●ゆるいのぼりくだりが続く道を、のんびりと走る~♪
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昨日の夕方は、この程度の道を必死になって走ってたのか・・・

初っ端の砂地で大ダメージを受けた足は、完全回復とまではいかないものの、だいぶラクになった。

まあ、紀伊勝浦までは6~7キロといったとこだし、何の苦労もなく到着できるだろう。





















●絶景かな
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こういう景色が続いてくれると、楽しいものだ。






















●湯川駅付近
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ダメージが回復していなかったら、湯川駅から普通電車で紀伊勝浦まで行き、

特急に乗り換えて帰るつもりだった。

朝ごはんもしっかり食べてしまったし、カロリー消費の為にも走らなければ。





















●ゆかし湖(ゆかし潟)
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湯川温泉のほとり、エメラルドブルーの水を湛えた湖は『ゆかし潟』という汽水湖らしい。

静かな山間にポコンと存在する湖を『奥ゆかしい』と思った詩人・佐藤春夫(新宮市出身)が名付けたんだそうだ。

湯川温泉は1500年の歴史があるそうなので、以前は別の名称で呼ばれていた事だろう。

まあ、改名されちゃうくらいだから、大した名前ではなかったのかも知れない。





















●熊野古道の看板が
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そうか、海岸線の道から一歩内陸側には、熊野古道が走っているのか

僕は西国一の難所と言われる『八鬼山』を、DAHON vitesseを携えて踏破した事がある。

あの時も体中ガタガタになったっけ。結局、そんな事ばっか、やってんだな





















●ひなびた看板がある
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『那智勝浦町商工会』

そうか、もう、那智勝浦町に入ったという事なのかも知れない。





・・・おや?























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あっ



『おおうなぎ』って

看板に描くくらいだから、確実にいそう。

10mくらいの巨大なヤツかも知れない。





















●那智勝浦港
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うーむ、早くも目的地の那智勝浦町に到着してしまった。

紀伊勝浦駅12:24始発の『特急ワイドビュー南紀6号』の出発まで2時間近くあるぞ。

せっかくだから、街の中を探索してみよう





















●まずは駅の場所を確認だ
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駅前にはあっさり到着。左手にあるタクシーが並んでいるところが駅のようだ。

町の規模や、ほとんどいない人通りに比べると、客待ちのタクシーは非常に多いね























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駅前には、なかなか『いい感じ』のアーケード街があるぞ

子供の頃に温泉地などで見かけた様な、『お土産屋さん』中心のアーケード街。

コンビニやスタバの様にそこら中で見かける店が1店舗も見当たらないのは、旅情を高めてくれる(*v.v)。。






















●もう一度、港に戻ってみる
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港のさっきの場所よりやや東側に来てみると、

勝浦の小さな湾の中には数件のリゾートホテルが存在するのが判る

なるほど、あれが、駅前にタクシーが多い理由であり、昨夕、僕がこの周辺でのキャンプを諦めた理由か。





・・・お?




















●観光客向けの出店があるぞ
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さっき、港に着いた時にはこのあたりから競りの声が聞こえていた。

それが終わると、こんな感じで店が出るのかも知れない。























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せっかくだ、『強制捜査』していこう

各お店の品物をつぶさに検分し・・・





・・・むっ




















●この者、あやしい
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本マグロのスタミナ焼きだって?

魚、焼いたらカッチカチになってそうなものが、飛騨牛串焼きと同じ値段とはなかなか強気だ。

その価値があるのか、試してみるしかあるまい。

「1本くださいな~

あったかい串をもらい、テラス席で強制捜査してみる。














・・・こ、これは・・・




















お、おいしい
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口の中に入れて圧をかけた瞬間、ホロッと切なく崩れていく柔らかさ。

