郷里を離れて22年(*v.v)。。

ふるさとで暮らす両親が元気なおかげで、僕自身も好き勝手な人生を歩ませてもらっている。

それはそれで、親としても本望なのだろうけれど、

なかなか親孝行する機会もないのはやっぱり歯がゆいものだ。

『かわいい孫の顔を見せてあげるのが親孝行なのだよ』とか言われても、

結婚願望が無い僕にとってはイメージする事すら困難

口説き落とされる様な価値が僕にあるとも思えないし、その親孝行は、僕の人生の先にはきっと無いだろう。

と、なると、僕が出来る親孝行と言えば、両親も僕も元気なうちに旅行チックな事に招待して、

楽しい思い出を作る事くらいかも知れない。

そこで、11月11日の夜に名古屋に招待して、周辺観光などを楽しんでもらう事にした。

一昨年にも似たような事をしていて、その時は富士山を見てもらうつもりで新幹線で来てもらったが、

今回はよりラクに移動してもらおうという事で、僕がいつも帰省の時使うFDAで小牧に飛んできてもらった。




















●まあ、基本的には僕が知っている、近郊エリアの探訪をするという程度の事ではある
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移動手段はレンタカー、2人を連れて走り回るのに加えて、撮影用の小道具としてBROMPTONも持ってきた。

奈良県明日香村。僕の大好きな里山の村で、飛鳥時代の首都エリアであった事でも知られる。

夫婦そろって天皇を務めた天武天皇・持統天皇陵は大好きなスポット。

両親はこういう古墳を探訪した事はなかったようで、物珍しそうに、のんびりと周囲を散策























●吉野山
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続いて、同じく奈良県の吉野山に。

ここは、名古屋に住む僕でもなかなか足を運ぶ機会がない所だが、非常に印象深い素敵なところ。

ちょうど紅葉の盛りなので探訪してもらう趣向だ。




















●世界遺産・金峰山
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修験道の聖地であるお寺、巨大な仁王門は改修中らしい。

ここで両親に見てほしかったものは鬼気迫る憤怒の表情を浮かべた巨大な蔵王権現像三体だったが・・・

















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なんと、年に1回の護摩焚きの日に当たってしまった


















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我々の様な、一般の立ち寄り客がフラリとお堂の中に入れるような状況ではない

像を見せられず残念だったが、両親は『年に一度の護摩焚きに当たるなんて、なんて運がいい』と喜んでた。

まあ、喜んでくれりゃあなんでもいいか。



















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ご朱印帳も忘れずに持っていった。

母親もやっているようだ。




















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両親は元気にトコトコ歩いている

晴れの天気で、本当にいい感じ。


















●世界遺産吉水神社
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ここは吉野で一番好きな世界遺産。


















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南北朝時代に後醍醐天皇が所在した建物、その後、秀吉が茶会を開いた建物が現存している。

そのあたりの由来が文化財とともに非常にわかりやすく案内されていて、

ストーリーが頭の中によみがえりやすい。




















●名物・柿の葉寿司
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とても美味しい名物。

以前、この寿司のルーツである鳥取の一地方を探訪した事があり、

もともとはそちらの土地のモノであったという話なども合わせて両親に味わってもらう。


















●吉野の町はなかなか楽しい
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ゆっくり書いてる時間もないから、さくさく進むけど、なかなか楽しい。



















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街なかをトコトコ探訪し・・・


















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奥千本に向かうバスに乗ろうとした両親だったけれど、満員だったのであきらめたようだ。

















●名古屋・味清
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のんびりと名古屋に戻ってきて、洋食の名店・味清さんで美味しい夕食を頂く


















●中山道・落合の石畳
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翌日は馬籠周辺を案内。

僕は馬籠に誰かを連れて行く時は、必ず、前の宿場との中間点にあるここを訪れる。

江戸時代から残る遺構は、そうそう多くないからだ。


















●清水屋資料館
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馬籠宿には顔なじみの方が多いので、順番に顔を出して、ナマの話をいろいろ聞き出す。

せっかくなので、地元の人とコミュニケーション色々とった方が絶対に楽しいからね~。

この後、長老の資料館にも顔を出して、馬籠の事をちょっと解説してもらった。




















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両親が健脚で助かる



















●おやき
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野沢菜のおやきなど食べて、ちょっと小腹を満たす。



















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紅葉も見ごろだった。

長老の話を聞いた後で、島崎藤村記念館に行くと、展示の内容もより味わい深いだろう。


















●「かっぺ」で栗こわ飯いただく
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当地の江戸時代以前からの名物・栗こわ飯。

十返舎一九の狂歌などにもその名は残る。

かっぺは、僕が知る限りでは馬籠の食堂の中で一番見晴らしがいい。

そして、ここの栗こわ飯も、とても美味しい。


















●見晴台までやってきた
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母親の趣味は絵画。

個展なども開いたりする事があるらしい。

この旅でも、途中いくつかの場所で描いていた。


















●永昌寺
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最後に、宿場で唯一の寺・永昌寺に立ち寄って、宿場を降りてゆく。



















●太平洋フェリー
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両親は船旅も好きなので、前回同様太平洋フェリーのちょっといい客室を手配しておいた。

食事やコンサートなど楽しんでもらいながら、のんびりかえってもらえればいいと思う。




























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そんなに高くない料金で、プチ客船気分味わってもらえるからねえ。

いいサービスですよ、太平洋フェリーさん
















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元気で居続けてもらえれば、また楽しんでもらえるからね~。

いつまでも元気でいてほしいな。

心からそう思う。