●この旅で5つ目の小島・下地島へと入ってゆく
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隣の伊良部島との間には「ちょっとした川」にしか見えない幅10~20m程度の水路があるだけ。

そういえば、途中、確かに小さな橋を渡って移動したが、あれで隣の「島に入った」という感じはなかった。








●ただ、周囲の景観は変わる
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広大な干潟がどこまでも広がっているぞ

こんな景色は、今まで見た事ないかも知れないな。

シオマネキだとか、ハゼだとか、たくさんいそう!

そして、この島には・・・






●下地島空港がある
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2019年2月のこの旅の時点ではJALのパイロット育成専用の空港だったらしい。

この空港は、僕が購読しているあるマンガ作品で、大変なことになる。








●かわぐちかいじ作「空母いぶき」
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尖閣諸島の領有をめぐって日中間の緊張状態が増し、ついに局地的な武力衝突が発生するストーリー。

主に東シナ海の洋上・海中を舞台とする各種艦艇、航空機を中心とした戦術・戦闘を描く作中で・・・







●最前線の拠点を叩く事を目的とした中国軍機の攻撃を受けてしまう
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ぎゃあ、危ない






●勿論、現実ではそんな事はおこっていない
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のどかなもんだ~♪

そういえば、この旅の最中、沖縄県普天間基地を辺野護地区に移設する件の県民投票において、

「反対」を呼びかける無数ののぼりを宮古島全域で見かけた。

去年の沖縄県知事選でも投票率6割超えで故・翁長さんの後継の玉城さんが過半数の得票で当選したし、

基地負担については県民の多くが「NO」と思っている事は間違いないだろう。

旅の中で50年近く前の日本国への復帰を喜ぶ記念碑をいくつも見かけたけれど、

結局のところ、敗戦後に米軍が構築した各地の基地はアメリカ統治下と同様のレベルで使われ、

在日米軍兵力とそれに伴う騒音、事故、事件も沖縄に集中しているわけだから、無理もなく思う。

『おそらく、辺野護移設も県民投票で反対されるだろう』

県民が納得出来ていないことは在日米軍の8割が沖縄に集中している事自体とそれによる各種問題であり、

「基地の設置場所」ではないんだろうから。

(そして、予想通り、県民投票は投票率50%超で「反対」が7割超だった)








●正直、僕は『国防論』にはあまり興味がない
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僕の日常で外国人との関わりはビジネスやプライベートでの協力関係の方が圧倒的に多いので、

どうしても『敵対』のイメージがあまり浮かんでこないんだよな。

一方、実家に帰った時、ウチの父親などは隣国関係の国防問題を積極的に話題にしたりする。

しかし、彼は別に日常的に隣国人と敵対的なやりとりをしているわけではない(というか、やりとり自体が無い)。

考えてみれば、漁業関係者等で周辺国の船団と競り合いが発生する人でもなければ、

領土・領海などの件で現実的に外国人と接触する民間人なんて、そうそういないだろう。

案外、隣国にまともに行った事もリアルにやりとりした事も無い人ほど、そういう話題を好むのかも知れない。

国防、僕も大切だと思うけれど、「色々言う割に自分は何も負担しない」みたいな話ばっかりで好きじゃない。

大体は、他人まかせの何の生産性も無い話になってしまう様に思う。

基地負担は沖縄に任せっぱなしだし、国防強化の為に自らの懐痛めようなんて話も出ないもんなあ。

『5年以内に空母3隻増やす為に国民1人あたり年10万増税しようぜ』みたいな具体的な話なら共感するけど、

国も借金だらけで、何かしらサービス増やすのに自己負担無しでって時代でもあるまい。

個人的には、僕ら民間は様々な分野で隣国と友好的な関係築きつつより多くの税金を国に納める事に努め、

軍備などの専門的な事は専門家に任せるというのが、『国防』の最適解に思うなあ。








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(6)伊良部島探検篇【完結】







●・・・まあ、生産性の面では、このブログもゼロだ
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むしろ、大マイナスかもしれんね