舌にのこるのは ほどよい程度のコクと甘さ、そしてあたたかさの思ひ出。

あたたかいのに、『淡雪の様な』と表現したくなるようではないか(*v.v)。。

牛肉ほど脂の味が強くないのも、食べやすくていい。牛串よりもおいしいぞ。





さらに、長い長い南紀6号の乗車時間に備えて、電車の中で頂くモノについてもこの市場で選んでいく。

む、コレにしよう・・・

そして、コレと合わせる飲み物は、さっき見つけたあの店で購入していこう。























●このお店も≪強制捜査≫
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地元の色々なお酒を取り扱っていて、楽しかった。























●あとは、お土産だな
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何人かに買っていくお土産。

干物も美味しそうだけれど、Travoyに積んで運ぶと砕けて残念な事になりそうだ。

やはりここは、駅前にたくさんあった土産物店でよさげなモノを選ぶ事にしよう。




















●海産物センター
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駅前にコンビニが無い事もあってか、旅情を演出してくれそうなお菓子・おつまみが充実している感じだ。

特急電車の2列シートを向かい合わせて、ビール片手にこんな土地の珍味つまみながらの旅は、

僕ら世代がイメージする田舎の電車旅の典型例に思う。

現代においては、特急電車も少ないし、つまみやお菓子も普遍的な商品の流通が圧倒的に多くなったから、

若い世代の人がイメージする旅とは、多分、かけはなれたのだろうと思う。






















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女子旅のセット、なんてものも売られているんだね。

企画旅行商品のクーポンと引き換えに出来るのかも知れないな。

中には地場ソフトドリンク、地場アルコール、地場おやつが組み合わさって入っていて、なかなか気が利いてる。





















●紀伊勝浦駅
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駅に来たのは電車到着の50分前だったが、外~ホームも『自由に出入りしてかまわない』という事だった。

全く人がいなそうだったので、荷物をホームに置いて買い物で出入りしていたくらい。

やがて、名古屋に向かう特急電車が入線してきた。





















うっ
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た、たかい






















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段差は、Travoyのタイヤの直径より大きい。

いつもの様に引っ張って車内に引き入れようとすると、脱輪して大変な事になる危険性が高い。

かと言って、この重さの荷物を僕がひとかかえで持ち上げて車内に入れるのは無理なので、

一旦、ホームで2つにばらし、車内に持ち込んでからセッティングする事になる。





もうひとつ、厄介だったのはこの電車の客室内の通路幅と両側の段差だ。

客室内通路は座席の高さより一段低くなっているのだが、Travoyの幅より狭くて転がし移動ができない。

切符売り場の駅員さんが気を利かせて『荷物を置きやすい座席』を用意してくれたものの、

その座席に移動するのが非常に困難だった。通常、利用している新幹線では、これは起こりえない。

在来線特急電車でTravoyを使う場合、荷物の置き場所は『デッキ回り』にする事が重要だと分かった。

この日は客がまばらで助かった。

混雑時だったら、かなり面倒な事になっていたと思う。




















●出発~
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旅の最初でポンプを壊し、いきなり体力を使い果たすは、最後の最後もヒヤッとしたものの、

全体としてはとても満足だった南紀キャンプ

近場の海外に行くのと同じくらい時間がかかる故、そうそう足を運べないとは思うけれど、

別の季節にまた来たいね。

熊野古道のトレッキングとかも楽しいだろうし♪






















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電車の乗車時間は3時間以上。

早速、はじめようかな~(^0^)






















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旅に出た時は、出来るだけ、その土地の地酒を飲むようにしている。

もっとも、日本酒を飲める様になったのは30代後半くらいからだった。

おいしい・・・(*v.v)。。






















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合わせる肴も、当然、ご当地の伝統的なモノをチョイス。

うむ、大変おいしゅうございます(*v.v)。。






















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キレイな海を眺めつつ、回ってきた酔いと満腹感でコトンと眠りに落ちる。

目が覚めた頃には三重県の多気あたりを移動していて、そのあとまたうとうと。

こういうのんびりした旅も、嫌いじゃないんだよな。

次は、久しぶりに越前大野、あるいは鳥取あたりでも旅しに行ってみるか・・・







(おしまい)