●旅の2日目
ホテル1Fの食堂に朝食を食べにいく。
朝食はバイキング形式で、日本のシティホテルと同等以上の料理が並んでいた。
●中国らしく、おかゆを食べてみるか・・・
おかゆは白米のものと玄米のものと2種類があり、僕は後者を選んだ。
また、おかゆ用に15種類くらいのトッピングが選べるのがいかにも中国らしい感じ。
僕は何やらよく判らない黒めのトッピングを選んだところ、魚の肝の佃煮で、これはちょっとしょっぱかった
●さて、出立するとしようか
この後のスケジュールは大連へ飛行機での移動。
フライトの時間を14時過ぎと思っていたが、実はそれは到着時刻で、出発は12時過ぎだった事に気づく
●余裕かましてる場合じゃなかった
時刻は10時30分近い。
最寄りの「南京東路駅」まではBROMPTONで移動し、そこから「龍陽路」まで地下鉄、
その先浦東国際空港までリニアで移動するのには50分くらいかかるだろう。
空港で使える時間は30分ちょっとしかないという事になる。
慌てて「南京東路駅」に向けてBROMPTONを飛ばす・・・と・・・
●公安(警官)に呼び止められた
公安:「●×△Θ÷ΣΨ!!」
KOU:「?????」
混乱する僕の前で、公安は道路に掲げられた看板を指さす。
あっ!自転車走行禁止の看板
僕の前に捕まったおじさんが公安に猛烈に抗議している。
様子からして、多分罰金を請求されているんだろうな。。。
抗議中のおっさんには申し訳ないが、こっちは時間がない。割って入って、とっとと支払っておさらばしよう。
KOU:「多少銭(いくら)?」
公安:「50元(約800円)」
●人生で初めて、自転車による道路交通法違反の罰金を、中国にて支払う
その公安が申し訳なさそうな表情をしていたのが印象的だった。
中国の交通ルールを知らないであろう外国人に罰金を請求するのが気まずかったのだろうか。
こちらこそ、申し訳ない。ホント、今、中国の公安はびっくりするくらい一生懸命仕事をしている。
KOU:「対不起(ごめんなさい)」
目と鼻の先にある地下鉄の入り口までBROMOTONを押して進み、折り畳んで、地下鉄に乗り込む。
●浦東国際空港に到着
ここまでかなり慌ててきたのだが、到着してみたら、大連行きの便は30分程度遅れるとの事だった。
利用する中国東方航空のカウンターは客の数に対してスタッフの数が不足していて時間がかかったので、
遅れが出ていなかったら結構危なかったかも知れない。
●そこからさらに1時間遅れて出発
全く何のアナウンスも無い状態で機内で待機させられるのは、なかなかしんどいものだと思った。
なお、上海→大連は1000kmちょっとの距離で30,000円弱と、日本の国内線とあまり変わらない料金だったが、
後で聞いたところでは、中国人向けのサイト(表示は中国語のみ)で購入すれば、3割程度安いらしい。
●上海特別市から2時間ほど飛ぶと、遼寧省・大連市の街並みが見えてきた
かなりでかい!
●この街も、ビルの高さは東京より高そうだ
飛行機が着陸態勢に入り、どんどん降下して街並みがよく見える様になった。
80年前、じいちゃんとばあちゃんは、接岸する船の上から、この街を眺めたに違いない・・・
港に、中国海軍の空母も見えた。
建造中か就役中か、まあ、そんなにキョーミも無いが、これもかなりでかいね。。。
じいちゃんばあちゃんがここに来た時代は、日本もこんな艦をたくさん持ってたんだな。
今、僕がこの1隻に結構なプレッシャーを感じるくらいだから、
現代の我々が想像する以上のプレッシャーを、近海諸国に当時の日本はかけていたのかも知れない・・・
・・・なんて事を考えながら、降り立った大連。
その瞬間から、立て続けに災難が降りかかってくる事になる。
(1)一時的なロストバゲッジ
大連周水子国際空港到着後、いくら待ってもBROMPTONが荷物受け取り場に出てこない。
荷物カウンターに行って事情を説明するも、僕はそんな中国語を話せるわけでもなく、なかなか話が通じない。
結局、『別の機のレーンで流れていて、その後、放置されていた』という中国らしい結果に終わるのだが、
僕はBROMPTONを探していた4~50分の間、『こりゃ、もう出てこなそうだな』と本気で思ってた。
(2)お気に入りのVOLT300の喪失
(在りし日のVOLT300スバルエディション)
青い車体に合わせて購入したお気に入りの青いライト・・・。
空港についた後無くなっているのに気づいた。空輸中に脱落したか、慌ててホテルを出てきた時に忘れたか…
(3)地下鉄に乗せてもらえない
大連市で最近新しく開通した地下鉄では、公安が張り切って乗車モラルの向上に取り組んでいるらしい。
僕は上海の地下鉄同様、係員に荷物がただの自転車であるのを見てもらって、通してもらおうと思った。
その際、地下鉄の係員はOKを出してくれたのだが、なぜかそこにいた公安にNGを出され、
地下鉄に乗る事が出来ず、タクシーで大連市内に向かう事になる。。。
(まあ、乗車時間30分でも500円程度だから、別にいいんだけど)
・・・今思えば、これらの事は、僕がこの後受ける破局的ショックの序曲に過ぎなかった。
僕は気づいていなかった。
この時、僕のBROMPTONが、旅を続ける上で致命的なダメージを受けていたことに。
(4)ハンドルポスト固定ユニットの破損
はわわ~
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次回:その5 運命に抗え!大連死闘篇
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