●2018年9月20日12:00(ハンガリー現地時間)
僕はリスト・フェレンツ国際空港行きのターキッシュエアラインズ0133便内で
この旅4回目の機内食を食べ終わっていた。
●1時間ほどで3か国目の立ち寄り国・ハンガリーに到着
この国は寝台特急でトランシルヴァニア入りする為だけに立ち寄る様なもので、
滞在時間はせいぜい8時間程度。うち、探索可能時間は実質6時間程度と、短い。
●探訪先は首都ブダペスト
当初計画では、空港から駅まで自走。
ロッカー等に荷物を預けた後、BROMPTONくんで世界遺産だらけの街の中を走りまわって、
変態の様に写真パシャパシャ撮りまくって・・・
●『ワンダージャパン』でも紹介された珍スポット『ホスピタル・イン・ザ・ロック・ミュージアム』も訪ねて…
『型にハマらない旅人』でも演じてみようか、などと思っていたが・・・
●BROMPTONくんを失った僕は、乗る馬に逃げられた騎馬武者の様なもの。
機動力も気力も失い、このままではこの後の戦場を生き残る事はできまい・・・。
●やはり、この旅には馬(BROMPTON)が必要だ
ブダペストは東欧最大の都市で、人口173万人。もしかしたらBROMPTON販売店があるかも知れない。
まあ、人口1400万人のイスタンブールですら自転車街では見当たらなかったので、難しいかもだが。。。
●ちなみに、BROMPTONオフィシャルサイトで検索すると、ブダペスト市内には2か所の取扱店がある模様
これなら・・・!
ルーマニアでのドラキュラとの決戦前に、馬(新BROMPTONくん)をGET出来そう!
2軒のうち、駅から近いお店『mesterbike』を訪ねてみよう。
㉑
(ハンガリー) ブダペスト宝さがし 篇
●ロマン探求ポタ2018(*v.v)。。後半テーマ曲 KONAMI 悪魔城伝説(1989)♪Aquarius
●リスト・フェレンツ国際空港はやたら小さな国際空港・・・
コンビニの存在感がこれほど大きい首都空港も珍しいと思う。まるでバスターミナルだ。
●最初、原始人がモチーフかと思った紙幣・フォリント
イスラエルのシェケル、トルコのリラ以上に馴染みの無い通貨。
数日の間に色々な通貨を使い回す様な旅を初めて経験しているが、
自分がこれまで旅の中でいくらお金を使ったのか、さっぱりわからなくなる。
●リスト・フェレンツ国際空港にもイスラエルのベングリオン国際空港同様、タクシーカウンターがあった
ベングリオンの係員はおっさんだったが、こちらのカウンターの係員はかなり美しい女の子。
どうしよ、直接チャリ屋に行くべきなのだろうが・・・
やっぱり、珍スポ『ホスピタル・イン・ザ・ロック・ミュージアム』行ってみたい
KOU:「ホスピタル・イン・ロック・ザ・ミュージアムに行きたいのだけれど・・・」
係員さん:「え?どこですって???」
KOU:「こういうとこなのだけど・・・」
係員さん:「なにこれ、キャハハハハ」
KOU:「クルマ、回してもらえる?場所はココ!」(google map上で示す)
係員さん:「ムリよ、あたし、このあたりまでの料金、いくらか判らないもの」
ええ~ 場所が判っても料金判らないタクシーカウンターって有り得るのか??
KOU:「・・・じゃあ、ブダペストケレティ駅まででいいや」
係員さん:「それなら●×フォリントよ」
●担当の運ちゃんは、気のいい中年男だった
運ちゃん:「この空港、めちゃめちゃ小さいだろ。首都でこんな空港、無いよな」
KOU:「まあ、巨大な空港で出発前に迷うよりはいいと思うよ」
運ちゃん:「でも、トーキョーとかだと、これよりずっと大きな空港が何個もあるんだろ?」
KOU:「確かにこれよりは大きいけれど、なんて言えばいいかな、それほど巨大でもないかな。
・・・ってか、悪いね、あまり英語話せないもんで」
運ちゃん:「安心しろ、俺も苦手だ」
・・・やたら「あー」とか「うー」とか言う2人の中年男を乗せたタクシーは、都心部に向けて突っ走る。
●少し、ロシアに似ている街並みをゆく
1980年代までハンガリーもまた東側(社会主義国)であったが、ソ連や東ドイツその他の国々よりも
解放的な政策をとっていて、経済水準も高く西側との交流が多かったらしい。
●運ちゃん:「このあたりから歴史的な建物が増えるんだ」
・・・ムダな情報だな。
今の僕は歴史的街並みよりも『馬』(新BROMPTONくん)を求めている。
●運ちゃん:「列車使ってどこか行くのかい?」
KOU:「トランシルヴァニアへドラキュラ退治に 古城巡りに・・・(*v.v)。。」
運ちゃん:「ブラン城かい?それはドラキュラがいる城だぜ!噛まれない様に気をつけな」
むっ、これは価値ある攻略ヒント
トランシルヴァニアではブラン城を目指せばよくて、敵に噛まれてはいけないらしい。
●運ちゃん:「着いたぜ」
KOU:「おおっ!」
運ちゃん:「ブダペストケレティ(東)駅だ。トランシルヴァニアに向かう汽車はここから出ているぜ。
もう、乗るのか?」
KOU:「いや、乗るのは寝台特急だよ」
運ちゃん:「おっと、待ちな!ここじゃ降りれねえ」
●運ちゃん:「・・・タクシープールは駅の東側なんだ」
運ちゃん:「・・・東側だけやたら古いだろ?政府にカネがなくて、この面だけ直せてないのさ」
KOU:「日本にも似たような古い駅があるな。色は違うけど」
運ちゃん:「日本の駅は、もっと立派だろう。まあ、道中気を付けて楽しみな」
●この街の旅拠点・ブダペストケレティ駅に到着
さあ、ここからが宝さがしのスタートだ。
残された街の探索時間4時間半、候補自転車店は2店舗。
自分の足で、探索してみよう。
勤続20周年記念旅の最終決戦地・トランシルヴァニアの戦いを左右するトレジャーハンティング。
果たして僕は、圧倒的機動力を担保する『馬』(新BROMPTONくん)を調達できるだろうか?
■ロマン探求ポタ2018(*v.v)。。INDEX
Ⅱ.トルコの章
Ⅲ.ハンガリーの章
Ⅳ.ルーマニアの章
終章
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