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(ルーマニア)寝台特急ユーロナイトでルーマニア入国 








●2018年9月20日21:59(ハンガリー現地時間)
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寝台特急ユーロナイト・ブカレストノルド行きに乗車する僕は、Ketegyhaza駅ホームを眺めていた

ハンガリー第三共和国の駅も、残すはあと一つ。

ここから50分先のLököshaza駅を過ぎると、列車はルーマニアに入国する事になるだろう。












●真っ暗な大地を疾走し、少しウトウトし始めた22:51、国境の駅Lököshaza駅に到着・・・
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この列車は車内放送が全く無いらしい。

パスポートチェックがあるだろうと思っていたこの駅の到着に際しても『ノーアナウンス』。

でも、停車した後、なかなか出発しないので『出入国管理官が回ってくるのかな?』・・・と思った。

・・・しばらくすると、ドアがコンコン★

ドアを開けると、警察官の様な服装をしたガッシリと大柄で、なかなか美しい若い女性の管理官がいた。

管理官:「パスポートチェック」

パスポートを渡すと、彼女の前に立つように指示された。

背の高い彼女は見下ろす様な感じで僕の目をじっと覗き込み、空港の管理官同様に虹彩などを確認する。

管理官:「・・・OK

彼女は笑ってスタンプを押し、「良い旅を」と言ってパスポートを返してくれた。

『空港の管理官より、ずいぶん優しいな!』・・・そう思ってスタンプを眺めると・・・







●あっ
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蒸気機関車のマークが付いたスタンプが押されているぞ








●ちなみに、トルコ出国→ハンガリー入国の時は・・・
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飛行機のマークがついている。

今まで気にした事がなかったが、入国時の乗り物によってマークが変わるらしい。

『・・・と、いうことは』

BROMPTONくんに乗って入国したら、自転車のスタンプになるのだろうか

もし、まだそういうスタンプが無かったら、初めてそれ作った国は、世界中のサイクリストの人気を集めそうだ。












●次のルーマニア国Curtici駅の到着時刻は2018年9月21日00:31(ルーマニア時間)
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ハンガリー、ルーマニア国境駅間の電車の走行時間は時刻表上では1時間30分ほどあるが、

両国の間には時差が1時間あり、実際の移動時間は30分ほどという事になる。








●ハンガリーの出入国管理官が全員若かったのに対し、ルーマニアの管理官は年寄りばかりだった
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こちらでも蒸気機関車のスタンプ。ビミョーにデザインが違うらしい

・・・と、パスポートコントロールが終わったら、急に眠くなってきた

どんな入国審査方法なのか判らなくて緊張してたのが解除されたらしい。

到着前に車掌さんが起こしてくれるか確認していなかったので、

念のため、目覚ましを4回セットして、意識を失う。。zzz








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・・・その夜は、BROMPTONさんと寝台特急に乗っている夢を見た。











●ロマン探求ポタ2018(*v.v)。。後半テーマ曲 KONAMI 悪魔城伝説(1989)♪Aquarius 












●ハッ
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・・・なんでもないのに、目が覚めてしまった。

時刻は5:30近いが、今日のルーマニアの日の出は7:10ごろなので、外はまだ真っ暗。







●室内灯を付けて、ふと、部屋の出入り口上のパネルを見ると・・・
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あ、これ『目覚まし不要ボタン』か

どうやら、デフォルトで車掌さんの目覚ましサービスはあって、それが不要ならばこれを押せばいいらしい。








●でも、僕の性格からして、もう眠れないだろう
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何気なく廊下に出て、しばらく車窓を眺めていると、ぼんやりと明るくなってきたのが判った。










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空が次第に白み始めて・・・








●トランシルヴァニアの広大な平原を走っている事を実感した
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平原の中、ところどころに湖があったり、教会を中心とした小さな村があったりする。










●何気なく車両の前の方に行ってみると・・・
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出発したブダペストケレティ駅時点では二等寝台車が連結されていた筈なのが、機関車が接続されている。

そういえば、進行方向が逆になっているし、どこかの駅で切り離されたようだ。

車掌室から顔を出したジェシカ車掌が「そっちにはあまり近づかないでね」と注意を促してきた。

・・・そして・・・







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定刻より約20分少々の遅れで・・・







●シビウ駅に到着
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ジェシカ車掌が優しく見送ってくれる ブダペストケレティ駅の職員に見習ってほしいホスピタリティだよ。

降り立ったホームの空気は、だいぶ冷たく感じられた。









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奇妙なくらい静かな駅の地下通路を通る。

こんなに静かな電車旅は、生まれて初めてだと思う。









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工事中の駅舎の地下通路を出ると、ちょうど日の出のタイミングだった

グッドモーニング、トランシルヴァニア








●駅舎はなかなか立派
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さすがに、この地方で最大規模の都市というだけある。

・・・と、言っても、人口は15万人ちょっとだが。







●やはり、街はまだ眠っている
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・・・まあ、このあたりは予想通り。

本当は、目覚めるか目覚めないかくらいの明け方の街をBROMPTONくんで走り抜け、

『絵に描いた様な田舎』まで進出して、ドラキュラ攻略のヒントパシャパシャと写真を撮りまくるつもりだった。


しかし、もはや僕にはBROMPTONさんも、BROMPTON号もいない・・・(*v.v)。。







●この先、僕はどうやって、一体、何と戦えばいいんだ??
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・・・その答えは、この先の『教会都市』で見つかることになる。

ロマン探求ポタ2018 最終探訪地域トランシルヴァニアを舞台とした僕の戦いが、今、始まる(*v.v)。。





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■ロマン探求ポタ2018(*v.v)。。INDEX
序章

Ⅰ.イスラエルの章

Ⅱ.トルコの章

Ⅲ.ハンガリーの章

Ⅳ.ルーマニアの章

終章