、方向性が。




















●落合川まで一気に降りてきた
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赤い橋こそ『現代の中山道」というべきか、中央道だ。

2022年頃にはこの近くの神坂PAにスマートICが出来て、交通の便がよくなる。

陸の孤島だった馬籠峠周辺地区にとっては、画期的な出来事だろうなあ。




















●落合ダム
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このダム湖のほとりの道を駆け抜けると・・・




















●ゴールの落合川駅
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途中で写真撮るために停まりすぎたからか、時間、ギリギリだった

あぶないあぶない。



















●隣の中津川駅で快速に乗り換え、名古屋に還るワケです
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馬籠や妻籠に本当の意味で自転車に乗っていくのは、よほど脚力強い人じゃないと厳しいと思うけれど、

僕の様に『のんびり歩いていけばいいや』ぐらいのよろこんで歩くこと前提であれば、

健康な人なら『誰でものんびり楽しく行ける』と思う。※馬籠~妻籠の『旧中山道(遊歩道)』は別ね

朝、名古屋から輪行で落合川or南木曽まで来て、午前中かけてのんびりのぼり、

宿場周辺を散策~軽くポタして、お気に入りの場所でのんびり過ごし、

15時頃になったらシャーっと坂道を下って電車に乗り、夕方には名古屋に帰るイメージかな。

1日使ってのんびり楽しめると思う。


初心者でも十分に走り抜けられる気持ちいいルートだったりする。

こんな感じで、木曽路エリアは初心者だとか、僕のようなへっぽこポタリストでも

爽やかにポタ旅を楽しめる地域なので、ご興味の皆さん、ぜひ、輪行ポタに出かけて頂きたい










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5 落合川駅(完結)篇