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「ニーハオ!」と元気よくあいさつして中国人の若者3人がママチャリで僕を追い越していった。

宮古島、今現在では国際線は無かったと思うけど、結構マニアックな場所に来る外国人もいるんだな。

ちなみに、この旅が終わって1か月後の3月、この空港では成田便と香港便の利用が始まる事になる。

また、三菱のMRJプライベートジェットの発着も可能となり、世界の富裕層の来訪も始まるようだ。

きっと、これから賑やかになるのだろう。










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さて、空港の突端までやってきた。

自衛隊機と中国軍機の戦闘が発生していない事は勿論、飛行機が飛んでる様子もないのだが、

とんでもない土砂降りになった







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傘を差しながら、海岸線をヨタヨタと進む

くっそー、本当に天気に恵まれない旅だったが、とにかく、主要スポットは全て回りきった。

もう、早くホテルに帰って、グッタリと休むとしよう









●「通り池」なるスポットがある様なので、寄ってみる事にする
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一刻も早くホテルに帰りたいハズじゃなかったっけ・・・??

でも、亜熱帯の林を歩くうちに、打ちひしがれた気分が少し減って、沖縄旅してるテンションが戻ってくる









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おお~

深いブルーの水を湛えた、ぽっかりとしたふしぎなカタチの池!

僕が立っている場所の背後にも同じような池があり、僕の下にある水中洞窟でつながっているという。






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サンゴ礁由来の石灰岩地形の上を、遊歩道はかなり遠くまで案内してくれるらしい。

これはなかなか楽しい。行けるとこまで行ってみよう







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すぐに終わってしまった

以前はもっともっと長く遊歩道が続いていた痕跡がある。

降りてみたところでとても歩きにくそうだし、常識知らずの中年観光客としてニュースになりそうだな。

さて、マジでホテルに戻るとしよう。







●琉球国離島ポタ旅テーマ曲「Fly away」(KONAMI DDR(Chiyo Tia))









●以降、大雨の中を・・・
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●ひたすら走り続け、再び「伊良部島」に戻る
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●13:51 長山港
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海上保安庁の巡視船がたくさん停泊している港に到着したら、雨があがってホッと一息








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ノタノタと進むうちに、伊良部大橋が見えてきた。

いやあ、下地島に入って以降は、まともに雨宿り出来る場所もなかったのが、地味に堪えた。






●伊良部島入口の「宮古島まもる君」とパシャリ
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「宮古島まもる君」は、宮古島各所で見かけたおまわりさんのモニュメントだ。








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驚くべきことに、両目は監視カメラ、耳はマイク、口にはスピーカーがついていて、首は360°動く。

本当に島を見守り、島民の声に耳を傾け、違反者には音声で注意するという(注:冗談です)。







●さて、後は伊良部大橋を渡ってホテルに退却するだけだが・・・
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●ここで、この旅一番の大雨
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雨と風が襲い掛かってくるが、これらを凌げる場所がない

仕方無いので、伊良部大橋手前の砂利の駐車スペースらしき場所で、BROMPTONくんに跨ったまま、

傘を握ってひたすら耐える






●・・・何もやれる事ないし、パンでも食べるか
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伊良部島の集落にあった香ばしい商店で購入したパンは、よく見ると消費期限を2日過ぎている。

『・・・まあ、いいか』

多分、日常茶飯事の事なんだろうし、季節的にも問題ないだろう。

激しい雨の中、2日余計に熟成したパンを美味しく頂く(*v.v)。。






●雨宿りは1時間近くにおよんだ
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ようやく小降りになった。

3.5kmの橋の途中でまた本降りになる可能性もあるが、もう、行っちゃおう!







