先週、欧州向け雑誌の取材にくっついて飛騨高山、奥飛騨温泉を廻ってきた時の周遊記

全部は紹介できないけれど、これからの時期、高山・奥飛騨温泉方面に遊びに行く方の

何かの参考になればいいなあと思います^0^





◎高山駅
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朝の高山駅。駅舎の中も昔のままで、とても風情がある

ウィークディという事もあり、駅は地元の高校生と、外国人の旅行客ばかり。

朝、特急で降り立って、ここから旅を始めるのはいいだろうな~(僕は前入り)。








◎宮川朝市
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まずは宮川沿いの朝市に行ってみよう。

高山では陣屋前(取れたて野菜等が多い)と宮川沿い(工芸品等が多い)の2箇所で朝市をやっている。

今の時期は農家が田植えで忙しい為、ハイシーズンと比べるとお店は少ないが、

漬物(美味しい!)や、小物や、寒天の店などがあって、声をかけながら歩くのは楽しい。







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高山の伝統工芸、一位一刀彫(いちいいっとうぼり)のお店のおっちゃんも、楽しい話が出来る。

売ってるのはちょっとおしゃれな小物類が多くて、僕はペーパーナイフを買った。

伝統工芸、僕は今まで全く興味がなかったのだけれど、今回の旅でだいぶ考えが変わった。








◎朝の町並み
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『古い町並み』として有名な上三之町からちょっと離れた日下部民藝館エリアも情緒ある町並みだ。

ここは市内で一番大きな商家。まだ、9時前でオープン前という事もあり、人通りは皆無。

静かな、古い町並みの散策を楽しめる。









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少し歩くと櫻山八幡宮だ。

神職が掃き清める中を、数人の観光客が参拝にきている。

『櫻山』の名前の通り、神社の各所には『桜』をモチーフにした模様があって、趣深い。









◎飛騨家具メーカー『日進木工』
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桜山八幡宮からクルマで10分の飛騨家具メーカーに行ってみよう。

日本を代表する高級家具のカテゴリでもある『飛騨の家具』は、市内大小の家具メーカーが作っている。

木を蒸気で蒸しながら大きな圧力をかけて婉曲させたりして部材を作り、宮大工が加工。

技術はとても高度で、もともと木工家具の本場であったヨーロッパの企業が、逆に学びに来るほど。

このセンスの良い椅子も、驚くほどのすわり心地。取材班から感嘆の声が上がる。僕も欲しくなった。



また、この時まで知らなかったのだが、飛騨家具はアフターメンテがとてもしっかりしていて、

例えばソファや椅子の布地が擦り切れたりして破れるなどしたら、

メーカーに送れば無償でなおしてくれるのだそうだ。こういうモノづくりは素敵だよね。









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100人以上の職人が働く工場内を見学させてもらい、飛騨家具のモノづくりにかける熱を体感。

また、工場では意外なモノも作っていた。

現在再建中の、名古屋城本丸御殿の格子細工。なるほど、新しい状態だと、こんなに綺麗なのか・・・。

宮大工の繊細なモノづくりに、目を奪われる。









◎飛騨高山美術館
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ガラス工芸品を熱心に展示している私設美術館。

数年前まで市内を走っていたクラシックロンドンバス(1967製)がお出迎え。










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16世紀から20世紀の世界中から収集したガラス工芸と、アール・ヌーヴォー、アール・デコのガラス工芸品、

19世紀末の家具や照明器具などを収納。昔、シャンゼリゼ通りにあった柱状の噴水など、面白い。

おフランスのミシュランガイドで3つ星をもらっているだけの事はある。










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結婚式もよく行われるというだけあって、庭やレストランの雰囲気も素敵だ。

アルプスを展望出来るカフェレストランが特にいい。夏の夜はビアガーデンもやるそうだが、

ぜひ、来てみたい。












◎平湯大滝
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美術館のレストランで昼食をとり、午後からは奥飛騨温泉エリアへと入ってゆく。

奥飛騨温泉エリアの入り口・平湯温泉までは市内からクルマで1時間ほど。

前から好きな温泉地だったけれど、この旅で、ますます好きになってゆく。






(つづく)