仙台に住んでいた弟一家が福岡に引越しになってしまい、

「孫になかなか逢えなくなった~」とガックリしてる両親に、『たまには親孝行を・・・』と思い、

金曜日から月曜日にかけて里帰りしてきた。



土曜日はお寿司を食べに出かけ、日曜日は僕の運転でドライブ・・・と。

今、大人気の『あまちゃん』の舞台になっている種差海岸に行こうかと思っていたのだが、

2年前に母親の運転で連れてってもらった(当時は免許失効してたので)海岸だという事を知らされる。

じぇじぇ。



母親は太平洋側の種差海岸とちょうど反対側にあたる、日本海側の鯵ヶ沢を訪問したいらしい。

『鯵ヶ沢か・・・』

ウチから200kmくらい離れているので、今の両親ではドライブではなかなか行けないだろう。

僕も、鯵ヶ沢の近くの弘前に行きたいと思っていたので、北東北の日本海側をぐるっと回る

ドライブに出かける事にした。

かなりのポイントを回ってきたので、主要なところだけご紹介。




◎自宅出発(4:00)~仙岩峠(4:50)
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3:45の時点で周囲が明るくて驚いた。

現在、実家には軽自動車しかないので、あらかじめニコニコレンタカーでマーチを借りてきていた。







◎田沢湖(5:00過ぎ)
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高速を使い、秋田にある田沢湖まで1時間ちょっとで到着。ここは昔水質が日本一綺麗な湖だった。

この朝は霧に包まれてとても趣きがあった。

深さが423mもあり、世界で16番目に深い湖でもある(勿論、日本一深い)。








◎玉川ダム(5:30過ぎ)
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玉川の上流には「玉川温泉」という日本最高レベルの強酸性(ph1.05)の温泉があるのだが、

その水がそのまま川の中に注がれるとあらゆる生物が死滅してしまう。

そこで、石灰による中和処理が行われており、その関係でこのダム湖は深いブルーの水を湛える。









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秋田と青森の県境あたりでキレイな虹が。

この日の天気予報は『曇りのち晴れ』だった。









◎弘前(7:30頃)
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今回、僕が弘前で行きたかった場所・・・映画『津軽百年食堂』のロケ地になった三忠食堂。

劇中でオリラジの藤森や伊武雅刀がここで蕎麦を作っていた。

ここで『津軽そば』食べるの楽しみにしてたのだが、なんと、日曜定休










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こちらは劇中で福田沙紀演じるカメラマンの生家である写真館として登場した建物。

弘前城や官庁街に近い、一等地に建っていた。










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盛岡もそうだが、弘前も古い建物がよく残っている。

ばあちゃんが生まれた大正10年に建てられたこの教会、なんか見た事があるような気がしたら、

博物館明治村にある教会と同じ技師が設計した建物だという。









◎斜陽館(9:30)
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ご存知の方も多いかもだが、五所川原市金木町にある太宰治の生家だ。

昭和23年に人手に渡った後、旅館『斜陽館』として平成8年まで営業され、今は資料館になっている。

当時の富裕層に人気だった和洋折衷の造りなのだが、とにかく豪勢な内装で驚いた。











◎鶴の舞橋(11:30)
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丹頂鶴の飛来地で有名な青森県鶴田町の廻堰大溜池にかかる、日本最長の木造橋(全長300m)。

津軽富士とも呼ばれる岩木山を背に、風雅な姿を見せてくれる。

ただし、建造されたのは平成2年という事で、歴史的建造物というわけではない。









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この橋、西村京太郎作「十津川シリーズ」作品の舞台になった事がある。

ドラマ版では、渡瀬恒彦演じる十津川さんが池上季美子演じる犯人を、この場所でタイホしていた。









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弘前から津軽エリアをしばらく走ったんだけど、営業しているのはチェーン店ばかりで

地場の店になかなか出会わなかった。しかし、空腹も限界だったので、仕方なくここで昼食を・・・。

天ざる420円。公共のレストランなのかな。良心的な値段ではあるけれど、トホホ・・・

と思っていたら・・・ウマイ!!

蕎麦も、天ぷらも、ウマイ。

岩木山を従えた鶴の舞橋を眺めながらっちゅうロケーションも、なかなか贅沢感が。

あのエリアで、食べるものに困ってる旅人は、ここでソバ食べるのもいいかも知れない。




(つづく)