走行日:2009.08.14(金)※お盆

お天気:快晴

乗車:DAHON Vitesse P16





2009年お盆みちのくポタリング。

最後にご紹介するのは、僕の大好きな街、盛岡(MORIOKA)でございます(´ー`)








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盛岡市は岩手県の県庁所在地。




本州北部のド内陸にあるこの街は、夏はそれなりに暑く、冬は札幌よりも寒いという厳しい自然環境。


その分季節の鮮やかさはどんな県庁所在地にも負けない!という自信が僕にはあります。





もともとは南部藩20万石の城下町であり、北上川を中心とした河川貿易の拠点として栄えておりました。

その後、幕末の戦争で敗戦国となり、明治時代には中央政府に搾取される厳しい時代を迎えますが、

この逆境の時代に総理大臣の原敬をはじめ、多くの偉人を輩出する事となります。







それでは、一緒に盛岡をポタリングしてみましょう\(^o^)/





















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●材木町
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宮沢賢治ゆかりの出版社があったこの町には、彼ゆかりのオブジェがたくさんあります。

宮沢賢治(1896-1933)は岩手県花巻市出身の詩人・童話作家です。

質屋・古着商の家に生まれた彼は、比較的裕福な家庭で育ちつつも、周囲の貧しい農家の人々が

飢饉に陥るたびに家財を売ったりするのを幼い頃から目の当たりにし、

自己犠牲や奉仕についての意識を強くもって行くようになります。


彼は郷土岩手の地、特に自然を深く愛しました。

作品中に登場する架空の地名、理想郷を「岩手(いはて)」をエスペラント風にしたイーハトーブと

名づけ、独特の魅力にあふれた作品を数多く生み出します。

詩の代表作としては有名な『雨ニモマケズ』、童話としては『銀河鉄道の夜』などがあり、

国民的な作家として名を連ねるようになりました。

しかし、これらの作品が高く評価されたのは全て彼の没後であり、生前、その作品が売れる事は

皆無でした。























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『セロ弾きのゴーシュ』絡みのオブジェかな?




















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光原社。

賢治の存命中に唯一出版された童話にして、僕が最も好きな作品「注文の多い料理店」の発行元でした。

今はステキなカフェスペースになっているので、後日、ご紹介します♪





















石川啄木新婚の家
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啄木は岩手が生んだ明治期の俳人。

この家は、26歳で早世する彼が一時の間に住んだ家でございます。





















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啄木は中学校時代に知り合った節子と19歳で結婚します。

この家で執り行われた結婚式の日、啄木は東京から戻ってきたものの、この家をスルーして、

盛岡より北にある生地・渋民村に帰ってしまい、主役がいない珍妙な結婚式になった・・・という事です。



彼はなかなか破天荒な男なんですよね。




















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この日の盛岡は30度くらいの気温でした。

でも、風が吹きぬける古民家の中は驚くほど涼しく、キモチが良いのです(´ー`)




















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実際に彼が使った机に触れる事が出来るのは嬉しいですね。



















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●石割桜(裁判所前)
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樹齢350年。大きな岩を割って伸びた桜は、春になると力強くたくさんの花を咲かせます(^▽^)




















●岩手県公会堂
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昭和2年完成のアールデコ調の建物。当時、市内で一番高かった建物です。

ここには老舗レストラン『夛賀』(たが)が入っています。

その昔、パリのホテル『リッツ』で修行を積んだシェフがいた事で有名になったそうですよ^^


また、左下に写っているのは盛岡生まれの第19代内閣総理大臣・原敬の胸像でございます。




















●中津川河畔と県民会館
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盛岡の中心部を流れる清流・中津川。秋になると、たくさんの鮭がここを遡上してゆきます。





















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上の橋(かみのはし)。

江戸時代にかけられた橋で、京都の五条大橋同様、欄干の擬宝珠が特徴。

この橋から2つ下流の「下の橋」(しものはし)にも同様の造りがあります。

また、下の橋の近くには5千円札の肖像で有名な『新渡戸稲造』の家もありますよ♪






















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この界隈は、盛岡の中でも最も好きなトコロですね。

恋人、友達、家族、あるいは1人で、どんなカタチで散策しても「素敵だ」と思える事を保証します^^

















盛岡探訪、続きます♪