走行日:2013.09.22(日)

お天気:快晴

自転車:DAHON Vitesse P16




ナゴヤは今日も晴れやかな秋晴れ

去年、一昨年は10月頃までムシムシしてたイメージがあるのだけれど、

今年は8月の終わり頃から気温も湿度もグッと下がり、

本当に心地よい、日本本来の『秋』っぽい毎日が続いている様な気が。

そんな気候に誘われ、用足しも含めて3~4時間程度のミニポタに出かけてきた。







●納屋橋
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ウチの近所にある事もあって、このブログでも何度も何度も登場するこの界隈。

ここを流れる堀川は、名古屋城が建てられる時に資材を運ぶ運河として掘削された人工河川で、

1610年に福島正則が工事を担当したそうだ。

納屋橋自体は大正時代の橋をモチーフとして設計されている橋で、

周辺に残るレンガ造りの建物などと合わせて、ナゴヤ市内で好きなポイントのひとつだ。

納屋橋はその当時から変わらない場所にある7つの橋の一つ。







橋を渡り、床屋に寄って40分ほどのんびり。

この行きつけの床屋、納屋橋がかかる広小路にあるのだが、近くにヒルトンがあるからか

欧米圏出発の旅行者と思われる人たちがちょこちょこいたりして、写真撮影頼まれたりする事がある。

この前行った時など、僕以外の客は全員金髪の外人で、けっこうびっくりした。









●笹島⇒烏森へ
笹島は名古屋駅のすぐ近くにある大きな交差点で、名駅都心の中心地みたいな場所だ。

『広小路』と呼ばれる通りはこの交差点の先は『太閤通』(たいこうどおり)と呼ばれるのだが、

ほどなく左折して、近鉄線に沿って通行量の少ない、走りやすい道を通って西へ向かう。

栄に引っ越す以前『伏屋』という町に住んでいた時、通勤路として使ってた道だ。











●ベーカリー『ピカソ』
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伏屋に住んでいる時にOPENしたベーカリー。

当時から注目していたけれど、3年経ってすっかり人気のお店になっている。

ここに立ち寄ってブランチしていこう。












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焼きあがったパンがどんどん並べられてゆく店内。

どれもこれもおいしそう いや、実際、美味しいんだけど!

レジには長蛇の列が出来ていて、かなりの人気ぶりなのがわかるわけです。














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早速、テラス席でいただこう

まずはハバネロチョリソーのパン。

ひと口噛むごとに、プツッ、プツッ!と小気味良い歯ごたえと共に、肉汁が飛び込んでくる。

美味しい

でも、結構辛くて、あわててアイスコーヒーと一緒に、流し込んでしまう。













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ピカソ一番人気という牛肉ゴロゴロのカレーパン

以前、通勤途中に立ち寄って、昼食用に度々購入していたものだ。

かぶりついてみると・・・ムホホ、揚げ立てでサックサク♪お昼ごはんの時とは違う美味しさだ。

中のカレーは前より美味しくなっているかもしれない。

あれ、でも、最近似たようなカレーを食べた様な気が・・・???

バーミキュラを購入したからの気づきかもだが、このカレーは市販ルー○○○で作った無水カレー?












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都心部のオープンテラスのカフェでもよく見る光景だが、ここでもスズメのチュン太がやってきた。

パンのかけらを渡すと、茂みの陰に持って行って隠れて食べた後、またチョンチョンとやってくる。












●大名古屋温泉(ダイナゴヤ オンセン)
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ピカソがある烏森からおよそ10分、大名古屋温泉に到着。かなり久々だ。