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BROMPTON乗りの御夫婦らしき2名とすれ違う。

あちこちに旅に出かけているが、都市部以外でBROMPTON乗りと行きあった事は数えるほどしかない。

しかし、今の状況では声をかけてみようという気にもならなかった。








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幸いにして、伊良部大橋走行中に雨に襲われる事はなかった

この旅何回目かもう判らんけど、ホント「晴れてたら全然違ったろうに」と思わざるを得ない。







●15:10 ホテル到着
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ホテル到着と同時に降り出した滝の様な雨は、この後、夜19:00まで止まなかった。

紙一重だったな~

ギリギリのところでは、結構、ツイてたのかも知れん。






●ひと眠りした後、宮古島最後の晩餐に出かける
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お、ここなら宮古島産「伊勢海老」が食べられるようだ

ここにしよう。







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カクレクマノミさんのいる水槽の正面のカウンター席にした







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伊勢海老の活造りは5,000円か

さすがにいい値段するが、特産物を味わう旅だし注文しないワケにもいくまい・・・と思ったら、

4~7月限定らしい(注:ブログ執筆中に4~7月禁漁だったのに気づいた)

仕方ないから刺身の盛り合わせにしておくか・・・。






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オリオンビールをゴキュゴキュゴキュ!!!

「ご当地補正」なのか判らんが、沖縄で飲むオリオンビール、やたら美味しく思うのは僕だけではあるまい。

あひィ、泣けるほど旨い(><。)





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お刺身を頂く(*v.v)。。

プリプリでとても美味しい。




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天ぷらを頂く(*v.v)。。

お魚の天ぷら、ちょっと衣厚すぎに思うが、これが琉球流か。まあ、美味しい。







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宮古島流お好み焼きを頂く(*v.v)。。・・・・・これは、あまり口に合わなかった。

僕は、大体「口に合わない」という事はないんだけれど、宮古島そばといい、宮古島やきそばといい、

このお好み焼きといい、ここまで「口に合わない」が出る旅は珍しい。初めての経験だ。






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『まあ、それでも来て良かったなあ』

なんだかんだで、見聞も広まったし、気分転換も出来たしな

水槽の中で30cm級の巨大なシャコ?がベッドを作った後、のんびり仰向けに寝っ転がったのを見届けて、

お勘定してホテルに戻る。






●2月18日月曜日
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9:00頃にチェックアウトしてお土産屋さんへ。

なかなか来ない場所には違いないし、チームメンバーや友達へのお土産を買ってかないとね







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珍スポ旅のYや妹分のシーモにはトートバッグを購入。

他、チームメンバーには様々な小物を購入。

自分の分は・・・特にいらないや







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空港まで3km程度の道は自走にて。

結局、綺麗な色の海を見れたのは初日だけだった。






●空港、到着!
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・・・と、ここで、チームメンバーや取引先から色々業務の連絡が入り始める。

まあ、国内旅だし、海外ロマン旅の様に「旅行中」周知して旅に出たわけでもないからなあ。

チームメンバーにしてみても、緊急度の高いものは、当然連絡してくるであろう。






●空港のカフェでしばらく業務に取り組む
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旅行中の業務連絡は、興が削がれる側面もあるものの、休みボケ予防に有難い側面もある。

いくつかの案件の処理を小一時間取り組めば、頭の中の仕事情報も更新された状態で明日から稼働できる







●さて、フライトだ・・・
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おや、なんか空の色が・・・





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明るくなってきただと???







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あっ、綺麗な海

今、この瞬間にそれはヒドイ






●約3時間後 尾張国・木曽三川上空
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うーん、やっぱ、特に琉球国には晴れている時に行きたいよね。

まあ、また飛ぼう。

次は石垣島あたりに・・・。





●金山駅到着
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宮古と比べるとさすがに寒く、駅にはコートを着ている人だらけだった。

ここから4kmほど自走で帰宅。

今年は2泊3日~3泊4日級の旅にもう1回出たいと考えているが、まだ、時期・行先ともに未定。

場所はどこでもいいが、ホント、天気だけはいい時に当たりたい。

と、いう事は、秋・11月頃とかになるのかな。

行き先、じっくり考えることにしよう。




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(おわり)