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壁面にはナゴヤらしく鯱(シャチホコ)のロゴ?が。

この温泉、館内の内装のいたるところが鯱をモチーフにしていて、注目してみると結構おもしろい。

例えば、大浴場の湯出口などは、当然、全て鯱をアレンジしたデザインになっていたりする。










大名古屋温泉はナゴヤ市内で唯一の高熱温泉(45度以上)として知られるようだが、

僕が何よりも気に入ってるのは、『空いている』事だ。

ここにはかなり大きな大浴場があるが、(時間帯にもよるだろうが)大体、いつも5~6人くらい、

多くても10人以上の人が同時に入浴しているのを、僕はいまだ見た事がない。

また、中庭の様に遮蔽されている露天風呂のスペースがあるのだけれど、

ここも5人以上の人が同時に入浴しているのを見た事がない。

この空き具合が、田舎の温泉に来ている様な解放感を演出してくれる。

今住んでるマンションの近所にも温泉はあるけれど、客回転重視のスーパー銭湯っぽいかんじ。

こういう人が多い風呂は、たまに使う東京のカプセルホテルの朝のサウナを連想して、

逆になんか気疲れしちゃうんだよな。

その点、大名古屋温泉は本当に静かで、お湯の音と風の音しか聞こえてこない。

露天風呂のスペースの日よけの下のビーチチェアに寝転んでみれば、

吹き抜ける優しい風に包まれて、まるで高原の一軒宿の貸切露天にでもいる様な感じ。











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と、言っても、様相から見れば、ここがおよそ現代の人気施設には程遠いノスタルジックな空間で

ある事は、疑いようもなかろう。

ゲームコーナーの筐体の通電率は50%程度のようだし、このじゃじゃ丸は動くのかしら?












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ゆっくり休ませてもらった大広間。

しかし、不思議な造りだ。

普通、広間のど真ん中にこんな柱を置こうとするものだろうか・・・???













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欄間の造作は当然『鯱』という芸の細かさなのに。













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広間の中央には甲冑。

一ノ谷の戦いで指揮をとった平家方の有名な武将の甲冑だそうで、かなりすごいとは思うのだが、

前田利家とは何の関係も無い。

達筆だとは思うけど、特段食欲をそそるワケでもない巨大なお品書きの数々と、相通じるものがある。

まあ、『わかりやすい魅力がたくさん詰まった』人気温浴施設の路線と、

大名古屋温泉の路線が全く別である事は間違いない。

ただ、従業員の方たちはとてもハートフルであり、マニュアル等にとらわれない(ってか、おそらく

マニュアル無いし、本人たちは無意識だろうけど)色々な気配りが2時間足らずの滞在時間で散見されたのは

特筆すべき美点でないかと思う。




とにかく、名古屋市内でのんびり温泉に浸かりたい(だけの)方にはお勧めだ。

日帰り入浴料 日中750円 夜間550円












●庄内川
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以前の住まいはこの川の対岸(中州のような場所)にある。

今日は渡らずに、堤防の上の道を川沿いに国道一号線まで下る。

そういえば、大雨でこの堤防のふちまで水が来て焦った事があったな・・・。













●国道一号線
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この道を使って都心方向に戻る。

気温は30度を超えてきて、少し暑くなってきた。

久々に夏が戻ってきたカンジ。














●中川運河
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かつて瀬戸物と呼ばれる陶器や、木材などを輸送する艀が1日何百艘も行き交った中川運河。

往時の活気は見当たらないが、今、この運河周辺を新しい文化発信の拠点にしようという

プロジェクトが進行しているらしい。

確かに、小樽も倉敷も、運河がしっとり整備されている街は素敵だが、

名古屋ほどの大都市で実現するとしたら、国内では珍しいのではないだろうか?

今住んでる家からも近いし、ぜひ、早急に整備してほしい(笑)















●松重閘門(マツシゲコウモン)
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その中川運河と、ウチの前を流れる堀川(運河)をつないでいたロックゲート。

左側の建物には関係する機械類の様なモノも見え、今すぐにでも動かす事が出来そうだが・・・

昭和50年ごろにお役ご免となった時に遮水板をコンクリートで閉塞され、もう、動かない。

松重閘門の先を左折して進み、洲崎橋まで行けば、ゴールだ。















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1周20kmのショートコース。

自転車道が整備されているか、交通量が少ない場所が多く、日中、軽く走るには最適だった。

都心回遊コースと並ぶ定番コースになりそう。